道立食品加工研究センターが「ビジネスシーズ フォーラム」を毎月開催します。

食品加工研究センターは、開設以来、17年間蓄積してきた研究成果(シーズ)を広く紹介する「ビジネスシーズフォーラム」を7月から定期的に開催します。
 このフォーラムでは、研究内容のみでなく、活用したビジネス成功例を発表するほか、事業化に向けて企業側から見た課題・問題点などについて、参加者と発表者とのフリーディスカッションを行って、民間企業への技術移転や新たな研究テーマへの展開に結び付けていくものです。
 なお、次回以降の「ビジネスシーズ フォーラム」は、毎月第4木曜日14時から、当センター研修室で開催(12月は休会予定)いたします。
 
■第1回について
食品加工に伴い、発生する農水産物の加工副産物や残渣の高付加価値利用などがテーマ。
現在は費用負担して廃棄処理している鮭やホタテ貝殻、果実のジュース搾りかすなどを高付加価値商品に活用している事例をご紹介します。
 
・日 時  平成21年7月31日(金) 14:00~16:00(受付13:30)
・会 場  北海道立食品加工研究センター 研修室
・対象者  食品関連企業、業界団体、技術支援機関、金融機関など
・内 容  テーマ「未・低利用資源の有効利用」
       ①「鮭加工副産物の有効活用に関する研究」
         応用技術部プロセス開発科長 清水英樹
       ②「ホタテ貝殻の有効利用に関する研究」
         応用技術部機能開発科長 柿本雅史
       ③「農産加工副産物に含まれる機能成分を活用した新規健康食材の開発」
         食品開発部農産食品科長 太田智樹
・定 員  60名(参加費無料)
・お申込  次のアドレスに申込書があります。
       http://www.foodhokkaido.gr.jp/
       FAX、Eメール等で7月24日(金)までにお申込みください。

■申込み・お問合せ先
北海道立食品加工研究センタ- 企画調整部 有馬、樽井
〒069-0836 江別市文京台緑町589番地4
TEL(011)387-4113  FAX(011)387-4664メールアドレス  arima@foodhokkaido.gr.jp

近畿バイオインダストリー振興会議、北海道バイオ産業振興協会交流会

開催日時:平成21年7月16日(木) 15:30~18:00 
開催場所:函館市産学官交流プラザ オープンスペース
(北海道大学大学院水産科学研究院マリンサイエンス創成研究棟内)
参加費:無料(交流会への参加:2,000 円)
 
@プログラム
テーマ:「
水産関係のバイオベンチャーあるいはベンチャー創出につながる技術開発」
・15:00~     受付
・15:30~15:40    
HOBIA挨拶
・15:40~16:10

「インターフェロンを応用した魚類ウイルス病に対する新しい免疫法:Poly(I:C)免疫法」  北海道大学大学院 水産科学研究院 海洋応用生命科学部門 海洋生物工学分野
准教授 西澤 豊彦 氏
・16:10~16:40
「北海道産チョウザメ養殖をめざして」
  北海道大学大学院 水産科学研究院 海洋応用生命科学部門 増殖生物学分野
教授 足立 伸次 氏
 
・16:40~16:50  休憩
 
・16:50~17:20
「酵素のアーミング技術と魚の感染症予防への応用」
兵庫医療大学薬学部医療薬学科生体分析化学研究室
准教授 芝崎 誠司 氏
・17:20~17:50
「マグロの養殖技術とその利用」
近畿大学農学部水産研究所白浜実験場
准教授 家戸 敬太郎 氏
 
・17:50~18:00
総合討論
 
・18:30~20:00
交流会(会場:同プラザオープンスペース)

バイオキャンプ イン サッポロ

バイオキャンプ イン サッポロ
普段の生物の授業では味わえない面白さが、ここにあります!!
DNAを取ってみたり,入れてみたり・・・
ノーベル賞を受賞した「光る遺伝子 ~GFP~」 も使ってみましょう

平成21年8月4日(火)~8月6日(木) (3日間)
北海道大学 農学部 N22講義室 (N250)

高校生を中心にした希望者  無料 定員25名

お申し込みは・・・
名前,住所,電話番号,メールアドレス,性別,学校名,学年を明記の上,以下の宛先まで,FAXまたはメールでご連絡ください.
FAX: 011-708-1611 Mail: メールお問い合わせフォーム

NPO法人 北海道バイオ産業振興協会
申し込み締め切り 7月20日(申し込み先着者を優先いたします)

第1日目 月4日(火)
9:30 ~ 11:00 
  講義 「遺伝子」ってなんだろう?
  地球上の生物の起源と遺伝子。生物の進化の不思議
11:00 ~ 17:00 (お昼休みを挟んで)
  実習1. 大腸菌への形質転換
  特定の「遺伝子」を大腸菌に入れてみよう

