ホワイトアスパラガス産地紹介(1)


- 新ひだか町三石 ファーム ホロ -

新ひだか町三石は札幌から約180km、馬産地として名高い日高地方にある。

 ファーム ホロは、5名の生産者が結成した営農集団で、高収益農業をめざし、ビニールハウス約70棟でハウスアスパラと花き生産を行っている。

アスパラの生産は、37棟という大規模な生産に一

から取り組んで3年目を迎えた。グリーンアスパラの立茎長期どり栽培がメインであるが、一部で(ハウス棟)遮光フィルムを利用したホワイト栽培や紫アスパラの栽培も行っている。アスパラにはそれまでまったく縁がなかったため、試験場や普及センターの指導を仰ぎながら基本的な技術を忠実に守りながら取り組んでいる。

このため、経験が浅いにもかかわらず平均収量は標準的な収量をクリアている。

 ホワイトアスパラ栽培は昨年から行っている。昨年ははじめての取り組みで、アントシアニンの着色問題や、販売先の確保に苦労したが、今年はHOBIAの支援・協力の下、試験場や大学の助言を得て、品種の変更や技術的な改良を加えることで高品質なホワイト生産に成功し、販売先も拡大しつつある。

 今年から新たな作型として冬季の伏せ込み栽培にも挑戦する予定で、株養成用の農地も新たに取得した。今後はピクルスなどの加工品の生産や、他産地との連携による長期安定出荷の実現に取り組み、冬場のホワイト、グリーンアスパラの生産拡大を狙っている。

  

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三石ファームホロ(グリーンアスパラ).jpg
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