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FAOは末端食品の危機に対して農場への投資の増加

農産物増産は、世界規模での食糧危機には全く対応していない。これはFAOの機構長であるJacques Diouf氏がイタリアの上院、下院の外交及び農業委員会の席で食糧価格高騰と食糧確保へのインパクトに関する合同公聴会で述べたものである。
FAOは、G8、そのメンバーからの国際フォーラムおよび食糧と農業に関する地球規模でのパートナーシップを設立する為の国際共同体とともに働いている。すでに予備的なイタリアの高官と協議を始めており、将来の食糧需要とリスクを把握する為の食糧及び農業の専門家の世界規模でのネットワークを創造することを行なっている。
Diouf氏はFAOの食品価格係数は2005から2007の間の12%増加した。また2007年には27%であり、2008年の月には50%の増加だった。同氏は更に世界の最貧国のそれは少なくともこのような価格高騰のリスクが高いまま数年は続くと付け加えた。2007-2008における価格上昇に先立って世界には億千万の栄養不足の人々がいることと更に千百万人が此れに加わるようになると述べた。
これらの見解はFAOの以下のプレスリリースにある。
http://www.fao.org/newsroom/en/news/2008/1000922/index.html

バイオセーフティカルタヘナプロトコールの5周年を祝う

2003年9月11日は生物安全性に関するカルタヘナ議定書が発効した記念日である。今年の記念日のテーマは、「生物安全性に関するカルタヘナ議定書:持続的発展に向けての国際協力5周年」である。140カ国いじょうが、この議定書に署名をした。此れは、現代のバイテクがさまざまの国際的な環境施策の中で環境と調和のとれた開発と応用に向かうものであることを確認するものである。その狙いは、組換え生物の移転、取扱い、利用に関する生物安全性をより一層改良することにある。
この記念日の宣言には、国際連合事務局長Ban Ki-moon氏が「過去5年間に147カ国がこの議定書にさだめたことを達成してきたことをお祝いし、まだ署名のしていない国々に遅滞なく署名することを求めるものである。ここでこの議定書に対する我々の決意を再確認し、その完全なる施策を目指した更なる手法や施策を加えるようにより一層努力しようではないか。」と述べた。記念式典の詳細は以下のサイトにありますhttp://www.cbd.int/biosafety/anniversary/. また、国連事務局長のスピーチの全文を以下のサイトからダウンロードできます。 http://www.cbd.int/doc/speech/2008/sp-2008-09-11-cp-unsg-en.pdf

IFDA会長が、アフリでの農業への投資を増加すべきと提案

農業開発国際基金(IFAD)はアフリカの新農業技術向上のためのアフリカ緑の革命会議の先導的役割を支援する。この会議ではIFADの会長のLennart Båge氏がアフリカの小規模農家は地域の企業家となって私企業との創造的且つ収益性のある相互関係を構築して行くことを力を注ぐべきだと述べた。
此れを可能にするにはアフリカの農家がそれぞれの国の経済成長への貢献と貧困からの脱出を試みられるように農業の研究、施策、投資に関する支援が受けられるようにすべきである。農業生産性は、過去における貧困と飢餓との戦いへの極めて強力な策である。アジアの緑の革命は成功裏に行なわれた。これをアフリカでも同様に行い、病害虫、旱魃、塩害に抵抗性のある品種の開発を支援する策を採るべきであるとしている。詳しくは以下のプレスリリースをご覧下さい。http://www.ifad.org/media/press/2008/38.htm

ダイズ種子への組換えたんぱく質蓄積の増加

種子は、最大限タンパク質を合成し、蓄積するように出来ているので、種子中に組換えタンパク質を生産することはコストを考えると極めて理想的なものである。バイオ向上として種子を使う際の難しさは、種子が分化の様式が決まっていりそれぞれの種子が同一であるように成熟するからである。種子は、脂肪、油脂、炭水化物をタンパクに加えて合成するので組換え多結果の産靴を大量に作らせる細胞内の空隙が少なすぎることがある。
米国のDonald Danforth 植物科学センターのMonica Schimdt と Eliot Herman は、本来内在的にもっているタンパク質合成能を異種タンパク質の合成に回すことで現在の1.6%を7%にまで上げることが可能であるとPlant Biotech Journal報告した。科学者達はグリシニン(ダイズの主要な貯蔵たんぱく質)のプロモーターの制御下に緑蛍光タンパク質を発現させて試験を行なった。この応用として、酵素、生体触媒、低コスト生産、スケールの小型化、運送の簡便化、ダイズ種子を用いての生産などに大きな利点を期待できるとしている。
Plant Biotech Journalの購読者は以下のサイトで見ることができる。http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/fulltext/121372099/PDFSTART非購読者は要旨を以下のサイトで見ることができる。http://www3.interscience.wiley.com/journal/121372099/abstract

抗肺気腫タンパク質をつくるタバコの作成

Bayer CropScienceの科学者は、組換えタバコでヒトalpha1-抗トリプシン (A1AT)=肺を様々の障害(肺気腫や慢性の呼吸器疾患など)から保護するのを助けるたんぱく質を大量に蓄積することに成功した。A1AT欠損は、一つのかなり多いしかも致死性の高い遺伝子疾患で呼吸器の問題や肝臓の不全を惹起する。市場に出ているA1ATは集めたヒトの血清から精製している。このことで重要な安全上の問題は今のところないが順化したA1ATは極めて限られている。
組換えタバコでは生物学的に活性のあるA1ATを高いレベルで発現し、全可溶性たんぱく質の2%にまで達している。科学者たちは、A1AT遺伝子を葉緑体の遺伝子に挿入した。葉緑体の高いタンパク質合成能力が理想的な治療用タンパク質を作る工場として働いている。科学者たちは、葉緑体の中でのプロテアーゼ阻害剤の発現レベルをもっと高めることが可能であるとしている。というのは今のところその合成によって全く植物への毒性が見られていないからである。
Transgenic Research に発表された報告を購読者は以下のサイトで見ることができる。http://www.springerlink.com/content/p51462681u156488/fulltext.pdf
非購読者は要旨を以下のサイトで見ることができる。
http://www.springerlink.com/content/p51462681u156488/?p=07a9ad7233af4cf09d1336a6cdb13ffd&pi=0