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-世界的食糧確保に関するFAOコンファレンス 2008年5月

世界の食糧確保、気候変動、バイオ燃料の課題に対する挑戦についての高い見地からの会議がこの6月にFAOの支援で開催の予定。各国の首脳がこれらの現在の問題について各国への支援策や国際社会での策を論じ、持続的な解決策を見出すように議論する予定である。その主なる課題を以下に示す。

  • 世界の食糧確保について、供給と消費の両面から、また政策と市場構造についての新しい方策の策定
  • 食糧確保、気候変動、バイオ燃料間の関係についてよりよい理解を図る
  • 食糧確保のための気候変動と持続的バイオ燃料に関する国際的了解 を得るため方策を策定
  • 世界の食糧確保、特に食糧の価格に関する政策、戦略、方策についての討論とその取り込み
  • 世界食糧確保とそれに必要な行動指針に関する宣言を出す。

会議に関する更なる情報は下のサイトにある。http://www.fao.org/newsroom/en/focus/2008/1000829/index.html

作物バイオ最新情報 2008年5月 トピック目次

2008年5月

ニュース
世界
-世界的食糧確保に関するFAOコンファレンス
–北京にグローバルバイテク研究センター設立
-油椰ゲノムの第一次報告が出た
-世界的食糧確保に関するFAOのより高度のコンファレンス
 
南北アメリカ
-霜耐性小麦遺伝子が同定された
-Btコーンが標的でない節足に影響があるか:メタ分析
-GEが窒素利用効率の改良に関わってきた
-シロアリに対抗する遺伝的殺虫剤の開発が進んだ
 
アジア・太平洋
-組換えワタの規制のある開放利用
-作物を使ってのプラスチック生産工場
-GMバナナの規制及び制御下での開放利用
-タイにおける共同カッサバ生産
-バイエル社は耐病性イネを開発した
-ICRISAT:スイートソルガムは、ミラクルバイオ燃料作物かもしれない
-インドのGEACは、公共体がBtワタ品種を開放利用することを許可
-パキスタンは、インドからのBtワタの種の利用を承認

ヨーロッパ
-スペインでのBtトウモロコシの状況

研究
-第二世代のバイオ作物のための転写制御因子の制御について
-イネの収量向上に関与する遺伝子が同定された
-GMジャガイモからのデンプン分解酵素
-子宮がんワクチンがGMタバコで発現された
-GMスイッチグラスからの生分解性のプラスチックポリマーについて