第日目 月日(水)
9:00 ~ 10:30
  実習2. 遺伝子は大腸菌に入ったか?
  その確率ってどのくらい?遺伝子の検出方法について
10:40 ~ 17: 00 (お昼休みを挟んで)
  実習3. あなたの遺伝子を増やしてみよう
    PCR法という方法を使って、あなたが将来お酒に強いか、弱いかを調べてみましょう

第3日目 月6日(木)
9:00 ~ 12:00
  実習4  遺伝子の動きを見よう
  遺伝子が動くと何が起こるか?
13:00 ~ 14:30
  実習5. 遺伝子を運ぶプラスミド
      プラスミドって何だろう?
14:30 ~ 17:00
  実習6. 観察と考察
      実験のまとめ
17:00
  終了式

2009年3月 ニュース&研究

世界
– 魔法の豆が乾燥地に新しい緑の革命を起す  
– ボーローグ:今こそ第二の緑の革命の時だ 
– ICRISATとAVRDCのチームは資源の乏しい農家をまさに支援している 
– Norman Borlaug博士への賛辞 
 

アフリカ
– ウガンダは、組換えワタの試験を開始  
– マラウイ農業省は旱魃耐性トウモロコシ開放系栽培を開始 
 
南北アメリカ

– モンサントは、世界初の旱魃耐性トウモロコシの承認に向かう
– オバマ大統領は、科学統合推進策に関する覚書に署名 
 
アジア太平洋
– IRRIとデュポンは、イネの収量を上げる研究開発に協力協定締結
– バイテク関連省庁大臣が組換え技術を食糧保証に使うことを支持
– 組換え青いバラがオーストラリアで販売される
– CSIROは、遺伝子組換え小麦の限られて制御された開放系栽培を予定 
– インドネシア政府とPioneer Hi-Bred社は協定を締結 
– 生物多様性法が2009年月に発効
– 温度に順応した品種は気候変動の影響も緩和できる 

 
ヨーロッパ
– 何故GMOについて厳しい法を定め、しかもそれを破るのか!  
– ドイツは € 1.35 Millionを窒素利用効率のよいイネの開発に投資 
– ルーマニアとデンマークでGMO制限下での開放利用 
– ミレニアム開発目標への関与を改善するEU MEP


研究
– Btワタはワタアブラムシに影響を与えない
– 大豆サビ病耐性遺伝子を発見 

バイオ燃料に関する補遺

– 韓国とインドネシアは回送からのバイオディーゼル開発で協力
– 「進化工学」で得た酵母Saccharomyces cerevisiae は雑食性
– 最初の経済的しかもエコにやさしい海草バイオディーゼル生産の報告
– セルロース分解細菌「Saccharophagus dengradans」の パイロット試験


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ニュース
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*世界 *

魔法の豆が乾燥地に新しい緑の革命を起す
国際半不毛熱帯域作物研究所(International Crops Research Institute for the Semi-Arid Tropics, ICRISAT)は、Pushkal という世界で初めての商業栽培ハイブリッド種である新しいヒヨコマメ品種の導入に期待をかけている。
ヒヨコマメ(キマメ)は、インド、東部と南部アフリカ、カリブ海諸国とミャンマーを含む世界の半不毛な熱帯国の高いタンパク質食糧である。その上、キマメを砕いたものは動物飼料として、そして、乾燥した茎は、燃料になる。
新しい雑種のキマメは、旱魃抵抗性で、窒素固定を助ける強い根系を持っている。その上、新しいハイブリッドは、フザリウムによる萎縮病などにも高い耐性をもっていることが分かった。
新しいハイブリッドの特徴の詳細、その開発や普及の戦略については、http://www.icrisat.org/Media/2009/media4.htmで記者発表を見てください:

ボーローグ:今こそ第二の緑の革命の時だ
第二次世界大戦の終わりとともに新しい革命は始まった。農業を変えて、何百万もの命を救い、多くの貧困国の経済成長に重要な役割を演じた革命が起こった。この緑の革命は、栽培・収穫の新しい方法に加えて、イネ、小麦とトウモロコシの高収量で病気耐性品種を開発導入した。ノーマン・ボーローグ(緑の革命の父として知られている)は、現在は、「世界飢えに対する第のより大きな革命を開始するときだ。」と言っている。ノーベル平和賞受けた彼は、緑の革命がまだ勝利を収めていない。そして、「発展途上国は、増加し続ける人々を飢えさせないための方策を見つけるために農業科学者、研究者、行政者は勿論多くのそのほかの人々の援助を必要としている。」と強調した。
ボーローグは、2010から2014年までの会計年度の間に食糧安全保障を進めて、農業生産性を改善するために援助を外国に提供する許可を与える米国の2009年の世界食糧保証法が第のグリーン革命を始める際の先導役になると信じている。彼はまた、米ランドグラント機関が世界的な食糧安全保証に重要な役割を演じているとしている。ボーローグは、これらの機関が「農業への技術協力と、教育的な援助活動、改善されたテクノロジーと農業方法、科学的なトレーニングと研究、そして実際の農業実技を途上国に提供できる。」とのべた。
1961年の対外援助法を改正した食料保証法(Food Security Act)は、現在米上院に上程され、その承認を待っているところである。
原文は、以下のサイトにある。 http://agnews.tamu.edu/showstory.php?id=1054

