第3回「ビジネスシーズ フォーラム」のご案内

 北海道立食品加工研究センター(江別市)では、道内の食品企業等における新製品開発、品質の向上等の取り組みをさらに進めるため、ビジネスシーズフォーラムを開催しております。このフォーラムを通じて新たな研究プロジェクト化などの取り組みを進めようとする企業が現れてきており、当センターでは、これらの動きをより活発になるよう積極的に支援していくこととしております。
第3回のフォーラムでは、近年の健康志向の高まりの中、ビタミン等の栄養成分が豊富で、様々な健康機能性が期待され、菓子類や飲料、健康食品の素材として商品の差別化、ブランド化が注目される道産小果実の利用と加工をテーマに事例をご紹介いたしますので、ぜひ、ご参加いただき、活発なご意見をお願いいたしたくご案内申し上げます。
 
テーマ:「道産小果実の利用と加工」(9月24日(木)14:00~)

日 時:平成21年9月24日(木)14:00~16:30(受付 13:30)
会 場:北海道立食品加工研究センター研修室
対象者:食品関連企業、業界団体、技術支援機関、金融機関など定員60名(参加費無料)
 
内 容:
発表1「北方系小果実シーベリーの成分特性と用途開発」応用技術部プロセス開発科 佐藤理奈

シーベリーは、最近、北海道で栽培が広められている新しい小果実です。今回、道内産のシーベリー果汁の成分特性を調べるとともに、様々な菓子素材として利用できる果汁ソースとその用途開発を行った研究について紹介します。
キーワード:シーベリー、ソース、シャーベット、増粘多糖類
発表2「北国の小果実アロニアによる製品開発」    企画調整部相談指導科長  田村吉史

北海道内のアロニア生産量は年々増加しています。当センターではH10年からアロニアに関する研究を始め、様々な製品への利用を検討してきています。これまでの製品化や機能性の検討内容についてご紹介します。
キーワード:発酵、粉末利用、酢、パン、麺、抗酸化性、ポリフェノール
発表3「ハマナス花弁を用いた酒類の製造について」    食品バイオ部主任研究員  富永一哉

北海道の花であるハマナスには、アイヌ民族の伝承などからさまざまな機能性が推定されています。そのハマナスの花弁を用いて、リキュール及びスピリッツの試作試験を行いましたのでご紹介します。
キーワード:ハマナス、花びら、機能性、リキュール、スピリッツ
 
お問い合わせ・お申し込み先:北海道立食品加工研究センター 研究企画係(担当:有馬、樽井)
電話  :011-387-4113
申込方法:参加申込書にご記入の上、FAXまたはE-mailで9月17日(木)までにお申し込みください。
FAX番号 :011-387-4664(食品加工研究センタ-)
E-mail   :FHkikaku@foodhokkaido.gr.jp

「遺伝子組換え作物等に関するコミュニケーション」

 日時 8月21日 18時から20時
場所 さっぽろビズカフェ 札幌駅北口伊藤ビル2F
北海道札幌市北区北七条西4丁目‎ TEL011-700-5000‎
 

演題 遺伝子組換え農作物の研究開発の方向性と安全性評価の仕組み
 

趣旨 農林水産省では、農林水産分野における遺伝子組換え技術を応用した研究開発に関する国民理解の増進及び共通認識の醸成を図ることを目的として、遺伝子組換え農作物に関するコミュニケーション活動に取組んでいる。21年度は、情報発信だけでなく相互理解の深まりを目的とする小規模コミュニケーションをSTAFFの事務局で開催する。コミュニケーションでは、農林水産省担当官等から遺伝子組換え農作物等に関する情報提供を行う。その後、司会者・コーディネーターの進行により、参加者からの質問・意見を受け、相互の意見交換を実施する。
 

 

話題提供者
農林水産省農林水産技術会議事務局  技術政策課 
         技術安全室課長補佐 小松晃氏
 

司会(コーディネーター)

情報セキュリティ大学院大学セキュアシステム研究所
 客員研究員 蒲生恵美氏
 

(社)農林水産先端技術産業振興センター事務局からの参加
 理事      岩元明久氏
 調査広報部   高野博幸氏(農学博士)

 

HOBIA会員の参加を募っております.HOBIA会員以外の方も大歓迎です。
参加申し込み → メールお問い合わせフォーム ご氏名、ご住所、ご質問等
 

作物バイオ情報 2009年6月

ニュース

世界
– 気候変動の軽減と農業  
– エチオピアの科学者が世界食糧賞を受賞 
– 最高のリターンを期待できる農業への投資をG8に呼びかけ 
– クリントン氏:持続的農業システムの原則を提唱 
 

アフリカ
– 共同でアフリカの米生産倍加を狙う 
– アフリカ向け塩耐性で窒素利用効率のよいイネの品種 
– ナイジェリアは規制下での組換えCowpeaの圃場試験を承認
– 2010年までにGMトウモロコシの地域圃場試験実施 

南北アメリカ
– MonsantoとBASFが旱魃耐性遺伝子の発見を発表 
– マイコトキシン生産病原体を殺す化合物を発見 
– Monsantoは、初めての害虫抵抗性大豆をブラジルで商業栽培 
 
アジア太平洋
– IRRI は、フィリピン用に3種のイネ新品種を開発 
– オーストラリアは、組換え大麦及び小麦の試験を承認 
– インドは、パキスタンにBtワタの種子の輸出を認可 
– インドの組換え作物:新しい時代の幕開け 
– オーストラリアでの除草剤耐性サトウキビの圃場試験 
– オーストラリアは組換え青いバラを承認 
 
ヨーロッパ
– EUは、組換え作物による持続的農業への貢献に遅れをとっている 
– EFSA: 抗生物質マーカー遺伝子がヒトの健康と環境に害をなす可能性はない 
– グリーンバイオテクと気候変動 
– ドイツの裁判所は、小麦畑を破壊した組換え反対活動派に刑罰を下した 

研究
– オーキシン、植物形態変化剤 
– スーパーハイブリッドイネのトランスクリプトーム分析 
– Apomictic 作物開発に一歩前進 
– 抗アレルギー性組換えイネは、動物試験では安全と考えれる 

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ニュース
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*世界 *

気候変動の軽減と農業  
「発展途上国の農業がより持続可能になるならば、それがその生産性を上昇させて、気候変動の影響に対してより強くなるならば、現在およそ10億人の空腹の人々の数を減らして、より良い収入と就業の機会を提供することになる。」と、Alexander Mueller氏、(食糧農業機関、FAO)の会長代行)が言った。
Alexander Mueller氏は、ボン(ドイツ)で、気候変動に関して方向性を設定した。これに引き続いて、12月のコペンハーゲンでは、新しい世界的な気候保全に関する合が採択されることになっている。FAOは、コペンハーゲンで3つの提案をする。:国家的に適切な緩和アクション; 農業緩和のための金融; そして、土地用途への広範囲のアプローチの3つである。
FAOのプレスリリースは以下のサイトを見てください。http://www.fao.org/news/story/en/item/20243/icode/、国際食糧政策研究機構の農業と気候変動に関する報告は、以下のサイトにある。http://www.ifpri.org/2020/focus/focus16.asp

エチオピアの科学者が世界食糧賞を受賞 
“Dr. Gebisa Ejeta博士(エチオピアの育種家)は、World Food賞の今年の受賞者でる。発表は、ワシントンで米国のヒラリークリントン国務長官によって先週なされた。Ejeta博士(インディアナのPurdue大学の教授)は、旱魃と害の大きい雑草Strigaに抵抗性の高収量モロコシハイブリッドの開発する彼の研究が認められたものである。彼には、250,000米ドルがアイオワ州州議事堂で10月15日に与えられる。
1980年代初期にスーダンで働いて、Ejeta博士は、Dura-1(アフリカで初めての商業的な雑種のモロコシ)を開発した。雑種は、旱魃に耐性で、最高150パーセント従来品種よりも収量が高い。1999年までに、従来品種よりも150%高収量のモロコシ品巣が100万エーカー以上もスーダンの農民によって収穫された。彼は、次にStriga(トウモロコシ、米、トウジンヒエ、サトウキビとモロコシを含む収穫の収穫高を損なう致命的な害の大きい雑草)の流行と戦うことに向った。彼は、Purdue大学の Larry Butler氏と共に、Striga抵抗性遺伝子を特定して、それを地元の在来種に導入して、新たなモロコシ栽培品種に改善した。
Dr. Norman Borlaug(World Food Prizeの創設者)は、以下のように述べた。「モロコシを改善することでのEjeta博士の成果は、農業における最新技術と国際協力が世界で最も弱い人々を向上させた。
全報告は以下のサイトにある。 http://www.worldfoodprize.org/press_room/2009/june/announcement.htm また、Dr. Ejetaの成果は、以下のサイトにある。 http://www.worldfoodprize.org/press_room/2009/june/ejeta.htm

最高のリターンを期待できる農業への投資をG8に呼びかけ 
現在の財政危機の最中に、G8開発担当大臣は、アフリカ諸国と国連(UN)エージェンシーの代表者が開発問題をたローマで一般向けのセッションを開催した。国際生物多様性担当のEmile Frison 氏とFAOのJacques Diouf 氏及び国際農業開発基金のKanayo Nwanze氏は、アフリカでの小規模農家を含む発展途上国の農業を改善するために国際農業研究に関するコンサルタントグループへの支援及びその他の国際農業研究投資を増やすべきとの提言すると言う点で同意見だった。
「経済危機のさなかのこの時期に、誰でも投資に見合う価値を探してる、農業の研究は援助の他の形より良い費用対効果を生み出す。」と、Emile Frison(Bioversity Internationalの会長)が述べた。グループは、十分にG8会合の宣言を先に進めるために、「首尾一貫した科学に基づく方針は、国際的にも地域にも強化された協力を通して全てを包含し、環境的にも健全な農業成長を促進することを目指している。」を勧めている。
全文は、以下のサイトにある。http://www.bioversityinternational.org/news_and_events/news/news/article/invest_in_agriculture_for_
highest_payback_bioversity_urges_g8_development_ministers.html?tx_ttnews%5BbackPid%5D=323&cHash=45815b1e86


クリントン氏:持続的農業システムの原則を提唱
慢性的な飢えと食糧安全保障は、オバマ政権の最上位の課題である。ワシントンDCでの2009年食糧賞の発表式典で、国務長官Hillary Rodham Clinton氏は、以下のように述べた。「慢性的飢餓の影響は、言い過ぎることのないものである。飢えは、体調だけでありません、それは、経済発展を阻害し、世界の安全を脅かし、健康と教育の障害であり、数百万の人々が毎日日の出から日暮れまで働くが、彼らの生活、その家族の生活を維持することをかろうじてできるに過ぎない。」、クリントン氏は、世界中の農村地帯で持続可能な農業システムを維持するの原則を以下のように列挙した。

  • 良質な種子、肥料、潅漑法への導入を拡大して、農業生産性を向上させる。
  • 食糧の備蓄と加工を改善し、地域の道路と輸送手段を改善して民間の活性化を図る
  • 天然資源を維持し、土地が次世代にわたって耕作可能とする 
  • 知識の拡大と研究開発の支援と次世代植物科学者を育成することでトレーニングを行う.
  • 貿易を拡大して、小規模農民が自分の作物を販売できるようにする 
  • 政策改革と良い行政を支援する
  • 女性と家族を支援する

全文は、以下のサイトで見てください。 http://www.state.gov/secretary/rm/2009a/06/124659.htm

*アフリカ *
 
共同でアフリカの米生産倍加を狙う 
アフリカでのグリーン革命のための同盟(AGRA)は、2018年までにアフリカで米生産を二倍にすることを目的とする国際協力事業団(JICA)との共同計画に乗り出すと発表した。共同計画は、昨年アフリカ開発のための新共同事業団(NEPAD)で署名された覚書に続くものである。共同事業計画は、東京で開催される第二回のアフリカイネ開発提携(CARD)の総会で正式なものとなり、イネの開発を促進するアフリカの各種機関への支援が増加するものとなるとAGRAが報道機関に発表した。
米は、急速にアフリカの主食になっている。AGRAによると、サハラ以南のアフリカの米の需要は、人口増加率の倍になっている。アフリカ大陸での米生産がこの50年にわたり顕著に増加したが、増加の多くは栽培面積の拡大によるもので、収量の増加によるものではなかった。
AGRA会長Namanga Ngongi氏は、以下のように述べた:「AGRAとJICAの間で協力を深めることはアフリカの小自作農にり米生産を促進することへの重要なステップである。これが高くつく輸入食品を減らして、食糧安全保障の方へ更なるアフリカ大陸を動かすものである。」
プレスリリースは、以下のサイトにある。 http://www.agra-alliance.org/content/news/detail/932/

