種子は、最大限タンパク質を合成し、蓄積するように出来ているので、種子中に組換えタンパク質を生産することはコストを考えると極めて理想的なものである。バイオ向上として種子を使う際の難しさは、種子が分化の様式が決まっていりそれぞれの種子が同一であるように成熟するからである。種子は、脂肪、油脂、炭水化物をタンパクに加えて合成するので組換え多結果の産靴を大量に作らせる細胞内の空隙が少なすぎることがある。
米国のDonald Danforth 植物科学センターのMonica Schimdt と Eliot Herman は、本来内在的にもっているタンパク質合成能を異種タンパク質の合成に回すことで現在の1.6%を7%にまで上げることが可能であるとPlant Biotech Journal報告した。科学者達はグリシニン(ダイズの主要な貯蔵たんぱく質)のプロモーターの制御下に緑蛍光タンパク質を発現させて試験を行なった。この応用として、酵素、生体触媒、低コスト生産、スケールの小型化、運送の簡便化、ダイズ種子を用いての生産などに大きな利点を期待できるとしている。
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