ICRISATとAVRDCのチームは資源の乏しい農家をまさに支援している
アジアとサハラ以南のアフリカの発展途上国の農民の食糧多様化は、半不毛熱帯地域国際作物研究所(ICRISAT)と世界野菜研究センター(AVRDC)の協同一致の目的だ。これらの研究機関は、小規模の農民の農業生産性向上と収入を改善する機会を提供するために力を合わせている。彼らは、また農業生物工学的な手法を用いることで作物の育種に力を入れている。ICRISATとAVRDCは、現代の遺伝学的及び分子生物学的アプローチを使って旱魃寛容なトマトを開発する計画を共同で行っている。もう一つのプロジェクトは、Sudano-Sahelian地帯に適合する野菜を開発することにある。
William Dar氏(ICRISAT会長)は、以下のように述べた:「多くの農民は、様々のところから技術的援助を求めることも、リスクに能力もない。ICRISATとWorld Vegetable Centerの強さを結合することによって、農民が、季節によって違った作物を植えて、生産性の向上を図るとともにリスクの軽減を行えるように植える作物を選べるようにできるはずである。」
World Vegetable Centerの南アジアの地域オフィスがPatancheru(インド)にあるICRISATの本部内で最近設立させた。
http://www.icrisat.org/Media/2009/media6.htmでプレスリリースを見てください

Norman Borlaug博士への賛辞
「緑の革命の父」であり、ノーベル平和賞であるノーマンE.ボーローグ博士は、2009年3月25日に彼の95回目の誕生日を祝った。彼は、世界的な飢饉を「緑の革命」を始めることによって回避したことでノーベル平和賞を獲得した。これは、農業で業績に対して与えられたノーベルの履歴の唯一のものだ。彼は生産を3倍にした「奇跡の小麦」を開発して、インドとパキスタンのような国の大量の飢饉と飢餓を克服を支援した。
ボーローグ博士は、世界で食物の品質、量または有効性を増やす業績を讃えるWorld Food Prizeの創設者でもある。http://www.worldfoodprize.org.のボーローグ博士についてより多くのことをみることができる。
ボーローグ博士の95回目の誕生日祝賀の時に、クライブ・ジェームズ博士(国際アグリ事業団、ISAAAの創設者・会長)は、以下の賛辞を贈った:
賛辞
Glenysと私は、あなたに心より最大の祝辞を95回目の誕生日に贈ります。そして、私は、あなたが95年の齢を重ねた(old)のではなく、95歳若い(young)という事実を賛美するために書いた詩を贈ります!!!!
東西南北
              どんな賛辞もこれ以上のもの考え付かない
              誰もその壮大な威厳に及ばない
だから、ノーベル賞を受けたのです。

神よ!祝福を下さい!!
クライブとグレニスジェームズそして、ISAAAの我々全員は、ISAAAの「父」支援者として誇りとしています。
Dr. Borlaugの95回目の誕生日のお祝いの席で、Dr. Clive James(ISAAAの創設者・会長)が捧げたものである。

* アフリカ *

ウガンダは、組換えワタの試験を開始
ウガンダの国立農業研究機構(NARO)はすぐにオオタバコガの幼虫耐性綿(BGII)とRoundup Ready Flex(RRF)として知られている除草剤耐綿をテストをウガンダのつの主要綿の栽培地、東側の一地域と西側のもう一つ地域で始める。NARO(公立研究機関)は、最高水準の技術にある綿のバイテクを導入する為に、私企業モンサントと共同研究する。Agricultural Biotech Support Project(ABSPII)からの援助で、NAROが、その固有の地域状況の下での試験を行なうために私企業が開発したバイテク綿品種を導入する協定を結んだ。試験では、その生産性と環境影響についての技術評価を実施する。社会・経済要因に対する影響もその後に実施する。全ての管理及び安全性に関する手順も完了している。2009年月には、NAROは、BGIIとRRF組換え綿技術の輸入許可受け取った。
詳細は、zeweldu@biopstra.orgまたはtilazew@yahoo.comでTilahun Zeweldu博士(東部アフリカのためのABSPII Regional Advisor)と連絡をとってください