アフリカ向け塩耐性で窒素利用効率のよいイネの品種 
アフリカAgriculture Technology財団(AATF)による新しいプロジェクトは、栄養分を減少した土に対処することができる米の品種を開発しようとするものである。AATFの研究者は、アフリカでイネ生産性を限定している制約を克服することができる改善された米の品種を作るためにバイテクを利用するものである。栄養分不足(特に窒素欠乏)は、アフリカ大陸で食糧生産を減少させる大きな原因のうちの1つだ。西アフリカだけでも、窒素欠乏は、87パーセント以上の稲作地帯で、イネ生産性を制約している。AATFは、塩耐性のイネ品種の開発にも取り組む。淡水はアフリカの重要な資源なので、海水で田を潅漑することができれば、イネ生産を大幅に向上させることができる。
このプロジェクトのために、AATFは、米国に拠点を置くバイオ企業Arcadia Biosciencesと公立農業知財権社(Public Intellectual Property Resource for Agriculture、PIPRA)と共同で働く。Arcadiaは、その塩耐性と窒素の効率的利用技術を使用料免除で提供する。このプロジェクトにはアフリカの全域で多数の研究機関も関与する。その結果、技術的な専門知識を提供して、地域での栽培品種に塩耐性や窒素利用効率の高い特性を導入させることを実施する。
原報告は、以下のサイトにある。http://www.aatf-4africa.org/UserFiles/File/PartnershipsNewsletter_2_April-June09.pdf

ナイジェリアは規制下での組換えササゲ(Cowpea)の圃場試験を承認
ナイジェリアの連邦政府は、Ahmadu Bello University (ABU) Zariaの農業研究所(Institute for Agricultural Research、IAR)が申請した組換え害虫耐性ササゲの限られた圃場試験(Confined field trial,CFT)を承認した。これは豆類のさや穴をあける害虫(Maruca)に抵抗性品種を開発するための基礎研究の出口を開けたものであり、ササゲ歩留まりの低下を防ぐものである。ササゲは熱帯アフリカの乾いたサバンナで最も重要な豆類で、約億人がいろいろな形で消費している。少なくとも1億2800万haで、唯一作物或はその他との混合作物として栽培している。
IAR Samaruの試験圃場では、Abujaの連邦環境省国立バイオ安全委員会の策定した規制指針に則って実施される。アフリカの各種機関と大学、オーストラリアとアメリカ合衆国の大学からの研究者集団は、Marucaに抵抗性の組換え品種の開発をするIARの対応研究者と共同研究の先鋒に立っている。同様の技術によって開発されたMaruca-耐性ササゲは、2008年にプエルトリコでCFTで圃場試験されている。害虫、Marucaへの抵抗性は、プエルトリコの実験で確かめられているが、ナイジェリアのような異なる地域では、それぞれの地域で同じことを繰り返せるかを確かめる為の試験を行なっているのである。
この多国間の協力を調整することは、ナイロビに拠点を置くアフリカのAgricultural Technology財団だ。他の重要なパートナーは、ガーナ、ブルキナファソとナイジェリアの国立農業研究機構、ササゲの遺伝学的改良のためのNetwork、Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation (CSSIRO), Bio-safety Systemsプログラム及びモンサント社である。米国国際開発局とロックフェラー財団は、資金をプロジェクト実施に提供する。プロジェクトは、2014年までにアフリカで最初のMaruca-耐性ササゲが農民に届くように狙っている。
詳しくはMohammad F. Ishiyaku氏に以下のサイトで連絡をとってください。 mffaguji@hotmail.com.

2010年までにGMトウモロコシの地域圃場試験実施 
ケニヤは、国立Biosafety委員会から承認を得て、旱魃耐性組換えトウモロコシ品種を限られた地域での圃場試験(CFT)を始める。プロジェクトはケニヤ農業研究所が先鋒をきるもので、アフリカAgricultural Technology財団(AATF)が調整している。。他の協力機関は、国際トウモロコシ・小麦改良センター(CIMMYT)とモンサント社である。AATF、CIMMYTとモンサント社は、このプロジェクトを通して開発される品種はAATFに免許を与えることに同意している。
プロジェクト(アフリカ(WEMA)のための水効率のよいトウモロコシ開発プロジェクトとして知られている)は、つのアフリカ諸国(ケニヤ、ウガンダ、タンザニア、モザンビークと南アフリカ)で開始される。公私共同事業は、それぞれの国の国家農業研究システムが指導しており、資金提供は、ビルとメリンダゲイツ財団によって提供される。
AATFの以下のサイトも見て下さい。t http://www.aatf-africa.org

*南北アメリカ *

MonsantoとBASFが旱魃耐性遺伝子の発見を発表
モンサントとBASFの研究者は、今週の始めに土壌細菌からの遺伝子がトウモロコシがひどい旱魃に耐性で、不十分な給水の期間に産出高を安定化することができると発表した。自然界にある枯草菌からのcspB遺伝子が第一世代の旱魃耐性トウモロコシ品種が2012年に開放栽培できる承認が得られるように申請中であると述べた。cspB遺伝子は、シャペロンRNA(RNAと結合してその機能を促進する機能のあるRNAを規定している。)cspB遺伝子は、低温ストレス耐性を示すバクテリアの遺伝子で始めて遺伝子を特定できたものである。
モンサントとBASFは、プレスリリースで、彼らがアメリカ合衆国とカナダでの耕作のために、そして、メキシコ、EUとコロンビアでの輸入のために調整提出物を完成させたと言いました。この品種は、世界最初の組換え旱魃耐性品種である。
プレスリリースは以下のサイトにある。 http://monsanto.mediaroom.com/index.php?s=43&item=710 モンサントの研究者は、その結果をPlant Physiology.に公表した。その購読者は以下のサイトから全報告を得られる。 http://www.plantphysiol.org/cgi/content/full/147/2/446

マイコトキシン生産病原体を殺す化合物を発見 
米国農務省の農業研究サービス(Agricultural Research Service、ARS)の研究者は、植物病原Fusarium verticillioidesの成長を妨げることができる化合物を同定しました。F. verticillioidesは、コーン苗障害と根(軸と黒穂病)の重要な原因菌である。真菌は、マイコトキシンfumonisin(特にfumonisin B1)を生じる。これは、家畜と家禽に有毒である。F. verticillioides感染しているコーンの摂取は、人間の食道および肝臓ガンを高率に誘起する。
研究チーム(Charles Bacon氏の指導による)は、植物が住んでいるバクテリアであるBacillus mojavensisの一株からの化合物を同定した。バクテリアは、ロイシンサーファクチン( Leu7-surfactin)を生産する。これは、フザリウム(Fusariumを非常に低い濃度(液体1リットルにつき20マイクログラム)でフザリウム属をコントロールすることに効果的である。サーファクチン(Surfactin)は、真菌の脂質膜を分解する界面活性剤様活性をもっている。これはまた、織物工業や環境改善にも使用可能である。
原報告は、以下のサイトにある。 http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090624.htm

Monsantoは、初めての害虫抵抗性大豆をブラジルで商業栽培 
害虫抵抗性と除草剤抵抗性の多重特性(stacked trait)をもったRoundup Ready 2 Yield™大豆がブラジルでモンサント社が商業栽培するとモンサント社がプレスリリースで発表した。モンサントはブラジルでのすべての規制に係る提出物を完成させ、新しい遺伝子組換え大豆品種は、次の10年の早い時期にブラジルで商業化される想定されている。「我々はこの品種がブラジルの大豆農家に変化の一歩を提供できると考えている。その理由は、害虫から大豆を守ることで経済的な損失をなくし、収量の増加を見込めるからである。米国では既に今年導入されたRoundup Ready 2 Yield™によって成果が上がっている。」Roy Fuchs氏が述べた。また、油糧種子技術でリードするモンサントであるとも述べた。さらに「より良い害虫制御で農薬を減らし、収量を確保して農業が食糧、バイオ燃料と繊維を増大する人口による必要量を賄える。」と、更に付け加えた。
米国農務省及び米食品医薬品局への提出物は完了し、重要な環境保護局への提出物と輸入市場への提出物も次の数ヵ月で完了の予定である。
詳しいプレスリリースは、以下のサイトにある。 http://monsanto.mediaroom.com/index.php?s=43&item=717

* アジア太平洋 * 

IIRRI は、フィリピン用に3種のイネ新品種を開発 
国際イネ研究所(IRRI)で開発された3つの新しいイネの品種がフィリピンでの公式な推薦のイネ品種となった。これらは、フィリピンイネ研究所((PhilRice)の国立共同試験プログラム(NCT)を通じてイネ品種改良グループによって圃場試験及び評価がなされたものである。「国の種子会議のイネ技術ワーキンググループがこの公式承認品種を推薦することになる。これは2009年の広範に行われると想定されている。」とPhilRiceのNCTナショナルコーディネーターであるMs. Thelma Padolinaが述べた。
各々の品種は、冠水耐性、旱魃耐性, 耐塩性である。「これらの新しいイネの品種が使われることで生産性に製薬があるところでより良い生産性が得られて、これがフィリピンの農家がより多くの生産が行われる助けとなる。」とIRRIのプログラムのリーダーであり、育種家であるが使われるとき、生産性を制限した米発展している土地はより生産的になります – これは、フィリピンの農民がより多くの米を生産するのを援助します」と、Ms. Thelma Padolina(IRRIのプログラムリーダーと植物育種家)が述べた。
より詳しい情報は、Sophie Clayton氏と以下のサイトで連絡を取って下さい。
s.clayton@cgiar.org

オーストラリアは、組換え大麦及び小麦の試験を承認 
オーストラリアの連邦科学・工業研究機構(CSIRO)は、遺伝子工学規制室(Office of the Gene Technology Regulator,OGTR)から澱粉組成を改変した組換え小麦と大麦の品種を限られた管理下での開放系栽培の承認を受けた。開放系栽培は、オーストラリアの首都圏域(the Australian Capital Territory, ACT)で最大1 haまで2009年月から2012年6月の間に行われる予定である。GM由来のものはすべて商業的なヒトの食物と動物の飼料供給連鎖に入ることは許されない。しかし、GM小麦と大麦製品(特に小麦粉)は、ブタとネズミに与えられる。GM小麦製品もヒトの栄養学的な実験にも使われる予定である。
OGTRが策定したリスク評価によると、CSIROの開放系栽培計画は、ヒトにも環境にも何らリスクをもたらさないとされている。CSIROは、環境(例えばその対応する非組換え体からの組換え体の隔離、GM材料の輸送にあたっての慎重なモニタリング、そして開放系栽培後年間の自主的な圃場モニタリング)への組換え体の漏出を防ぐ手段を講ずる。
リスク評価策定を含むその他の文書は、以下のサイトから得られる。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir093

インドは、パキスタンにBtワタの種子の輸出を認可 
PTI通信(Press Trust of India , PTI)のレポートによると、インド遺伝子工学承認委員会(Genetic Engineering Approval Committee, GEAC)は、近隣のパキスタンで多数の地域で開放系栽培試験を実施するのためにBtワタの種子を輸出することを承認した。パキスタンは、Btワタを植えている中国、アメリカとインドに次いで世界で4番目に大きな綿生産国だ。同国は、毎年綿のおよそ1300万balesを生産している。
PTIは、GEACが、Hyderabadに拠点を置く、Delhiに拠点を置くMonsanto Holdingsに、それぞれKarachiに拠点を置くBayer Crop Scienceと、ラホールにMonsanto Pakistan Agritech にBollgard IIハイブリッドの種子を出することを承認した。しかし輸出は、パキスタンBiosafety委員会によって定められた規則のもとで行うことになる。
原報告は以下のサイトにある。 http://www.ptinews.com/pti%5Cptisite.nsf/0/FB73A3B33AB2A8A2652575CE004B6FC7?OpenDocument