マラウイ農業省は旱魃耐性トウモロコシ開放系栽培を開始
マラウイの農民は、旱魃耐性トウモロコシ品種を栽培することによる利益をすぐに得ることになる。国の農業省は、Balaka地区(南部マラウイの旱魃を起こしやすい地域)で、品種の旱魃耐性トウモロコシを最近開放栽培の許可を出した。この品種は、国際トウモロコシと小麦改良研究センター(CIMMYT)と協力して農業省によって開発されるもので、地域の乾燥、不毛の土地で栽培可能である。両品種とも、開放授粉性である。両品種ともトウモロコシ線ウイルスと灰色の斑点病を含むサハラ以南のアフリカでトウモロコシ収穫を苦しませる多数の病気にも抵抗力がある。
アフリカNews Scienceによると、新しいトウモロコシ品種は、マラウイの国家農業助成金プログラムに含まれる。このプログラムは、国の食糧自給率を保証するものである。(「農民はこれらの新しい品種を受け入れて、彼らにローカルな愛称さえ与えました。これは、彼らの感謝の意を表すもので、特にZM 309、早生矮性病気耐性品種の評価が高いことを意味する。」を評価することを意味した。)と、農務長官Andrew Daudi氏が言った。
全報告は以下のサイトにあります。 http://africasciencenews.org/asns/index.php/News/Latest/administrator/index.php?option=com_content&task=view&id=1104&Itemid=2

*南北アメリカ *

モンサントは、世界初の旱魃耐性トウモロコシの承認に向かう
モンサント社は、アメリカ合衆国とカナダに規制に関する提出物を完了して、世界初の旱魃耐性トウモロコシの開放試験に一歩近づいた。ドイツに拠点を置くBASFと協力して開発された組換えトウモロコシは、開発の最後の段階へ移行して、2012には農民が利用できることになってきた。公共研究機関と農業会社からの科学者は、水が世界的な気候変動の恐れの中で不足しているとき、栽培できる新しい品種開発の競争をしている。
モンサントは、昨年12月、食品医薬品局(FDA)へ申請後、旱魃耐性トウモロコシの米農務省(USDA)への承認を行った。同社は、日本、メキシコと韓国のような鍵となる重要な市場への申請を次の数ヵ月で行うとした。
同社は、2007年3月から旱魃耐性トウモロコシについてBASF Pland Scienceと共同研究している。モンサントとBASFは15億米ドルを共同で供出してる。そして、それは悪い環境状況により耐性の作物と高収量を狙っての開発だ。
メディアリリースは、 http://monsanto.mediaroom.com/index.php?s=43&item=695にある。

オバマ大統領は、科学統合推進策に関する覚書に署名
「今日、以前にもまして科学は地球と我々の安全と繁栄をわが国として生き残りの鍵を握っている。我々が科学とテクノロジーの世界的リーダーとしてアメリカの位置を元に戻すために我々の課題と仕事の最上位でもう一度科学を置くべき時だ。」と述べてアメリカ合衆国大統領Barack Obamaが科学統合推進策に関する大統領覚書に署名した。
覚書は、「政府意思決定において科学統合を取り戻すこと」に狙いをつけている。これ故、公共政策についての政府の決定は、可能な限り最も正確で客観的な科学的なアドバイスによってなされる。また、「一般市民は、同様に、そのアドバイスを信じて、公務員が方針選択に関連する科学的な調査結果を隠さないし、ゆがめてはならない。」と、覚書に記載された。
覚書については、以下のサイトを見て下さい。http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Fact-Sheet-on-Presidential-Memorandum-on-Scientific-Integrity/


* アジア太平洋 *

IRRIとデュポンは、イネの収量を上げる研究開発に協力協定締結
国際イネ研究所(IRRI)とデュポンは、イネの収量を上げる協力を行う:Scientific Know-Howと交流Program(SKEP)を発表した。協定は、研究と能力構築を含むものだ。
「この革新的で新しい協力は、イネの育種と遺伝学の指導的公共研究機関が世界的なイネの生産性を上昇させるために先進植物遺伝学と育種の分野の開発で全世界のリーダーと協力するが可能になる。」と、DuPont社 作物遺伝研究開発の副社長William S. Niebur氏が言った。「IRRIと共同することでハイブリッドイネの育種研究開発を強化促進することで世界的な需要に見合うアジアでの高収量イネの商業栽培を促進するものである。」とも同氏が述べた。
協定は、収量を増やして、ハイブリッドイネのの品質と多様性を押し上げるものである。ハイブリッドは、害虫の茶色planthopperに対するより良い抵抗性を目指して開発される。プロジェクトは、IRRI主導のHybrid Rice Researchの開発コンソーシアムを補完するものである。そのうえ、SKEPは農業研究での奨学金制度を支援する。 
DuPontは、アジアの公立及び私立の研究機関の高い能力のあるイネ科学者を育てるために博士号取得に向けた資金を提供する。
DuPont社のメディアリリースは、以下のサイトにあります。http://www.pioneer.com/web/site/portal/menuitem.13ae7585eda223dc86738673d10093a0/