インドの組換え作物:新しい時代の幕開け 
「インドの組換え作物:新しい時代の幕開け」が、国際アグリ事業団(International Service for the Acquisition of Agri-biotech Applications , ISAAA)の南アジア事務所が最近出版した一連の組換え作物に関する文書の最新版のタイトルである。この出版は、2008年にインドでの圃場試験の最新の状態と組換え作物の商業栽培についての包括的状況を提供しようとしたものである。また、2002年から2008年までインドに植えられたBtワタハイブリッドのヘクタール数を含む及びBtワタを栽培している農民の数とについて最も信頼できる報道と統計を含んでいる。この文書はインドでのBtワタの商業化の最近年間に国及び農家レベルでのインパクトをまとめている。これには、独立した7つの公共機関によって実施された調査を含めている。組換えワタ綿を栽培している様々の州からの多くのBtワタ栽培農家の経験がここに例示されている。
『新時代の幕開け』は、インドの農業の組換え作物主導への変化の始まりだ。改良された種子(最高水準のテクノロジーと優れた遺伝学の成果の集積のある)農業の成長のために最も重要な導入要素である。この文書でハイライトされているように、この新時代は、公共的にも私的にも大きな投資機会をも提供している。この文書は、ISAAA Brief 39(Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops: 2008, authored by Dr. Clive James)の内容を引用したものである。 


「インドの組換え作物:新しい時代の幕開け」 の印刷書籍 については、 ISAAA South Asia office, New Delhi, India の以下のサイトに連絡して下さい。 b.choudhary@cgiar.org or knowledge.center@isaaa.org  または、電子的には以下のサイトからダウンロードして下さい。 http://www.isaaa.org/resources/publications/downloads/The-Dawn-of-a-New-Era.pdf

オーストラリアでの除草剤耐性サトウキビの圃場試験 
オーストラリア遺伝子工学規制室ジーン(Office of the Gene Technology Regulator, OGTR)は、遺伝子組換え除草剤耐性サトウキビを最高6000品種を限定した制御された解放系栽培のBSES社から申請を受け取った。承認されると、開放系栽培が年鑑最大の26 haまでクイーンズランド州にある6つのBSES研究圃場で2009年11月から2015年の間に実施される。BSES社は、環境に組換え作物が漏出して、生き残ることを規制するためのさまざまの指標を提案しており、その中には圃場における当該植物のモニタリング、実験に必要でない植物材料の破壊と自然水路からの圃場の隔離を含まれる。得られる組換えサトウキビの材料は、人間の食物または動物の飼料に使用しない。
除草剤-寛容性遺伝子に加えて、サトウキビ品種は、大腸菌からの抗生物質マーカーであるnptIIblaの遺伝子とクラゲからのgfp遺伝子を発現している。OGTRは、現在リスク査定とリスク管理計画を現在準備している。それについて今後数ヶ月内に一般のコメントを求めることになっている。
詳しくは以下のサイトにある。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir096

オーストラリアは組換え青いバラを承認 
Florigene Pty社は、遺伝子組換え(GM)ハイブリッドのティーローズ品種の商業的開放系栽培の承認をオーストラリア遺伝子工学規制室ジーン(Office of the Gene Technology Regulator, OGTR)から受けた。組換えバラ(青いバラ)は、スミレ属Violaからflavonoid 3’5′-hydroxylaseの遺伝子とツリウリクサ属(Torenia)からのanthocyanin 5-acyltransferaseを発現して花色を変えている。これらの遺伝子はdelphinidin(ブルーベリーとクロフサスグリを含む食用の植物の青色)を生産する。組換えバラは、12年間にわたるFlorigene社と日本のサントリー社の共同研究によってつくられた。
母植物と切り花のための植物は、Florigene社に登録されている商業栽培者によって栽培される。生産される花は、通常の商業流通経路でオーストラリア広く一般に販売される。OGTRによるリスク査定基準では、商業的開放栽培は人の健康と環境安全性にほとんど危険をもたらさないと結論した。
OGTRのリスク評価とリスク管理法については、以下のサイトにある。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir090-4/$FILE/dir090rarmp.doc

*ヨーロッパ*

EUは、組換え作物による持続的農業への貢献に遅れをとっている 
PG Economicsの部長、Graham Brookes氏は最近報告を「EUでの組換え害虫抵抗トウモロコシの現況と潜在的影響」と題してグレアムブルックス、PG Economicsの責任者は、International Journal of Biotechnology に発表した。そのキーポイントは以下の通りである。

  • トウモロコシ害虫の影響の大きい生産地では、従来品種に比べて組換え体が高い収量を上げた(平均+10%の収量増)
  • 2007年に、組換えIRトウモロコシの栽培者は、+€186/ha(+€25からk +€201/haの範囲)の所得増。ユーザー全体で、2007年の農場収入の全体の増大は、+ 2,060万だった
  • 特定の地方では、組換え IRトウモロコシは、マイコトキシンが減量して、穀物品質を改善した
  • 225万haと400万 haの導入と害虫による被害を考慮すると年間利益は、1億6000万ユーロと億4700万ユーロであると推定される。EU全体で8%と12%の利益を上げたとの認識
  • 組換え IRトウモロコシ技術が使われるならば、41万kgと70万kgの殺虫剤を年間節約できる。これは、14%と25%の節約と考えられる
  • スペインだけが、組換えIRトウモロコシ導入レベルがほぼ完全で、農場収入と環境改善を遂げている唯一のEU加盟国だ。

著者は、「テクノロジーは、産出高を増やし、生産リスクを減らし、生産性の改善に大きな貢献をした。これらの利益は、しかしながら、EUのトウモロコシ栽培国の農民や市民によって否定され、このテクノロジーの使用を禁止した国(イタリア、フランス、ドイツとオーストリア)は最大の敗者となっている。」と強調した。
プレスリリースは、以下のサイトにある。http://www.pgeconomics.co.uk/EU%20losing%20out%20on%20contributions%20to%20sustainable%20farming%20from%20biotech%20traits.htm. また、全報告を以下のサイトからダウンロードできる。 http://www.pgeconomics.co.uk/pdf/btmaizeeuropejune2009.pdf

EFSA: 抗生物質マーカー遺伝子がヒトの健康と環境に害をなす可能性はない 
ヨーロッパ食品安全局(European Food Safety Authority 、EFSA)は、遺伝子組換え植物における抗生物質抵抗性選択遺伝子の使用に関する概要を声明として発表した。EFSAの組換え生物とバイオハザードパネルは、現在得られている情報によると、一般的に用いられる抗生物質抵抗性選択遺伝子nptIIとaadAには人間の健康と環境に悪い影響を及ぼすことは考えられないと述べた。彼らの共同の意見で、パネルは、組換え植物からバクテリアへ抗生物質抵抗性遺伝子の移動が自然状況及び実験室内で起こることが示されなかった点を上げた。報告によると、組換え植物からバクテリアへの抗生物質抵抗性選択遺伝子の安定した取り込みに対する重要な障壁は、植物とバクテリアの間のDNA配列同等性の欠如としている。
パネルは、しかし、遺伝子導入をある特定の源で確かめるには、暴露レベルと評価に限界があることもあるとしている。もう一つの生物で発現している選択遺伝子がどの生物から来たかを正確に知ることも不可能であるとしている。
EFSAの組換え生物とバイオハザードパネルも、選択遺伝子が抵抗性を与える臨床的重要性を考慮している。遺伝子nptIIはカナマイシン(複数の薬物抵抗性結核、MTB、を伴う感染症の治療のための第選択抗生物質)に対する耐性を与えることも考慮している。そして、EFSAの組換え生物とバイオハザードパネルは、「nptIIは、MTBの処置において、カナマイシンに対する耐性に関係しませんでした。」と強調しました。
全報告は以下のサイトにある。 http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902569389.htm 声明は、以下のサイトからダウンロードできる。http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902569473.htm

グリーンバイオテクと気候変動 
新しいレポート、Green Biotechnology and Climate ChangeがEurapabioによって出版された。農業バイテクが温室効果ガスの排出減少に大きく貢献し、気候の変動にも対応し、少ない土地で多くの食糧を生産できると強調した。この本は、またグリーンバイオテクが農家が様々の手法で持続的農業と将来への挑戦を行えることを支援できる情報を提供している。
Willy de Greef氏(EuropaBioの事務総長)は、この本が(「気候変動は、飢饉と病気を通して世界中の数百万人の生き残りに対する巨大な脅威をもたらす。ということの話ばかりするのを止めて、安全な農業バイテクによる解決を含め、利用できるあらゆるツールを認めて、支持して、使用することによって先にリードし始めることは我々の責任である。」とコメントを加えている。
プレスリリースは以下のサイトにあります。 http://www.europabio.org/PressReleases/green/PR_090619_Green_Week.pdf. 全報告は、以下のサイトからダウンロードできる。 http://www.europabio.org/positions/GBE/PP_090619_Climate_Change.pdf

ドイツの裁判所は、小麦畑を破壊した組換え反対活動派に刑罰を下した 
ドイツのGatersleben村で遺伝子組換え(GM)小麦の圃場試験を破壊した一団の反GMO活動家は、Saxony-Anhalt法廷で先週有罪宣告された。法廷は、彼らがLeibniz Institute of Plant Genetics and Crop Plant Researchの実施試験域にそのグループが2008年4月21日に法律に反して行動したと決定した。反GMOグループは損傷の代償を払うよう要求され、その額は、少なくとも245,000ユーロ(342,000のUSD)と推定した。
GMO Compassによるレポートによると、活動家は圃場試験に反対したのはGatersleben遺伝子銀行がその近くのためだ。彼らは、bergesetzlicher Notstand(「法令外の必要性」)のドイツの法律概念を破壊を正当化する理由としてあげた。
小麦は、自家受粉性で他家交配率を1パーセント未満と推定した。実地圃場試験は、遺伝子バンク(Genebank)500メートル隔離されていた。
原報告は、以下のサイトにある。 http://www.gmo-compass.org/eng/news/449.docu.html

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研究
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オーキシン、植物形態変化剤 
植物ホルモンオーキシンは植物で卵生産に関与している形態変化剤(morphogen)であると、ScienceオンラインScience expressに発表された。この研究の指導者であるUC Davis の植物生物学及び植物科学の教授Venkatesan Sundaresan博士が研究成果は、「植物は胚嚢と呼ばれている雌の生殖のユニットの一端でオーキシン合成を誘発して、オーキシン勾配をつくります。嚢の中のつの核はそれからオーキシンの異なるレベルにさらされますが、勾配の正しい位置の核だけが卵子になる。その細胞は、次世代を作るために、その後受精する。」と要約した。
この発見は、胚嚢の進化が裸子植物(裸の種形付け)から顕花植物(被子植物)への進化の鍵となる要素でありえたことを示している。このように、最初の被子植物がより能率的に、そして、うまく繁殖することができている雌の生殖のユニットの急激な変化を経たというモジュラー理論を支持する結果である。
詳しくは、プレスリリーが以下のサイトにあるので参照下さい。 http://www.news.ucdavis.edu/search/news_detail.lasso?id=9142. 要旨は、以下のサイトにある。 http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1167324

スーパーハイブリッドイネのトランスクリプトーム分析 
LYP9イネとその親の栽培品種のトランスクリプトーム(transcriptome)プロフィールを調査するために全部のゲノムオリゴヌクレオチドマイクロアレイを用いて、中国農業科学会議と国立ハイブリッドイネ研究開発センターのZhu Lihuang 博士と共同研究者は、よく栽培されているイネ品種の遺伝学的基礎と分子機構に光を当てた。Yuan
Longping(ハイブリッドイネの父)によって1970年代に開発されたLYP9は中国の食糧問題を解決すると信じられるハイブリッドイネの品種の1つである。
集まっている成果によると一代雑種の表現プロフィールが種の親の品種の間にあるそれよりその親の品種のそれらに似ていることを示した。全22,266の発現された遺伝子から、7,078の遺伝子がつの試した組織すべてにあることが分かった。両親(DGPP)の間で、そして、ハイブリッドとその両親(DGHP)の間で異なって発現された遺伝子を分けたところ、エネルギー代謝と輸送のカテゴリーの遺伝子がDGPPでよりはむしろDGHPに濃縮されることが示された。これらの異なる発現をした遺伝子(炭水化物代謝に関係する)は、雑種強勢を支配している候補遺伝子である。
PNAS に収載されて論文は以下のサイトから得られる。http://dx.doi.org/10.1073/pnas.0902340106