バイテク関連省庁大臣が組換え技術を食糧保証に使うことを支持
 食糧安全保証のための植物育種と種子に関する3日間の国際会議で、ダッカのバングラデシュ農業研究会議で、農業大臣のMs. Matia Chowdhuryと食糧と危機管理担当大臣の参加のもとでバングラデシュの食糧及び栄養の保証にバイテクを第一優先とすることが決められた。
  Ms. Chowdhuryは、政府がハイテク農業を使う食糧安全保証に引き続き第一優先の支援を与えると保証した。Razzaque博士は、他方、世界クラスの生物工学研究所の設置とそこで農業問題(例えば塩分、冠水、旱魃、病気と害虫被害)に対処するために重要な研究を実施すると強調した。彼は、さらに、改善された水/栄養活用できる品種を開発することやC3をC4植物に変えることで光合成の能力を改善する研究を行うように提案した。
同様に、バングラデシュ食糧農業機関代表Ad Spijkers氏は、食糧安全保証のために重要な塩分耐性品種や他の有用品種の開発のための基礎研究を支援すると表明した。会議には、600人の科学者、種子栽培者、農民、研究者が出席し、Dr Kazi Badruddoza(国の名誉科学者)が議長をつとめた。
詳細は以下のサイトにあるバングラデシュバイオ情報センターの Dr. K. M. Nasiruddin と連絡を取って下さい。 nasirbiotech@yahoo.com

組換え青いバラがオーストラリアで販売される
遺伝子組換え青いバラは、オーストラリアですぐに栽培が始まるだろう。遺伝子組換え規制室OGTR)は、Florigene Pty社からのGM Hybrid Teaバラの開放系商業栽培の申請を受理した。バラは、Violaからのフラボノイド3’5′-ヒドロキシラーゼ遺伝子とToreniaからのathocyanin 5-アシルトランスフェラーゼ遺伝子を発現することで花の色を変えている。GMバラは、選択マーカーとしての抗生物質耐性遺伝子nptIIを含む。GMバラは、Florigeneと日本に拠点を置くサントリー社の12年の共同研究の賜物だ。
商業承認のために提出されたGMバラ品種は、OGTRが2006年3月に限られて制御された開放栽培を承認した3種のうちの1品種だ。Florigeneは、GMバラを栽培して、従来のバラと同様の製品として扱う。生産される花は、オーストラリア市民全体に、通常の商業的な流通経路を通って売られる。
OGTRは、申請の開放系栽培がヒトの健康と環境安全性にほとんど危険をもたらすことがないとRisk AssessmentとRisk Management Plan(RARMP)からを結論した。
より詳しい情報は以下のサイトにある。http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir090

CSIROは、遺伝子組換え小麦の限られて制御された開放系栽培を予定
オーストラリアの連邦の科学と工業研究機構(CSIRO)は、16品種の遺伝子が組換え小麦の限られて制御された開放系栽培の申請を遺伝子技術規制室OGTR)提出した。小麦の特徴(特に炭水化物とタンパク質組成)は、組換え技術で得たものだ。これらの特性は、パンの特性と栄養的な特性(例えばグリセミック指数と代謝性)にある。GM小麦品種も、特定の抗生物質に対する耐性遺伝子(nptII)を含む。
承認されると、開放系栽培は2009~2012年に最高1ヘクタールの総面積でオーストラリアのCapital Territoryで行われる。OGTRは、申請の開放系栽培がヒトの健康と環境安全性にほとんど危険をもたらすことがないとRisk AssessmentとRisk Management Plan(RARMP)からを結論した。
OGTRは、RARMP調査結果についてのコメントを求めることになる。
詳しい情報は以下のサイト( ogtr@health.gov.au )または、次のサイトをご覧下さい。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir092

インドネシア政府とPioneer Hi-Bred社は協定を締結
初めて、インドネシア政府は、ハイブリッドイネの育種と販売に関する共同研究を多国籍企業と開始する。デュポンビジネスパイオニアHi-Bred社は、インドネシアイネ研究センター(ICRR)がアジアでそのハイブリッドイネをテストして、商業化するための権利を与えた。ハイブリッドイネは、主にフィリピン、ヴェトナム、マレーシアとインドに輸出される。ICRRとパイオニアHi-Bred社は、農業研究開発局とこの前の月曜日に合意の覚書に署名した。合意の財政的な詳細は、明らかにされなかった。
インドネシアイネ研究センター(ICRR)の所長のHasil Sembiring氏は、「国に様々の品種を導入してイネの生産性を向上することは、国家的目的である。これにはハイブリッドイネの研究開発を私企業と組むことを含まれる。」と述べた。ICCRもインドのMetahelix Life Science社、オーストラリアのAdvanta Internationalと協力する予定だ。
合意は、先月発表したIRRIとDuPontが共同して穀物の収量向上とハイブリッドイネの質を多様性を上げるものと互いに補完関係にある。
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。 http://www.pioneer.com/web/site/portal/menuitem.5dda3a9104ca5ef086738673d10093a0/http://bbpadi.litbang.deptan.go.id/ (報告はインドネシア語)