Apomictic 作物開発に一歩前進
 
世界中の科学者は、何世代にもわたって旺盛な生命力を維持して母植物と同一の固体を生産するアポミクシス(無性生殖または無性再生)をハイブリッドを作る手段とすることを追い続けている。アポミクシスは、自然に
400以上の植物種に起こるが、重要な作物(例えば米、小麦とトウモロコシ)では、まれにしか起こらない。フランス国立科学研究センター(National Scientific Research Center、CNRS)、国立農業研究所(National Institute for Agricultural Research 、NRA)とオーストリアの分子病理研究所(Research Institute in Molecular Pathologyの研究所)の研究者がアポミクシス作物開発の大きな前進を達成した。研究チームは、アポミクシス研究で重要なハードルであった減数分裂に注目した。減数分裂は、親の特徴の混合で男性と女性の配偶子を生産する細胞分裂の一つの型である。モデル植物のシロイヌナズナで3つの遺伝子突然変異の組合せを使って、研究チームは、彼らが減数分裂が有糸分裂または無性細胞分裂に完全に置き換えられるMiMeと呼ぶ遺伝子型を創成した。
Raphaël Mercierと共同研究者は、有性細胞分裂の3つの特異的なところに焦点を当てた。

  • 遺伝子の変異を用いる組換えまたはAtspo11-1染色体の対合遺伝子分離また
  • Atrec8 遺伝子の変異を用いて染色体の分離または、染色体対合の解離
  • osd1 gene 遺伝子の変異を用いての細胞分裂の第二ラウンド

しかし、アポミクシスを達成することは、まだ遠いゴールです。専門家は、アポミクシス作物が市場に出るにはもう15年係ると予測している。減数分裂を有糸分裂と入れ替えると染色体数が世代毎に増加することになる。染色体数が上がるにつれて、受精率は下がる。科学者は受精で生き残れる種子を実らせる方法も見つけなければならない。これは、単為生殖と呼ばれる。それにもかかわらず、Raphaël Mercierと共同研究者の発見は世界中で重要なものと認めらている。
自由公開誌 PLoS ONE に収載の報告は、以下のサイトから得られる。 http://dx.doi.org/10.1371/journal.pbio.1000124 また研究の要旨は以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1371/journal.pbio.1000118 Nature 誌での論文は、同誌購読者は、以下のサイトで見ることができる。 http://dx.doi.org/10.1038/news.2009.554

抗アレルギー性組換えイネは、動物試験では安全と考えれる 
日本の農業生物資源研究所(Japan’s National Institute for Agrobiological Science)の研究者チームは、杉花粉アレルギーに効果的な遺伝子組換えイネ品種の開発に成功した。その上、彼らはGM米の経口投与が安全なことを証明できた。杉花粉アレルギーは日本の重要な公衆衛生問題で、毎年月から4月にかけて何百万もの日本人に影響を及ぼしている。
高岩文雄氏と共同研究者は、杉花粉アレルゲンから主要人T細胞エピトープ(7Crp)の複合型ペプチドを蓄えられる組換えイネ品種を開発した。7Crpは理想的な安全なtolerogenである。Sの理由は、それがアレルゲンに特有の免疫グロブリンEと結合することのない天然のアレルゲンと同じ免疫原性のレベルを持っているからである。
研究者は、26週の間毎日一群の猿(カニクイザル、Macaca fascicularis)に、組換え米と非組換え米を蒸煮炊飯して与えた。の蒸気をあてられたバージョンを与えました。研究期間の終りまでに、試験動物は何ら健康上の問題がなかった。研究者によると、これはアレルギーと戦う米が消費者にとって安全なことを示したことになる。カニクイザルは、臨床徴候、体重、検死調査結果、組織病理調査結果、血液学的なデータ、血生化学データと尿検査を行った。
この報告は、Journal of Food and Agricultural Chemistryに収載され、以下のサイトから取得できる。 http://dx.doi.org/10.1021/jf900371u

作物バイオ情報 2009年5月

ニュース

世界
– ブラジル、中国、インドが新興トップバイオテク国だ 
– 食品工業に技術が必須 
– GM作物の経済効果の評価 
– PGE 研究: GM作物のポジティブな社会経済および環境への貢献 
– OECDのバイオ経済及びバイオテクノロジーに関する活動 
 

アフリカ
– アフリカの小規模農家へのGM作物導入に関する議論 
– 2011年までにケニヤはBt ワタを商業栽培する 
 
南北アメリカ
– ブラジルの研究者がビタミンA増強トウモロコシを開発 
– 赤カビを黄色にすることでビタミンA欠乏を解消 
– カナダは、パイオニア社の高オレイン酸大豆を承認 
 
アジア太平洋
– Hu Jintao (胡錦濤中国国家主席)が研究者に技術躍進を果たすように激励 
– フィリピンのメディアは、バイオテクノロジーに光をあてた 
– 中国のBtワタをパキスタンで栽培 
– マレーシアはがバイオセイフィティ法の下での規制枠組を発表 
– CSIROは、GM小麦の規制下での開放系栽培を計画 

研究
– ヒト型抗体をタバコで作る 
– 軟腐病耐性ジャガイモが開発された 
– ゴールデンライスのベーターカロチンは効率的にビタミンAに変わる 
– 葉酸増強レタスが開発された 
– 高血圧を防ぐ組換えイネが開発された 
-木材からのプラスティックと燃料 
– 組換え植物によるHIV 抗体の生産 
 
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ニュース
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*世界 *

ブラジル、中国、インドが新興トップバイオテク国だ 
ブラジル、中国とインドは、米国に対抗することができる新興バイオテクノロジーグループの先に立っている世界の主要な国のうちの3つです。これは、Genetic Engineering and Biotechnology Newsに出たバイテク工業のリーダーとのインタビューに基づく記事である。
ブラジルのBelo Horizonte, São PauloとRio de Janeiro三大新興バイオクラスターであり、ここは農業バイテクが主体である。中国は力強いバイテク産業とバイテクパークを開発を先進地とした。上海と北京は、バイオ企業で最も大きなグループのホストをつとめている。同様に、次の~3年以内に、インドが公共/民間の合資会社を通して27のバイテクパークをもつと予想されている。
全報告は、以下のサイトにある。 http://www.genengnews.com/articles/chitem.aspx?aid=2883

食品工業に技術が必須 
世界中の食品工業界が技術を求めているとの「21世紀における技術の役割:食糧経済と消費者の選択」と題する記事にある。Elanco Animal Healthの著者Jeff Simmons、「これらの科学に基本をおいたテクノロジーと革新を使えなければ、その結果は壊滅的だと断言していえる。また、「我々は全て、過去10年にわたって安全かつ有効であるということを証明され、これからも利用可能な新しい農業テクノロジーが利用でき続けることに責任がある。」とも言っている。
Simmonsは、消費者が安全で可能な限り最大限の入手可能な食糧選択と食糧生産システム構築が食糧経済学的挑戦によって、「最終的な勝利を達成することができる。」と付け加えている。また、共同と選択の余地とテクノロジーが、食糧経済学的挑戦において「最終的な勝利」への方向性であり、必要条件を提示することになる。と著者が言っている。。
この論文は、以下のサイトにある。 http://www.elanco.com/images/Food-Economics-and-Consumer-Choice-White-Paper.pdf

GM作物の経済効果の評価 
発展途上国で次第により多くの農家が遺伝子組換え(GM)作物を使い始めるにつれて、組換え作物の利点を慎重に評価することが重要になってきている。国際食糧政策研究所(the International Food Policy Research Institute)による食糧政策のレビューは、工業化されていない農業における組換え作物のインパクトに関する応用経済学の論文の調査とこれらの組換え作物がどのように農家、消費者、農業関連全分野、国際貿易に与えた影響の評価方法を調査する。この分析は、発展途上国で国の政策立案者が使える客観的、有用な分析方法を探ろうとするものである。
「最初の10年間の農業開発における組換え作物の経済的インパクトの評価:方法論、発見と今後の方向」にある政策レビューは、以下のサイトにある。http://www.ifpri.org/pubs/fpreview/pv10.asp
PGE (PG Economics Ltd) 研究: GM作物のポジティブな社会経済および環境への貢献 
英国PG Economics Ltd,の Graham BrookesとPeter Barfoot 両氏による「組換え作物:1996-2007における組換え作物が社会経済および環境に与えたインパクト」と題する広範囲な研究の結果は、「バイオテクノロジーは、農業の先進技術とより効率的で環境にやさしい農業方法を生み出す役割の生来ある組合わせ利用を通して、バイオテクノロジーが経済的、環境的利得を上げた。」ことを明らかにした。
研究は、農場レベルでの経済効果、生産効果、殺虫剤と除草剤の使用の変化から生じている環境影響と温室効果ガス(GHG)排出を減らすことなどに焦点を当てている。
全報告を以下のサイトからダウンロードできる。 http://www.pgeconomics.co.uk/pdf/2009globalimpactstudy.pdf

OECDのバイオ経済及びバイオテクノロジーに関する活動 
生物科学は、製品と「bioeconomy」に到るサービスに付加価値をつけている。このbioeconomyは、大きな社会経済学的貢献を健康を増進、農業生産性、工業プロセスの改善、そして環境の持続性を通して貢献している。政府によるよく調整の取れた方策が、bioeconomyの可能性を活用し、バイオテクノロジー革命の利益を得るために必要である。これは、「2030年へ向けてのBioeconomy:政策の設計」に関するOECDび出版物による総論である。
レポートは、バイオテクノロジーの応用と研究開発資金の役割、人的資源、知的所有権とbioeconomyの規制について概説している。2030年までのシナリオは、bioeconomyを形づくることへの政策選択と技術的進歩の相互作用を示すことにあるとしている。
報告は、以下のサイトにある。 http://www.oecd.org/document/38/0,3343,en_2649_36831301_42570790_1_1_1_1,00.html

*アフリカ *

アフリカの小規模農家へのGM作物導入に関する議論 
国際的な専門家、重要な政策立案者と農民協会団体と民間部門の代表は、アフリカで遺伝子組換え(GM)作物を生産することの潜在的利点と課題を調べるために、月19~21日からエンテベで会った。「アフリカの農家への農業バイテクの提供:経済研究の意思決定への連携に向けて」と題する会議が、ウガンダ科学技術会議と生活と開発科学財団の協力のもとに国際食糧政策研究所(International Food Policy Reserch Institute, IFPRI)が開催した。
参加者は、GM作物を作ることがアフリカ諸国の農業開発において優先するものかを議論した。彼らは、小規模農家への遺伝子組換え作物栽培の経済的インパクトとGM技術を導入して、使用することに対する障壁に関する研究調査結果を互いに共有した。 Wellesley CollegeのRobert Paarlberg教授、「科学の切望:バイオテクノロジーが如何にしてアフリカが届かないのか?」の著者がその開会演説で、GMを導入するには、アフリカの政府が、より柔軟な生物安全規制法と提供者からの大きな支援を得るようにすべきだと述べた。
発表内容を含む会議全容が以下のサイトにある。http://africabiotech.wordpress.com/

2011年までにケニヤはBt ワタを商業栽培する
ケニヤのBtワタ研究の指導者であるDr. Charles Waturuは、同国が3年以内に組換えワタの商業栽培を開始すると述べた。Btワタは、およそ年間ケニヤ農業研究機構(KARI)の規制のもとでの実地試験(contained field trial, CFT)を実施してきた。ナイロビの近くのThikaにあるBtワタのCFTサイトに実情調査の任務であった農業部門省からの上級政策立案者まで話して、Dr. Charles Waturu、KARI Thika センター長が組換えワタは、すぐにも必要でこれによってこれまで害虫と病害のため大暴落していたものの生産を急速に促進できると言っている。ケニヤのワタの生産高は、昨年、20,000 bales以下となり、これは、1980年代中頃の70,000 balesの70%減少だった。ここの不足を補う為におよそ100,000 balesの輸入を余儀なくされた。
より詳しい情報は、Daniel Otunge氏に以下のサイトで連絡してください。 d.otunge@cgiar.org または、 Dr. Faith Nguthi に以下のサイトで連絡できる。 f.nguthi@cgiar.org


*南北アメリカ *

ブラジルの研究者がビタミンA増強トウモロコシを開発 
プロビタミンA含有量を増加したトウモロコシ品種が、来年にはブラジルで栽培される。ブラジル農業研究組合(Brazillian Agricultural Research Corporation, EMBRAPA)の研究者は、ベータカロチンの増加したトウモロコシ品種を開発中である。これまで、穀粒1グラムにつき9.2マイクログラムのベータカロチンを含有するトウモロコシを育種してきた。これは、伝統的な黄色のトウモロコシ品種のベータカロチン量の4倍だ。EMBRAPA研究者は、Harvestplus(食用作物の栄養をバイオで増強する国際農業研究(CGIAR)に関するコンサルタントによって始められた研究プロジェクト)に支援されている。
ビタミンAを強化されたトウモロコシ栽培品種の農学的な特性は、栽培シーズンに評価される。すべてがうまくいくならば、新しいトウモロコシ品種は2010年までに農家に届く予定である。EMBRAPAは、カッサバ、豆、サツマイモ、ササゲと小麦のバイオ栄養強化研究もしている。
詳しい情報は以下のサイトにある。
http://www.cnpms.embrapa.br/noticias/mostranoticia.php?codigo=525