生物多様性法が2009年月に発効
下院が生物多様性に関する法を批准した6か月後の2009年月1日に最終的に発効します。この法律は、いくつかのフォーラムと対話を150人以上のベトナム人と外国の専門家による検討の後に公布された。法規作成委員会代表のNguyen Van Tai氏(天然資源と環境戦略及び政策に関する機構の長)は、この法律が生物多様性の管理を統一すると言った。現時点では、生物多様性管理は、多くの法律(例えば森林保護法、環境保護法、水圏保護法など)で結合している。
「法律は、新しい内容(例えば接近している遺伝子の源と分担している関心と有害な外来種の生きものの制御)を含みます。これらの新しい包含は、国際組織によって非常に拍手喝采されます。我々は、法律がそのゴールをよく実施することを望みます」と、タイ系諸族が言った。
ベトナムからの詳しい情報は以下のサイトにある。 http://english.vietnamnet.vn/tech/2009/03/837262/


温度に順応した品種は気候変動の影響も緩和できる
Semi-Arid熱帯地方の国際作物研究所(ICRISAT)によって行われた研究によれば、良く馴化し、改良した作物品種の導入は、乾燥地域での気候変動の影響を最小にできる。ICRISATは、乾燥地域での気候変動の影響は、二つある:温度上昇と旱魃と洪水の繰り返し頻度の増加である。しかし、研究の結果によると温度上昇が降水の変化より大きな悪影響を及ぼすことが分かった。
しかし、将来はそんなに厳しくありません。ICRISAT研究は、「望みの仮説」を提唱した。インドに拠点を置く機関によると、「改良した品種の導入、土と水管理技術の向上があれば、気候変動の下でさえ、現在の低い資材投入のもとでの収量に比べるとはるかに大きな収量が得られる。」している。
プレスリリースは、以下のサイトにあります。http://www.icrisat.org/Media/2009/media7.htm


* ヨーロッパ *

何故GMOについて厳しい法を定め、しかもそれを破るのか!
Bioindustries (EuropaBio) の専務取締役のNathalie Moll氏は、ハンガリーとオーストリアの遺伝子組換え作物に対する不法な禁止を解く欧州委員会の提案に対して、一見政治的に毒された投票が行われたことに対する彼女の失望を表明した。「今日の投票はは、ますます、組換え作物を栽培する選択を要求しているヨーロッパの農民の願望に反する政治的な責任回避だ。他方、世界中で何百万もの農民は、何百万ヘクタールも組換え作物を栽培しているのだ。」と、Nathalie Moll氏は続けた。彼女はEUがGMOの上で厳しい法律を作ることは、この現実を無視することだとさらにコメントした。
たとえ組換え作物製品とその栽培とその消費に世界中で10年以上もの安全性に係る圧倒的証拠があってもこの決定がなされたのだ。ハンガリーとオーストリアは、GMトウモロコシが栽培されている国々と国境を接しているのだ。
 プレスリーリースの詳細は、以下のサイトにある。http://www.europabio.org/PressReleases/green/090302_why_make_though_laws_GMO_then_break.pdf


ドイツは € 1.35 Millionを窒素利用効率のよいイネの開発に投資
ドイツ連邦教育研究hは、窒素利用効率のよいイネの研究開発を促進するプロジェクト促進のためにベルリン自由大学と中国農業大学に135万ユーロ(174万米ドル)の補助金を与えました。プロジェクトに取り組んでいる科学者は、作物内で尿素吸収と代謝に関与する分子の構造解析に注力している。
尿素は世界中で農業で使われて、最も一般に窒素肥料で、特にアジアでは肥料の半分以上を占めている。窒素の効率的利用ができるイネの開発で農民が耕地入れる肥料の量をかなり減らすことができる。これは農業生産性を上昇させ、窒素肥料と関連した生態学的な影響を減らすことになる。
プレスリリースは以下のサイトにある。 http://www.fu-berlin.de/presse/fup/2009/fup_09_043/index.html


ルーマニアとデンマークでGMO制限下での開放利用
ルーマニアとデンマークでの非商業的な使用のための遺伝子組換えトウモロコシの開放利用に関する通知がウエブに載っている。3月の間に公開されたものは以下の通り。

  • ルーマニアとデンマークでのモンサント社の除草剤耐性トウモロコシNK603の試験。CP4 EPSPSタンパク質を発現している組換えトウモロコシと一部非選択的除草剤グリホセートを基にしたラウンドアップ耐性トウモロコシの試験。これらの試験はルーマニアの農業用植物品種を記載した国立カタログにあるトウモロコシ品種であることとデンマークで承認を得た品種であるが故に実施が義務付けられている。
  • Syngenta Crop Protectionの除草剤耐性のトウモロコシGA21の圃場試験。デンマークのFynの二つの圃場で開放系試験が行なわれる。試験圃場当たり最大1haで行なわれる。
  • ルーマニアでのSyngenta Agro SRL社のトウモロコシMIR162。Bacillus thuringiensis vip3Aa1遺伝子を発現しているトウモロコシである種の鱗翅類に耐性がある品種。圃場当たり最大600 sqmを13箇所で圃場試験が行なわれる。