赤カビを黄色にすることでビタミンA欠乏を解消 
アフリカと東南アジアの急性ビタミンA欠乏(VAD)の減少は、遺伝学者Daniel Skinnerが指揮するWashington 州、Pullmanの米国農務省研究機関(USDA-Agricultural Research Service)の研究の焦点である。アジアの発酵米食品に一般的な食用の真菌Monascus purpuerusをβカロチンを生産する遺伝子を入れて改良した。
スキナーと彼の共同研究者はMonascusのDNAに真菌Blakeslea trisporaからβカロチン遺伝子のつのコピーを導入して、オレンジ色の色素を製造するのを可能にした。βカロチン分析法によると、改良したMonascusが、適正な培養条件の下で、ニンジンとだいたい同じくらいβカロチンを生産することができることを示した。アジアとアフリカの食事でこの改善した真菌を摂取することでVAD(予防できる盲目、病気とひどい感染症による死の主要な原因)の防止に役立つことが期待される。
詳細は、 http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090507.htmhttp://www.ars.usda.gov/is/AR/archive/may09/fungus0509.htmのサイトを見て下さい。
カナダは、パイオニア社の高オレイン酸大豆を承認
カナダ検査局(Canadian Food Inspection Agency、CFIA)とHealth Canada(HC)は、パイオニアHi-Bred社の高オレイン酸GM大豆の栽培と食糧及び飼料としてカナダで使用することを承認した。パイオニアによると、彼らのGM大豆からの油は、およそ80パーセントのオレイン酸を含む。フライや食品加工に使うと、オレイン酸の高濃度の油がより安定である。高オレイン酸大豆油は、工業への応用にも好適であり、石油系製品に代わる持続可能な利用が可能である。
GM大豆から作り出される油は人間の健康に有益であると考えられている。その理由は、高オレイン酸大豆油は、水素化処理が不要になり、トランス脂肪を無視できるまで減少できる。
パイオニアHi-Bred社の社長Paul Schickler氏は、「我々は、高オレイン酸大豆の圃場試験でよい結果をえている、また新しい栄養特性と特徴ある物性をもつ新しい油製品を求めている食品会社から強い関心を得ている。」と話している。高いオレイン酸大豆品種は、米国農務省(USDA)によって、現在チェックされている。
プレスリリースは、以下のサイトにある。 http://www.pioneer.com/web/site/portal/menuitem.ee6b81a9d95ce0034c844c84d10093a0/


* アジア太平洋 * 
胡国家主席はCAUで機能性遺伝学研究室と植物生理学及び生化学の国のキー実験室を訪問し、「農業研究者は世界の農業技術の最先端にあって国内農業の要請焦点を当て、Labを訪問して、彼のものがそれを望むことを表しました。そして、「農業研究者は世界の農業テクノロジーの最前線にいようとしなければならなくて、国内の農業要求に集中して、中国で現代の農業を進めるために、技術躍進を果たすように躍進してほしい。」と彼の希望を表明した。
メディアリリースは、以下の際のにある。 http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/02/content_11301147_1.htm and http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-05/02/content_7738325.htm

フィリピンのメディアは、バイオテクノロジーに光をあてた 
2009年月12日にセービンリゾートホテル(Ormoc市)開かれたVisayas の印刷物及びラジオのメディアの実務者は、組換え作物についていの一般大衆への周知、知識と理解を創成することを課題にワークショップ参加して、「バイテクパニックは、もうない」と述べた。メディアワークショップは、農業バイオテクノロジー、バイオテクノロジー研究開発の世界的状況、バイオテクノロジー安全性とリスク評価と各国での導入状況について基本的な概念の把握に取り組んだ。
ワークショップの間に、Dr. Jose Bacusmo(Visayas州立大学(VSU)の学長)が以下のように強調した。「特にVisayas地域では、バイテクが恐ろしいとの誇大広報があるので、一般大衆にバイテクにつていて伝えることが必須であり、そのためにはメディアとの緊急着実な共同が必要である。」
メディアワークショップは、国際アグリ事業団(ISAAA)、東南アジアアグリバイオ情報センター(Agriculture Biotechnology Information Center、SEARCA BIC)の大学院教育と研究部、フィリピン農業、森林、天然資源研究開発会議(Philippine Council for Agriculture、ForestryとNatural Resources Research,PCARRD)と東南アジアバイオセーフティプログラム(Program for Biosafety Systems Southeast Asia、PBS SEasia)が共同で開催したものである。
詳細は、以下に emailを送るか bic@agri.searca.org 以下のサイトを見てください。 www.searca.bic.org

中国のBtワタをパキスタンで栽培 
新疆地域の中国の専門家は、Sindhとパンジャブ地域で農家の畑でBtワタを800エーカー栽培する為に、パキスタンの科学者との契約を結んだ。その地域の半分は、ドリップ潅漑を、残りの半分は、スプリンクラー潅漑方法を適用する。パキスタン農業研究会議(Pakistan Agricultural Research Council 、PARC)は、有色及び白色のワタの広大な生産に関係する全ての研究活動を追跡検討する。
共同の研究は、新疆生産社農業部の長であるQiquan Zhang氏の率いるいるチームととパキスタン農業研究会議会長のDr. Zafar Altaf の率いるチームの2者会議でぎろんされた。
全文は、以下のサイトにある。http://www.pabic.com.pk/13%20May,%2009%20Bt%20Cotton%20will%20be%20grown%20on%20800%20acres.html http://www.dawn.com/wps/wcm/connect/dawn-content-library/dawn/news/business/11-plan-to-grow-bt-cotton-with-chinese-help–08 http://www.dailytimes.com.pk/default.asp?page=20095\13\story_13-5-2009_pg5_2

マレーシアはがバイオセイフィティ法の下での規制枠組を発表 
Biosafety法を見直についての産業からのいろいろな要求に応えて、天然資源省(NRE)、環境省、科学技術省(MOSTI)は、今の法律を改正するのではなく、新しい法律を定めると決めた。この決定は、MOSTIの大臣代理がBIOのアトランタ会議で発表した。副大臣Datuk Fadillah Yusofは、規則の最初の草案が策定され、それが確定する前に、産業界と相談が行われると述べた。大臣は、規則が如何にBiosafety法に準じているかを明確にし、基本法でグレー領域をはっきりさせると述べた。
以下のサイトにあるMalaysian Biotechnology Information Center のMahaletchumy Arujanan 氏から更なる情報が得られる。 maha@bic.org.my

CSIROは、GM小麦の規制下での開放系栽培を計画 
連邦科学工業研究機構(CSIRO)は、穀粒成分を変えた16品種の組換え小麦の規制課での開放試験の申請をオーストラリアの遺伝子技術規制質に提出した。この試験は、オーストラリアの首都領域の1ヵ所で、最大で1 ha、2009年月から2012年6月の間に行われる。
このアプリケーションのためのリスク評価とリスク管理計画(RARMP)によると、この開放試験は、ヒト及び環境にはほとんど危険をもたらさないと結論した。組換え小麦は、ネズミとブタへの栄養的な試験以外には用いられない。つまり、組換え小麦が、ヒトの食物または動物飼料には使われません。CSIROは、環境でのGM植物の拡散と残存を規制する特定の処置を採用することになっている。
更なる情報は以下のサイトにある。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir092



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研究
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ヒト型抗体をタバコで作る 
多くの研究で、モノクローナル抗体のような薬用タンパク質の効率的な生産を行う宿主としての植物の可能性が示された。現在大量のモノクローナル抗体(ウイルスベースの一時的な発現システムを用いて最高500mg/kg葉)を生産できる。しかし、大部分の薬用タンパク質は、生物学的活性発現のために翻訳後就職を必要である。正しく機能するために、ある種のタンパク質は、糖の被覆が必要か、グリコシル化される必要がある。植物細胞で行われる糖の被覆やN-クルコシル化は、動物細胞の場合と待った口kがっている。これらの違いが現在の植物で作った薬用タンパク質の商業生産の制限要素になっている。
フランスとカナダの研究者は、タバコの植物性N-グリカンの構造をヒト化する方法を開発した。それには、ある種の植物酵素の活性を止めて、キメラ(あいのこ)なヒトβベータ1,4-ガラクトシルトランスフェラーゼ(β1,4-galactosyltransferase)(哺乳類細胞でグリコシル化プロセスで重要な役割を演ずる酵素)の一過性な共発現を行わせることである。 ここで使用されたやり方は、理想的なN-グリカン構造の抗体の生産を行うるだけではなく、組換え型抗体が、1.5g/kg湿重量の葉のレベルで生産され。これは、類似の従来法の100%増であった。
Plant Biotechnology Journal に発表された論文は、以下のサイトから入手できる。  http://dx.doi.org/10.1111/j.1467-7652.2009.00414.x

軟腐病耐性ジャガイモが開発された 
maiginin 2に相当する合成遺伝子を導入することで、ニュージーランド植物及び食品研究所(New Zealand Institute for Plant & Food Research Ltd)は、Erwinia carotovora耐性のジャガイモを開発した。この土壌微生物は、ジャガイモ、ニンジンと他の野菜に恐ろしい軟腐病を引き起こす。この感染症は、しばしば収穫を完全になくなる大きな被害となる。
ニュージーランドの科学者が開発した軟腐病耐性ジャガイモは、合成遺伝子でmaiginin 2を発現する。カエル皮膚で最初に同定されたmaigininペプチドは、微生物に選択的に特性を示しと哺乳類細胞には全く毒性がない。このペプチドが多数の植物病原菌に広い活性を示すことがあきらかになった。これには、瘡痂や空洞病を起こすカビやバクテリアも対象に含まれている。
Maigininの遺伝子を工学的に処理するに当たり、このペプチドのタンパク分解酵素の作用を受け易いところと原核微生物に活性が上がるように変異を導入した。この組換えジャガイモは、3収穫期の栽培試験を行なった。この軟腐病耐性品種は、従来の品種と収量、農学的特性も全く同じであった。
Open Plant Science Journal に発表された論文は、以下のサイトから無料でえられる。 http://dx.doi.org/10.2174/1874294700903010014

ゴールデンライスのベーターカロチンは効率的にビタミンAに変わる 
タフツ大学、ベイラー医科大学と米農務省の研究者は、ゴールデンライスに由来するベータカロチンがヒトでビタミンAに効果的に変わることを明らかにした。人の成人のボランティアは、36日間1-1.5mgのベータカロチンを含有しているゴールデンライスを65~98g食べ続けた。そして、ボランティアから集められる血液サンプルのレチノール(ビタミンAの一つの形)の量を測定した。ゴールデンライスからのベータカロチンの4単位がヒトで1単位のビタミンAに変わっていることを確かめた。(特定の例示をすれば、1.9–6.4が 1 になる範囲で、3.8 ± 1.7 11.9が1になっていた。)

ゴールデンライスは、スイセンからのベータカロチン生合成遺伝子psyとErwiniaからcrt1遺伝子を持っており、グラム当たり35マイクログラムのベータカロチンを含む。
American Journal of Clinical Nutrition に発表された論文は、以下のサイトで読める。http://dx.doi.org/10.3945/ajcn.2008.27119


葉酸増強レタスが開発された 
特に妊娠中など急速な細胞分裂と成長のときに高い葉酸を含む食物を摂取することが重要である。葉酸(水溶性ビタミンB類)は、健全な赤血球の生成にも必要だ。葉酸欠乏は、幼児無脳症と脊椎破裂または神経管非閉鎖を起こし、大人では巨大赤芽球性貧血を起こす。多数の研究によって、葉酸補給が神経管欠損、脳卒中とある種の小児期ガンの発病率を著しく減少させることが示されている。
植物と微生物が葉酸を合成することができるが、動物は完全な葉酸合成経路がない。大部分は植物源からであるが、ヒトは約400µg/日を必要とする。主要な作物と野菜の葉酸含量を増やすことは、特に発展途上国の葉酸欠乏の効果的解決法であるとがわかる。
ブラジル農業研究社(EMBRAPA)とブラジリア大学の研究者は、高濃度の葉酸を蓄積するレタスの品種を開発した。これらのレタスは合成gchI遺伝子は、鶏由来の遺伝子で、葉酸生合成経路で中心的な役割を果たす酵素をコードするものである。GMレタス品種は、非組換え品種よりも2-8倍高い葉酸を含む。増強したレタスの葉酸量は、通常の即時で大人一人が一日に摂取すべき量(Dietary Reference Intake、DRI)の26%を供与できる。
Transgenic Research  に発表された研究報告は、以下のサイトで読める。 http://dx.doi.org/10.1007/s11248-009-9256-1

高血圧を防ぐ組換えイネが開発された 
高血圧を予防するために米を食べる?このアイディアは、はるかに遠い話と思われるが、不可能なことではない。日本の研究者は、抗高血圧症作用のあるγ-アミノ酪酸(GABA)とnicotianamine(NA)を著しく高濃度蓄積できる組換え米を開発した。高血圧は心血管疾患と脳卒中の主要な原因で、そして、世界中で10億人以上に影響を及ぼしている。
島根大学の赤間一仁氏と共同研究者は、4-炭素鎖のアミノ酸GABAの増加したイネを開発した。GABA(哺乳類の中枢神経系の神経伝達抑制物質)は、動物で血圧を下げることが示された。グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)(イネグルテリンプロモーター(GluB-1)の制御下にある。)をコードする修飾遺伝子をアグロバクテリウムによってイネに導入して作製した。
Kanako Usuda and colleagues, on the other hand, developed rice plants that produce the ACE inhibitor nicotianamine (NA). ACE or angiotensin I-converting enzyme is a key enzyme in hypertension and studies have shown that inhibition of its activity leads to reduced blood pressure. ACE inhibitors are widely accepted as the drugs of first choice for patients with hypertension and congestive heart failure. The scientists found that the ACE inhibitory activity of the transgenic rice-derived NA is very strong, even when compared with commercially available antihypertensive peptides. To minimize public anxiety over the GM rice, the selectable marker genes for antibiotic resistance were removed using the Cre/loxP DNA excision system.
臼田華奈子氏と共同研究者は、他方、ACE阻害剤ニコチンアミン(NA)を生産するイネを開発した。ACE(アンギオテンシンI-変換酵素)は、血圧を上げる重要な酵素である、その活性抑制が血圧低下につながることは、既に示されている。ACE抑制剤は、高血圧と鬱血性心不全患者のための第一選択の薬剤として広く認められている。今回の組換えイネ由来のNAのACE抑制効果は、大変強く、市販の抗高血圧症ペプチドと比較しても強いとわった。GMイネの一般の不安を最小にするために、抗生物質抵抗性選択マーカー遺伝子は、Cre/loxP DNA削除システムを使用して除去されている。
赤間と共同研究者の報告は、最新のTransgenic Researchに発表されており、以下のサイトにある。  http://dx.doi.org/10.1007/s11248-009-9272-1 臼田と共同研究者の論文は、Biotechnology Journalにあり、以下のサイトで読める。 http://dx.doi.org/10.1111/j.1467-7652.2008.00374.x


木材からのプラスティックと燃料 
環境にやさしいプラスチック、バイオ燃料とその工業用及び家庭用化学製品製造のための根本的な原油にとって代わる資源を長く夢見てきた。近年では、太平洋北西部国立研究所で、広く存在する砂糖をバイオ燃料とポリエステル類製造のための主要な基本要素に変える大きに進歩が行われた。Z. Conrad Zhang と共同研究者は、ブドウ糖(自然の最も大量の砂糖)をhydroxymethylfurfural(HMF)(石油系化学製品の有望な代わり)に変える方法を考案した。最大のブドウ糖の源泉は、植物バイオマスである。。
「ブドウ糖からHMFを商業的に勝ち残れる収量を得ることは、非常に挑戦的でした。」と、Z. Conrad Zhangが言いました。「これまでは低い収量であったことに加えて、さまざまの副産物が生じたため精製が高価になる為、化石燃料を基本に置く化学品と競争できなかった。」言った。
より詳しい情報と全報告は、以下のサイトにある。http://www.pnl.gov/news/release.asp?id=255

組換え植物によるHIV 抗体の生産 
ロンドン大学のSt George’s研究室では、殺微生物剤として使うと、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を殺すことができるタンパク質の開発に大きな前進を成し遂げた。その上、発展途上国で入手可能にするのに十分な量のタンパク質を植物で生産する方法を開発した。研究成果は、FASEB Journalジャーナルの最新号に発表されている。
Julian Ma and colleagues combined two known protein microbicides, b12
Julian Ma氏と共同研究者は、つの既知のタンパク質殺菌剤(b12モノクローナル抗体とcyanovirin-N)を一つの分子に結合して、この分子にはその個々の構成要素と比較してより大きな抗HIV力があることを示した。実用的な融合分子を組換え作物で生産した。
プレスリリースで、FASEBJ編集長Gerald Weissmannは、以下のように述べた。「この研究は、決して小さな突破口を開いたものではない大きなものである。つまりHIV拡大を防ぐ新薬を生み出したのみならず、それを最も必要とする人々が十分入手できるようにしたことである。」この論文の要旨は以下のサイトにある。 http://dx.doi.org/10.1096/fj.09-131995

作物バイオ情報 2009年4月

ニュース
 
世界
– NSFとゲイツ財団が農業研究で協同する
– 組換え殺虫作物に対する誤謬に満ちた解析への反駁
– FAO: 途上国は未だに食糧の高価格に悩まされている 
 
アフリカ
– ケニヤがGMトウモロコシの試験を開始する 
 
南北アメリカ
– Purdue 大学の研究によるとラウンドアップに過度に依存すると除草剤剤耐雑草を招くことになる 
– AdvantaとArcadia が耐塩性ソルガム開発でチームを組む 
– 根に対する線虫耐性ジャガイモを開発 
– ARSは細菌性葉面斑点病耐性Iceberg Lettuceを開発 

 
アジア太平洋
– ゲーツ財団がスーパーライス開発プロジェクトを支援  
– インドでハイブリッドイネ開発に新規公私協力計画 
– Current ScienceがISAAA のインドにおけるBt耐性ナスの報告のまとめを掲載 
– 東南アジアに冠水耐性イネの普及を開始 
– ココア生産向上にオーストラリアとインドネアが協力 

 
ヨーロッパ
– ヨーロッパでのGMトウモロコシと大麦の圃場試験 
– 組換え作物に対するヨーロッパ消費者の意向調査
– Bayerと Evogeneが高収量イネの開発で協力 


研究
– 組換えタバコからの抗HIV 剤の開発 
– 組換えトウモロコシは牛乳生産に全く影響を与えない 

 
 
バイオ燃料補遺
– バイオ燃料用ポプラの持続的育成にその内生菌を活用 
– インドネシアの油やし工業はその持続的事業へと踏み出した
– バイオ燃料資源としてのReed Canary Grass 
– 中国の発電会社は、国産潅木からのバイオ燃料で稼動 

– SCOPE バイオ燃料報告: バイオ燃料移送策を再考察 
 
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ニュース
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*世界 *
 
NSFとゲイツ財団が農業研究で協同する
米国科学財団(NSF)とビルとメリンダゲイツ財団は、4800万米ドルを発展途上国の小自作農農業に向けての研究プロジェクトに提供すると発表した。各々の組織は、BREAD(Basic Research Agricultural Development)と呼ばれるプログラムに、5年にわたって2400万米ドルずつを提供する。プレスリリースによると、プログラムは自分の食物と収入のもととしている作物収穫に頼る小さな農民を悩ましている旱魃、害虫、病害などの研究課題に対して競争的に提供する。
NSFは、アメリカに拠点を置く機関が遂行する研究プロジェクトを支援する。ゲイツ財団は、他方、「米国の受賞者」を通しての国際的パートナーにその資金を与える。
「これは、先進および発展途上のさまざまの国でアメリカとそれらの科学者の間で国際協力を促進する独特のである。」と、Deborah Delmer氏(BREADプロジェクト主任)が言った。「我々は、世界的な科学界のメンバーが集まって、その研究専門知識を世界の農業が今日直面している課題の挑戦してくれることを願っている。」と同氏は更に付け加えた。
BREAD プロジェクトの詳細は以下のサイトにある。 http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8
プレスリリースは、以下のサイトにある。http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=114493&org=NSF&from=news
 
組換え殺虫作物に対する誤謬に満ちた解析への反駁
Löveiらによる記事(組換え殺虫剤耐性作物と天敵:実験室内実験の詳しい総説Environmental Entomology 38(2)、293-306の(2009)に、Bacillus thuringiensisのCryタンパク質に基づく害虫耐性作物が対象外の生物に相当な否定的な影響を及ぼすかもしれないとの主意を発表した。この分野の専門家が、隔月発行のジャーナルの4月号に強く反論した。しかも素早く対応する必要があるとしても、これが隔月出版であるため、早急な反駁を収載できなかった。そこで、A. M. Sheltonと14人の同調者は、Transgenic Researchの編集者に手紙を送った。(真正面から、「組換え殺虫剤耐性作物と天敵に対する反駁」として発表した。)
Sheltonとその共同研究者の反論は、Löveiらは、リスク評価に不適切で、間違った手法を用いて既にある多くの総説や並行分析と相容れない結論を導いているするものである。Sheltonは15名の共著者の懸念を以下のようにまとめている。「Löveiらの報告は、不適切な要約を行っており、公表された対象外への影響のデーターを否定的に偏ったしかも誤った解釈を統計学的手法で出しており、何ら意味のある生態学的な内容を吹くものでない。」また、これらの15人の国際的科学者の懸念は、このLöveiらの報告が、その表面的なところだけを捉えて、規制に関与する当局に与える間違った影響である。
反駁報告は、以下のサイトにリンクされている。 http://www.springerlink.com/content/q7hk642137241733/. この報告は、DOI: 10.1007/s11248-009-9260-5として出版され、自由に見ることができる。また、Transgenic Researchの6月号にも出版される。.
 
FAO: 途上国は未だに食糧の高価格に悩まされている 
食糧価格の下落と世界的穀類供給が改善されたにもかかわらず、発展途上国はまだ高い食糧価格に悩まされているとFAO(国連食糧農業機関)が警告した。FAOの作柄予想と食糧状況報告によると、食糧価格は、調査した58の発展途上国のうちの47で、昨年のものと比較してかなり高い。FAOは、状況がサハラ以南のアフリカで最悪であると言っている。トウモロコシ、雑穀、モロコシの価格は、1年前と比較して89パーセントの国々でより高い。
FAOも、「飢えホットスポット」(食物非常事態が続く国)を指定した。アフガニスタン、スリランカとミャンマーのようなアジア諸国は、「飢えホットスポット」としてFAOリストに載った。戦争で荒廃したコンゴ民主共和国のようなアフリカ諸国では何百万人もが重大な食糧不安にさらされ、そこでは、スーダンとソマリアと同じく食糧供給が半分になっている。
全体報告は、以下のサイトにあります。http://www.fao.org/news/story/en/item/12660/icode/ また、FAOの作柄予想と食糧状況報告は、以下のサイトからダウンロードできる。http://www.fao.org/docrep/011/ai481e/ai481e00.htm
 
*アフリカ *
 
ケニヤがGMトウモロコシの試験を開始する
ケニヤの農業研究所(KARI)は、昆虫耐性組換えトウモロコシ品種の実地試験を行っている。GMトウモロコシ品種は、4つのテッポウムシ種とアメリカ産行列毛虫ヨトウガの一種(Helicoverpa armigera)(ケニヤが毎年約400,000トンのトウモロコシを失う原因になる害虫)に抵抗性を示す。Joel Mutisya(KARIの研究者)は、トウモロコシが政府による安全評価の後、開放栽培されると述べている。これらの品種は、現地で栽培されている品種と交配して、ケニヤの条件に合致した品種を作れるとしている。
詳しくは、以下のサイトにある。 http://biotechkenya.com/site/crops/kari-adopts-bt-maize
 