環境リスク試験によるとヒトの健康と安全性や同様の環境に対する悪影響は無視できるものである。組換え品種の開放系圃場試験の後の環境に組換え品種が拡散するのを防止するために、栽培に当たっては、200 mの隔離距離や組換え作物の廃棄などの操作を導入する必要がある。
詳細は、http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspxをご覧下さい。For more information, visit http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspx

ミレニアム開発目標への関与を改善するEU MEP
欧州連合の議会の議員はミレニアム開発目標への彼らの関与を再開した。それは2015年までに極端な貧困を半分にしようするものだ。欧州議会によって行われた審議は、財政的な貢献を増加・標準化を決意するに至った。約14億の人々は貧困にあって、基本的な健康管理を受けることが根本的に不足している。そして、死と貧困の恒久化は循環するという初等教育も欠けている。加盟国は、従って貧困国のために援助の量と質を改善するよう迫られた。委員会によって提案された戦略も支持された。その結果、より確実な財政的提供を認め、そして、受取人国からの大きな予測性を認めるものである。その見返りに支援を受ける国のMDGプロジェクトに関するより持続可能な結果を求めるものである。
より詳しい情報は、以下のサイトにある、
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/028-52379-082-03-13-903-20090323IPR52378-23-03-2009-2009-false/default_en.htm

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研究
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Btワタはワタアブラムシに影響を与えない
スイスのチューリッヒにあるAgroscope ART のJörg Romeis氏と共同研究者は、3つのインドのBt(Cry1Ac)綿の品種とそれらの対応する非組換え体のアブラムシ(Aphis gossypii)の対する評価を行った。組換えワタはアブラムシの様々のパラメータに大きな変化はなかったが、3品種の間に若干の違いがあった。さらにまた、著者はアブラムシがBtタンパク質を吸収するかを調べて、アブラムシの蜜を食するものが影響を受けるかを評価する為に蜜の糖成分を分析しした。アブラムシサンプルのどれも、Btタンパク質を含まなかった。結果として、アブラムシを餌にする天敵は、Cryタンパク質にさらされない。アブラムシ蜜の糖成分は、組換え体と非組み換え体また、ワタの品種間でも違っていた。しかし、特にその蜜が捕食寄生者がワタの栽培地で餌にする唯一の糖でなくて、この違いが生態学的な意味があるとは疑わしい。
研究結果は、Btワタがアブラムシ敵対者にはほとんどリスクはないと言える。そして、アブラムシがBtワタ栽培地に自然な状態で残ることになる。
この論文は、オンライン雑誌のPLoS ONE にある。また全文が、以下のサイトにある。http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0004804;jsessionid=FC4FF3BE190D1B36FEBF697EC09312E1


大豆サビ病耐性遺伝子を発見
米国Agricultural Research Service(ARS)、アイオワ州立大学とブラジルのAgricultural Research社(EMBRAPA)の研究者は、Phakopsora pachyrhizi(アジアの大豆錆病(ASR)を引き起こす真菌)に抵抗性を示す一群の大豆遺伝子を決定した。この錆病は米国の20以上の州で見つかっており、ASRは米国のUSD 270億の大豆収穫に深刻な脅威となっている。
つの遺伝子座は、以前ASR抵抗性と関係することが分かっていた。ARSとアイオワ州立大チームは特定の座(Rpp4)に焦点をあて、そこで、Rpp4C4を確定した。ウイルスによって誘発された遺伝子サイレンシング(作用停止)してPhakopsoraの感染をかわすのにRpp4C4が役割を果たしていることを確かめた。抵抗性遺伝子を従来の商業品種に生物工学的な手段によって導入することは容易である。
「殺菌剤がASRに対して効果的であるが、農民に抵抗性栽培品種を提供することはより持続可能な方法である。」と、ARSの研究リーダーのMichelle Graham氏が言った。
より詳細は以下のサイトにある。 http://www.ars.usda.gov/News/docs.htm?docid=1261 。また自由に見ることのできる科学雑誌Plant Physiologyは、以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1104/pp.108.134551 http://www.ars.usda.gov/News/docs.htm?docid=1261

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バイオ燃料に関する補遺
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韓国とインドネシアは回送からのバイオディーゼル開発で協力
http://cleantech.com/news/3820/indonesia-chooses-seaweed-biofuel

バイオディーゼル製造のためにその十分な海草資源を利用することにインドネシア漁業及び海洋資源省は、韓国工業技術研究所との共同研究を行ってる。インドネシアでMaluku、東Belitungとロンボク地域で栽培される海草の「Geladine」品種は、バイオディーゼル製造のための資源と考えられている。インドネシアの当局によると、韓国にはバイオディーゼルに海草の転換のために処理技術がありが、そのための原料がない。Cleantechウェブサイトは、韓国政府が「生物燃料のために海草を栽培するためにインドネシアの近海の25,000ヘクタール(61,750エーカー)を賃貸するための契約にに署名した」と報告した。