*南北アメリカ *
 
Purdue 大学の研究によるとラウンドアップに過度に依存すると除草剤剤耐雑草を招くことになる 
Purdue大学の研究者によると、Roundup Ready作物に過度に依存すると、雑草を制御するグリフォセートの能力を弱めることになるだろうとしている。Bill Johnson(雑草科学の教授とこの報告の筆頭著者)は、グリフォセート耐性の雑草が現われて、その製剤の使用の効果的が低下してするのは時間の問題であると警告した。「我々はオオブタクサを含む抵抗を高めた雑草を持っている。これはRoundup耐性雑草のうちの一つである。」と、Bill Johnsonが言った。Bill Johnsonと共同研究者は、問題の雑草を制御するためにインディアナ、イリノイ、アイオワ、ミシシッピ、ネブラスカとノースカロライナで農家を調査した。彼らの報告は、Weed TechnologyJounalの最新号にある。
調査によると、Roundup耐性品種と在来品種を輪作することが最も効果的だった。輪作は、グリフォセート耐性雑草の発生を遅らせることに効果的であることが示された。Bill Johnsonは、農家は、RoundupとRoundup Ready品種を貴重な財産とみなして、この技術を守るようにしなければならないと言った。
この調査は、Roundup Ready 作物開発会社のモンサントの支援で行った。
全報告は、以下のサイトにある。 http://news.uns.purdue.edu/x/2009a/090414JohnsonSurvey.html Weed  
Technology Journalに収載された報告は、以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1614/WT-08-038.1
 
AdvantaとArcadia が耐塩性ソルガム開発でチームを組む 
カリフォルニアに拠点を置くArcadia Bioscience IncとAdvanta(多国籍種会社)は、塩分耐性なモロコシの品種開発と商業化に関する協定を結んだ。合意の条件の下で、Advantaはモロコシでアルカディアの塩耐性技術の使用に対する独占的な世界的な権利を得た。Arcadiaは、商業的な販売収益の前払い、マイルストーン支払いと株式を受ける。会社は、窒素の利用を効率化した品種についても今年始めに類似した合意をした。Arcadiaによると、彼らの塩耐性技術は、作物が塩分ある水中で通常のモロコシと同じ収量と品質を得ることがでる、モロコシの栽培可能面積を増やすともに、淡水の必要性を減す。
プレスリリースと詳しい報告は以下のサイトにある。 http://www.advantaindia.com/sorghum.pdf
 
根瘤線虫耐性ジャガイモを開発 
米国農務省のAgriculture Research Service(ARS)は、コロンビア根瘤線虫(CRN)(毎年米国ジャガイモ産業に約4000万米ドルの損害をもたらす微細な虫)に抵抗性の新しいジャガイモ品種を開発した。線虫(それは米国で太平洋北西部と他の主なジャガイモ生産地にはびこっている)は、通常、化学燻蒸剤でコントロールされている。化学薬剤を使うCRNの制御は、効果的であるが、非常に高価である。米国のジャガイモ栽培者が害虫を抑えるために毎年2000万米ドルが使われている。
CRN抵抗品種は、野生のジャガイモ類縁種(Solanum bulbocastanum)から得られた。しかし、野生種と栽培種は、染色体的に相容れない、つまり、生存可能な子孫を作れない。そこで科学者は細胞融合法を用いた。研究者はS. bulbocastanumと栽培種の細胞を融合して、その後、戻し交配を繰り返して、不必要な形質を取り除いた。野生のジャガイモからRMc1抵抗性遺伝子に相関している目印遺伝子のあるものを選択してハイブリッドの抵抗性レベルを測定した。
新しい品種は、商業栽培の前に2年間の圃場試験が実施される。
報道全文は以下のサイトにある。 http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090417.htm
 
ARSは細菌性葉面斑点病耐性Iceberg Lettuceを開発
米国農務省のARSは、レタスの新しい品種を育成した。Iceberg lettuceの7種の新品種が、カルフォルニア、SalinasにあるARSの作物改良保全部から商業栽培のために供与された。この新品種は、細菌性斑点病(BLS)(病原細菌Xanthomonas campestrisに起因するカリフォルニアのアイスバ-グレタスの一般的な病気)に抵抗力がある。病原金はレタスの葉に黒い斑点を生じ、それが拡がって黒い大きな斑紋になる。この病気に対する農薬の散布は、コストが高いので良い方法ではない。
ARSの遺伝学者 Ryan Hayes氏は、「レタスのBLSを制御するには耐病性の品種を育種するのが最も効果的であり、経済的てある」と言っている。 
更なる情報は、以下のサイトにある。http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090413.htm.
 
* アジア太平洋 *
 
ゲーツ財団がスーパーライス開発プロジェクトを支援  
Zhai Huqu氏(中国Agricultural Sciencesアカデミー(CAAS)会長)はBill and Melinda Gates財団とストレス耐性(ひどい冠水、旱魃、低温、重金属汚染土壌など)のスーパーイネの新しい品種開発に関する国際プロジェクトについて契約を結んだ。「アジアとアフリカの資源の乏しい人々のためのグリーンスーパーライス」と呼ぶ3年プロジェクトにGates財団は、1800万米ドルを与える。
中国農業科学アカデミー(CAAS)のイネ学者は、フィリピンに拠点を置く国際イネ研究所(IRRI)、プアフリカライスセンター(WARDA)、中国赤で実の遺伝及び発生生物学研究所、上海農業遺伝子センターから研究者と共同で研究することになる。
より詳しい内容は、以下のサイトにある。http://english.cas.ac.cn/Eng2003/news/detailnewsb.asp?infoNo=27655
 
インドでハイブリッドイネ開発に新規公私協力計画 
インド農業研究所(IARI)(インド農業研究会議(ICAR)の基幹研究所)は、インドでのハイブリッドイネの開発研究促進のための様々の極めて効率のよい公私協力モデルを開発した。IARI、インド財団SeedsとServices協会(IFSSA)とBarwale財団はPusa RH 10(IARIが開発した最初のスーパー微粒子香りイネハイブリッドの親品種の種増殖のためにの覚書(MOA)には以前に既に署名していた。IFSSAに加えて、IARIもPusa RH 10のハイブリッド種子を生産する18の他の種会社とも覚書(MOA)に署名した。IFSSAとの協力は、2008年のKharif(収穫)期にPusa RH 10の栽培地が50万haに達する結果を生んだ。
B. R. Barwale博士(IFSSAとBarwale財団の会長)は、Rs. 34.62 lakhsをPusa RH 10の親品種の売り上げからニューデリーにあるIARIの会長Dr. S. A. Patilの十万支払った。このやり方は、Dr. Mangala Rai(ICAR 会長)によって確認され、かれは、効果的な公私関係が構築され、持続的食糧保証の鍵であるハイブリッドイネの偽中の促進に至ると述べた。
この公私協力モデルの詳しい情報は、IARI のDr. A.K. Singhと以下のサイトでコンタクトしてください。 ak_gene@yahoo.com, また、 Dr. Dinesh Joshi ( IFSSA ど Barwale Foundation)には、以下のサイトを利用してください。 dineshjoshi@barwalefoundation.org バイテクの促進については、以下のサイトに連絡してください。b.choudhary@cgiar.orgk.gaur@cgiar.org.  
 
Current ScienceがISAAA のインドにおけるBt耐性ナスの報告のまとめを掲載 
インドのトップ科学ジャーナルCurrent Scienceは、その最新のものにISAAA Brief 38の「Bt Brinjal, インド(ナス/Aubergine)の開発と規制」の詳細な総論を発表した。その総論は、Dr. T.M. Manjunathによってなされたもので、Current Science第96巻No. 7(2009年4月10日発行.)に出ている。総説の著者は、「Bt Brinjalの安全性とこれによる利点を疑う人々は、先ずこの本を読んで科学的に明確な説明を知るべきである。また、この役に立つ、タイムリーな本を書いた著者の努力にお祝いを述べたい。この本はBrinjal(ナス、Solanum melongena)栽培の全てを総説し、重要害虫である鱗翅類、Leucinodes、害虫(果実と芽に穴をあける果物と撮影穴(FSB)Leucinodes arbonalisを制御できるBt Brinjal開発の際の努力の全てを記載いている。」と述べている。
この本は、インドの組換えBt Brinjalハイブリッドの開発と規制をまとめ、
そのうえ組換えBt Brinjalについて行われたインドの規制関係当局によって行
われた広範な規制関係事項を完全に捉えている。この同じ領域の科学者によって行われて厳しい総説は、ニューデリーのISAAA南アジア事務所から入手可能で、また、http://www.isaaa.orgから無料でダウンロードできる。1932年に創刊されたCurrent Scienceは、インドのバンガロールにあるインド科学アカデミーの科学機構(IISc)との協力で、Current Science協会によって出版されている。
Current Science の総説は以下のサイトにある。 http://www.ias.ac.in/currsci/apr102009/992.pdf ISAAA Brief 38については、以下のサイトと連絡を取ってください。b.choudhary@cgiar.org または k.gaur@cgiar.org.
 
東南アジアに冠水耐性イネの普及を開始 
多くの農家と米を主食とする貧しい消費者は、氾濫が恐ろしい災害であると見ている。しかし、イネ育種家は、FR13A(氾濫が1週間以上の続いても、すぐに回復できる特性)に気づいていた。それは1980年代に、Dr. David Mackill(インターナショナルライス研究所(IRRI)の育種家)がアジアの洪水を起こしやすい地域に植えられているFR13A(『洪水耐ある』ということを意味しているFR)を現代の高収量イネ品種にその特性を移すことができる可能性を見たことに始まる。
はじめは、Dr. MackillとIRRIの育種チームは、農家にイネ品種を供給できなかった。その理由は、主にFR13Aから遺伝子受容イネに洪水耐性遺伝子を移す際に他の遺伝子も同様に移動するためであった。Dr. Mackill博士と彼の大学院生Kenong XuがDNA(SUB1と呼ばれる)の正確な範囲を発見した時だけ移ることを見出して発展が始まった。Dr. Xuと彼の妻Xia、UCデイビスの研究者であるはPamela Ronald がFR13Aを洪水耐性のあるようにする役割を果たす特定の遺伝子(SUB1Aと命名)の位置を定めたことが出来たことに始まる。
バングラデシュの試験田で気の遠くなるような研究とテストの後、SUB1特性を持っている新しいイネの品種、Swarna Sub1、が供給された。結果のすべてはポジティブだった。そして、2年以内に、IRRIはBill と Melinda Gates 基金の支援のもとにアフリカと東南アジアの貧しい農家に「プロジェクトストレス耐性イネ」の下で少なくとももう2種のイネの品種を供給する予定である。SUB1研究の成功を受けて、Bill と Melinda Gates 基金が生物現象によらない旱魃や、塩分ストレスなどへの耐性についても支援があることを期待している。
報告の全文は、以下のサイトにある。http://beta.irri.org/news/index.php/200904066053/Rice-Today/Africa/Scuba-rice-Stemming-the-tide-in-flood-prone-South-Asia.html
 
ココア生産向上にオーストラリアとインドネアが協力
ココアは、インドネシアの何百万もの小自作農家の主な収入源である。コートジボアールとガーナに次いで、同国は世界の3番目に大きなココア生産国だ。しかし、先年には、ココア生産は害虫と病気そして木が古くなったことと土壌肥沃度低下のため、最高50パーセント削減されました。Australian Centre for International Agricultural Research (ACIAR)の助けを借りて、事態は変わろうとしています。病気耐性で高い収穫量のココア品種を開発するために、ACIARは様々の研究機関(例えばLa Trobe大学、シドニー大学とMars Symbioscience)からの科学者をまとめた。国のココア栽培者の半分以上を生産するスラウェシ地域で改良品種の試験が行なわれる予定である。
プロジェクトの一部として、農家は遺伝的に優れた品種を見つけ出すように訓練を受ける。また、簡便な害虫と病気の制御方法についても訓練を受ける。
全報告は、以下のサイトにある。http://www.aciar.gov.au/cocoa
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* ヨーロッパ *
 
ヨーロッパでのGMトウモロコシと大麦の圃場試験 
数種の遺伝子組換え作物品種ガ、今月、アイスランド、ルーマニアとスペインで限られた、非商業的な開放栽培を予定されている。これらの例示を以下に示す。
Pioneer Hi-Bred AgroServicios Spain は、組換えトウモロコシ5品種を開発した。これらのトウモロコシ品種は、スペインの重要害虫(例えばwestern corn rootwormの幼虫とアワノメイガ)に抵抗性を持つように改良されている。数品種は、グリフォセート、グルフォシネートとacetolactate synthase (ALS)阻害除草剤に対して耐性も示す。
Syngentaのトウモロコシ品種Bt11 とGa21とそのハイブリッドがスペインでの開放試験できるように、スペインでの公的なトウモロコシ品種登録法に必要な試験を行う。
モンサント社とパイオニアHi-Bred社は、それぞれNK603とDAS-59122-7の害虫耐性トウモロコシ品種をルーマニアで開発した。
ORF Genetics社は、アイスランドで成長因子を発現する組換え大麦を開発した。
特定の処置(試験栽培後、200メートルの隔離距離とGM作物を廃棄の破壊を維持することのような)が、導入遺伝子流出を防ぐために導入される。環境リスク査定では、開放系栽培は、ヒトや動物の健康に、または、環境に有害な影響を与えないことは既に証明されている。。
詳しい報告は以下のサイトにある。http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspx
 
組換え作物に対するヨーロッパ消費者の意向調査
ヨーロッパの調査によると、GM製品の一般の受け入れが近年上がっている、そして全体的な商人の増加は、GM作物の特定の特性に関するものが増加している。1999年には回答者のわずか10%は、遺伝子技術で前向きな姿勢を示した。遺伝子技術の方の回答者の前向きの反応は、毎年、明らかに増加した。2005年に、50%の回答者はバイオテクノロジーをポジティブであると考えた、そして、30%の回答者は遺伝子技術をよいと考えた。2008年に英国Grocery Distribution協会によって実行されたごく最近の調査によると、回答者の大多数(58%)は中立的答えをしたのは、GM食物に関して十分な知識がないためであった。調査によるとヨーロッパの消費者は、GM製品に関してまだいくらか控えめであるが、それが好きでないことを必ずしも意味するというわけではなかった。調査結果のまとめを以下に示す。
全体のごく一部がGMOについてよく知っているが、GMOについての情報の大きな要望があること示された。
調査対象の40%以上の消費者がGM製品にポジティブな反応を示した。
遺伝子技術の一般大衆の受容性は、1999年以降着実に増加している。
消費者は、環境及び消費者にGM製品が明確なポジティブの有益性があるとした。
買い物をするとき、およそ80%の消費者はGM製品を特に避けていいない。
安価なGM製品は、よりよく消費者の注目を惹いている。
一般的に言われていることに反して、GM製品は、ヨーロッパの市場でかなりの可能性があると言えよう。
更に詳しい情報は、以下のサイトにある。 http://www.gmo-compass.org/eng/news/stories/415.an_overview_european_consumer_polls_attitudes_gmos.html
 
Bayerと Evogeneが高収量イネの開発で協力
Bayer CropScienceとイスラエルに拠点を置くEvogene ltd.は、高い生産性と収量のイネの開発に協力している。3年の協同の条件の下で、Evogeneによって発見された候補遺伝子をBayer CropScienceのイネ品種に導入してその開発計画の高収量ハイブリッドイネを開発する。い柔軟な雑種の米の成長のために、バイエルCropScienceの米研究パイプラインにもたらされます。Bayer社は、これらの遺伝子をイネに用いる専有商業化権を持っている。財政的な合意期間は、明らかにされてない。
プレスリリースは、以下のサイトにある。 http://www.bayercropscience.com/BCSWeb/CropProtection.nsf/id/EN_20090421?open&l=EN&ccm=300040
 
 
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研究
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組換えタバコからの抗HIV 剤の開発 
イギリスと米国の科学者は共同でgriffithsin(GRFT)(ピコモルレベルでヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対して効果的であることが示されたタンパク質)を高濃度で蓄えている組換えタバコを開発した。Griffithsin(紅藻Griffithsiaから初めて分離されるたは、ウィルス外套グリコプロテインと結合することによって、細胞間HIVの伝播を止めることがでる。
科学者は、460平方メートルの温室でNicotana benthamianaから60グラムのgriffithsinを収穫することがでた。この量のGRFTがおよそ100万人用のHIV剤生産できると推定している。他の抗レトロウイルス薬は、ここまで大規模な生産には高価すぎるものである。
タバコで生産されたgriffithsinがHIV株A、B、C,対して効果的と分かった。 AとC株は、薬剤が緊急に必要である地方であるSubサハラ砂漠のアフリカとインドの亜大陸で拡がっている。他の薬剤がリンパ球増殖を高めないところかから、GFRTが他の薬剤に勝る利点があることを示している。
PNASに出版された報告は以下のサイトから手に入る。http://dx.doi.org/10.1073/pnas.0901506106 ハイライトが収載されている  Nature は以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1038/news.2009.208
 
組換えトウモロコシは牛乳生産に全く影響を与えない
バイエルンの農業省の依頼による2年間の飼料投与試験の結果は、遺伝子が組換えトウモロコシが牛の健康とミルク生産に全く影響を及ぼさないことを明らかにした。研究(バイエルンのミュンヘンTechnical大学といくつかの他の研究施設で実行されました)は、かなりより長い試験期間と現在まで行われる他のどの試験よりも多くの頭数を用いたものである。
血液、ミルクと排泄物サンプルを組換えトウモロコシ品種MON810を与えた牛から集めた。これらは、従来の遺伝子的に同質のトウモロコシ品種を与えた牛から採ったサンプルと比較した。科学者は、2.5ミリグラム以上のBtタンパク質が組換えトウモロコシを与えた牛によって毎日摂取されると推定した。彼らは、BTトウモロコシ組換え遺伝子産物は全くからミルクに移らないことを確認した。
全報告は、以下のサイトにある。http://www.coextra.eu/country_reports/news1378_en.html ドイツ語の要旨は、以下のサイトにある。 http://www.transgen.de/pdf/dokumente/fuetterungsstudie_bayern03-09.pdf
 
 
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バイオ燃料に関する補遺
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バイオ燃料用ポプラの持続的育成にその内生菌を活用 
http://www.bnl.gov/bnlweb/pubaf/pr/PR_display.asp?prID=874
http://aem.asm.org/cgi/content/abstract/75/3/748 (全文の取得には購読料が必要)

ポプラは、セルロースエタノール生産のためのバイオ燃料資源として利用できる成長の早い木のうちの1つとして報告されている。調査中の他の潜在的バイオ燃料資源と同様に、持続可能な栽培方法について調査されている。これらの「持続可能な」戦略のうちの1つは、バイオ燃料資源栽培のための利用限界地の利用だ。利用限界地で成功するバイオ燃料資源の能力を増やすことは、活発な研究領域だ。近年では、米国エネルギー省(US-DOE)のBrookhaven National LaboratoryとHasselt大学(ベルギー)からのは、「植物に共生しいている微生物は、利用限界地での植物の成長を改善する。」ことを確認した。彼らは、植物成長に有益な影響を及ぼしたポプラとヤナギから若干の「内在性バクテリア」(病兆を引き起こすことなく宿主植物の中に住んでいるバクテリア)を確認しました。ポプラの切片にEnterobacter sp.638とBurkholderia cepacia BU72を繰り返し接種することで50%もバイオマス生産が増加した。利用限界地のポプラ生産を増大する内在性バクテリアによる植物-成長を促進するホルモン類の生産が、考えうるメカニズムとみなさている。彼らの研究の結果は、Applied and Environmental Microbiologyで報告されるところである。利用限界地に生育するポプラのバイオマス生産と炭素没収可能性を向上させる目的で、更なる研究が進行中だ。
 
インドネシアの油やし工業はその持続的事業へと踏み出した
http://www.panda.org/wwf_news/?161661/Indonesian-palm-oil-industry-takes-step-towards-sustainability
http://www.thebioenergysite.com/news/3485/indonesian-palm-oil-industry-moves-to-sustainability  

世界自然保護基金(WWF)ウェブサイトは、主要なインドネシアのプランテーション会社が国の中の持続可能なパーム油の最初のメーカーになったと証明されたことを報告した。Musim Mas Group Plantationsは、「そのプランテーションが持続的なthe Roundtable for Sustainable Palm Oil (RSPO) 原則と定義に対応することが証明された。」最初のインドネシアの会社だ。これは、パーム油が社会的に、環境的に信頼できる方法で生産されることを確証する最初の標準だ。「RSPOは、アブラヤシ栽培者、油プロセッサー、食品会社、小売業者、NGOと投資家をまとめて、熱帯多雨林域が新しいアブラヤシ農園のために犠牲にならない、またすべてのプランテーションがその環境影響を最小にし、地元の人々とプランテーション労働者の基本的な権利が完全に尊重されることを確実となるようにはたらいている。」パーム油はバイオディーゼル資源で、バイオディーゼル製造と用途について、その利用の持続性について議論されたところである。インドネシアは、パーム油の世界最大の生産者とみなさsれている。Liantong Gan、Muim Mas’ Sustainability Department、長官は、証明が「よりインドネシアの会社が先例に従うのを奨励する」ことを望むとしている。
RSPO Principlesに関連した情報とSustainable Palm Oil Productionのための定義は、以下のサイトにある。
http://www.rspo.org/PDF/CWG/RSPO%20Principles%20&%20Criteria%20for%20Sustainable%20Palm%20Oil%20(final%20public%20realease).pdf
 
バイオ燃料資源としてのReed Canary Grass 
http://www.thebioenergysite.com/news/3561/reed-canary-grass-as-biofuel

クサヨシ(Phalaris arundinacea)は、伝統的にヨーロッパ地域の飼料作物として生育されていた。そして現在は非食糧作物として北ヨーロッパで生育されていると報告されている。フィンランドでは、潜在的バイオエネルギーが作物と考えられている。bioenergysiteウェブサイトはフィンランドの研究者がクサヨシが温室効果ガス排出を減らすこともできると報告している。その理由は、「燃焼(そのうえ、肥料の製造から)で空気にリリースされるより多くの炭素が、クサヨシの耕作を通して、土壌中に吸収される。」と言っている。今年フィンランドでクサヨシから作り出されるエネルギーは、風力によって発生されるエネルギーに相当すると想定されている。1ヘクタール当たり、500ユーロ~600ユーロが、奨励金がクサヨシを耕作農家に与えられる。
クサヨシに関する更なる情報は、以下のサイトにある。
http://www.inhs.uiuc.edu/chf/outreach/VMG/rcanarygr.html
http://www.encrop.net/GetItem.asp?item=digistorefile;129965;730¶ms=open;gallery

 
中国の発電会社は、国産潅木からのバイオ燃料で稼動 
http://www.cleantech.com/news/4367/china-get-first-biomass-plant-using
http://www.treehugger.com/files/2009/04/chinese-biomass-power-plant-will-use-native-plants-replace-80000-tons-coal.php

Cleantechウェブサイトは、中国の会社(Baotou Kaidi Sunshine Energy Investment Company)が原料として2本の自生の潅木を利用する発電所の建設の計画を発表したと報告した。その自生潅木は、(1)シーバックソーン(Hippophae rhamnoides)と(2)シベリアのエンドウ潅木(ムレスズメarborescens)である。設備(内モンゴルに建設予定)がおよそ1億4700万米ドル、犠牲にする力は生物量の130,000トンから年につき電気の1億5000万キロワット(kW)をもたらすと想定されている。。潅木は伝えられるところでは強くて、ストレス(例えば旱魃と低温)耐性だ。一旦発電所の運用が開始されると、この自生の潅木バイオマス量の使用は、化石燃料である石炭を1年につきおよそ80,000トン置き換えられると想定されている。
これらに関する情報は、以下のサイトにある。
http://www.ienica.net/crops/seabuckthorn.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Hippophae_rhamnoides
http://www.mnpower.com/treebook/fact19.html

 
 
SCOPE バイオ燃料報告: バイオ燃料移送策を再考察 
http://www.transportenvironment.org/News/2009/4/75-scientists-call-for-end-to-biofuels-targets/
http://cip.cornell.edu/biofuels/files/SCOPE00.pdf
http://cip.cornell.edu/biofuels/

国際学術会議連合(ICSU)の環境問題科学委員会(SCOPE)は、最近、「現在の液体バイオ燃料に関するやるべきこととの目標」を再評価の必要性を訴えるレポートを公表しました。「バイオ燃料と環境の緊急評価:概要と鍵となる発見」と題する報告は、現在のバイオ燃料作物の栽培は。「問題を含むものである。」と述べている。バイオ燃料の想定される利点が、バイオ燃料作物耕作が土地、水と他の資源を食糧安全保証と森林伐採にたぶん至ることで帳消しになっていることにある。レポートのハイライトは、以下の通りである。(1)有機廃棄物のために生産されるバイオ燃料は、通常、エネルギー作物から作り出されるそれらより「より穏やか」、(2) 多年草からの低投入セルロースバイオマスの耕作は、より環境利益をもたらすと思われる。(3)現在開発中の「液体へのバイオ燃料」”biofuels-to-liquids”(BTL)技術は、セルロースバイオマスを使うエタノール生産よりも優位性があるかも知れない。
レポートの全容は、コーネル大学ウェブサイト(上記のURL)から得られる。