「進化工学」で得た酵母Saccharomyces cerevisiae は雑食性
http://aem.asm.org/cgi/content/abstract/75/4/907
http://gave.novem.nl/gave/index.asp?id=25&lan=en&detail=2794

酵母(Saccharomyces cerevisiae)は、生物燃料エタノール発酵のために使われる一般的な微生物です。セルロースからのエタノールの生産において、酵母は、リグノセルロースからなる植物バイオマス(前処理と糖化によって)の分解後に得られる糖混合物に加えられる。糖化されたリグノセルロースバイオマスはブドウ糖(6-カーボン砂糖または「ヘキソース」)とキシロース/アラビノース(ともに5-カーボン糖または「ペントース」)を含む。通常、イーストはエタノール生産のために糖混合のうちブドウ糖を利用するだけだ。ペントース(キシロースとアラビノース)は、利用されないでそのまま残る。費用効果がよいセルロースエタノール生産のためには、ヘキソース(ブドウ糖)をエタノールへ変換するだけでなく、ペントース(キシロースとアラビノース)も変えることができるS. cereviseae株の育種が必要である。どんな糖類も利用できる「雑食性株」は良いエタノール生産酵母と考えられている。を発酵させているイーストと考えられることができます。最近、Delft工業大学(オランダ)の科学者は、進化工学で高いエタノール産出高(全糖1グラムにつき0.43グラム)でブドウ糖、キシロースとアラビノースの混合物を発酵させることができるS. cerevisiae株開発したと報告した。この転換では、好ましくない副産物(例えばキシリトールとarabinitol)の形成がない。この方法では、「3つの異なる培地に連続的に繰り返しサイクルを行う。(ブドウ糖、キシロースとアラビノースを含みました;キシロースとアラビノース;そして、アラビノースだけ)の培地」を用いる。この方法で有用株(IMS0010)を迅速に選択できた。この株は、キシロースとアラビノースを効率よく変換した。この研究の詳細は、上に示したサイトからApplied and Environmental Microbiology でみることができる。

最初の経済的しかもエコにやさしい海草バイオディーゼル生産の報告
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-03/acs-ep030909.php
http://www.sciam.com/blog/60-second-science/post.cfm?id=solid-catalyst-simplifies-turning-a-2009-03-26
http://www.thebioenergysite.com/news/3397/first-economical-process-for-biodiesel-from-algae

「連続固定床」プロセスは、「バイオディーゼルを藻類油から作り出す最初の経済的な方法」として報告された。United Environment and Energy LLC (New York, United States)の副社長Ben Wen氏によると、実行時間がより速い(より小さな工場が可能)ので、プロセスは従来のものコストがはるかに低い、また水処分経費がない上に精製ステップは不必要になる。固体触媒の使用が成功の鍵である。従来のバイオディーゼル製造では、油とアルコールでバイオディーゼルを作る反応は、液体触媒(通常アルカリ溶液)を使う。液体触媒をバイオディーゼル製品から分離するのに精製行程が必要だ。新法では、反応が固体の中を通すだけで行われる。スムーズに反応物が通り抜けて、バイオディーゼルへと転換は進行する。それゆえに、最終製品は触媒を製品から分離するような精製行程は必要がなく、反応塔の末端から製品を集められる。年当たりほぼ100万ガロンの藻類バイオディーゼルの生産能力で試験生産が行われている。

セルロース分解細菌「Saccharophagus dengradans」の パイロット試験
http://www.technologyreview.com/energy/22307/

Technology Reviewウェブサイトに、College Park, Maryland (United States)のベンチャー会社Zymetisは、最近、遺伝子組換えセルロース分解細菌であるSaccharophagus degradansの第一段の商業規模での試験に成功したと発表した。バクテリアは、Chesapeake湾の沼地から分離された。大規模発酵装置での一連のテストは、バクテリアが72時間で1トンのセルロースバイオマスを糖に変えることができることを示した。ZymetisのCEO であるScott Laughlin氏によると、この微生物を用いる大きな利点は、エタノール生産のつの大きなステップを一つにまとめて、セルロースバイオマスのエタノール生産のコストを大幅に下げることにある。

講演会のご案内 「中国における乳酸菌の機能性開発研究の状況」

6月3日(水)13:00~14:30  北海道大学 農学部 N12講義室にて

講師 金 鋒(Jin Feng) 博士 中国科学院 教授 Prof. of Human Genetics

内容:  (日本語での講演です)
人類遺伝学の専門家である金鋒博士は、バクテリアバンクや少数民族の伝統食など、膨大な数の乳酸菌サンプルの中から特に高機能な乳酸菌を選び出し、独自の培養方法を発見しました。今回の講演では当該乳酸菌の機能性についてお話していただきます。
参加費 無料