Category Archives: ISAAA(国際アグリバイオ事業団)

作物バイオ情報 2009年4月

ニュース
 
世界
– NSFとゲイツ財団が農業研究で協同する
– 組換え殺虫作物に対する誤謬に満ちた解析への反駁
– FAO: 途上国は未だに食糧の高価格に悩まされている 
 
アフリカ
– ケニヤがGMトウモロコシの試験を開始する 
 
南北アメリカ
– Purdue 大学の研究によるとラウンドアップに過度に依存すると除草剤剤耐雑草を招くことになる 
– AdvantaとArcadia が耐塩性ソルガム開発でチームを組む 
– 根に対する線虫耐性ジャガイモを開発 
– ARSは細菌性葉面斑点病耐性Iceberg Lettuceを開発 

 
アジア太平洋
– ゲーツ財団がスーパーライス開発プロジェクトを支援  
– インドでハイブリッドイネ開発に新規公私協力計画 
– Current ScienceがISAAA のインドにおけるBt耐性ナスの報告のまとめを掲載 
– 東南アジアに冠水耐性イネの普及を開始 
– ココア生産向上にオーストラリアとインドネアが協力 

 
ヨーロッパ
– ヨーロッパでのGMトウモロコシと大麦の圃場試験 
– 組換え作物に対するヨーロッパ消費者の意向調査
– Bayerと Evogeneが高収量イネの開発で協力 


研究
– 組換えタバコからの抗HIV 剤の開発 
– 組換えトウモロコシは牛乳生産に全く影響を与えない 

 
 
バイオ燃料補遺
– バイオ燃料用ポプラの持続的育成にその内生菌を活用 
– インドネシアの油やし工業はその持続的事業へと踏み出した
– バイオ燃料資源としてのReed Canary Grass 
– 中国の発電会社は、国産潅木からのバイオ燃料で稼動 

– SCOPE バイオ燃料報告: バイオ燃料移送策を再考察 
 
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ニュース
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*世界 *
 
NSFとゲイツ財団が農業研究で協同する
米国科学財団(NSF)とビルとメリンダゲイツ財団は、4800万米ドルを発展途上国の小自作農農業に向けての研究プロジェクトに提供すると発表した。各々の組織は、BREAD(Basic Research Agricultural Development)と呼ばれるプログラムに、5年にわたって2400万米ドルずつを提供する。プレスリリースによると、プログラムは自分の食物と収入のもととしている作物収穫に頼る小さな農民を悩ましている旱魃、害虫、病害などの研究課題に対して競争的に提供する。
NSFは、アメリカに拠点を置く機関が遂行する研究プロジェクトを支援する。ゲイツ財団は、他方、「米国の受賞者」を通しての国際的パートナーにその資金を与える。
「これは、先進および発展途上のさまざまの国でアメリカとそれらの科学者の間で国際協力を促進する独特のである。」と、Deborah Delmer氏(BREADプロジェクト主任)が言った。「我々は、世界的な科学界のメンバーが集まって、その研究専門知識を世界の農業が今日直面している課題の挑戦してくれることを願っている。」と同氏は更に付け加えた。
BREAD プロジェクトの詳細は以下のサイトにある。 http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8
プレスリリースは、以下のサイトにある。http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=114493&org=NSF&from=news
 
組換え殺虫作物に対する誤謬に満ちた解析への反駁
Löveiらによる記事(組換え殺虫剤耐性作物と天敵:実験室内実験の詳しい総説Environmental Entomology 38(2)、293-306の(2009)に、Bacillus thuringiensisのCryタンパク質に基づく害虫耐性作物が対象外の生物に相当な否定的な影響を及ぼすかもしれないとの主意を発表した。この分野の専門家が、隔月発行のジャーナルの4月号に強く反論した。しかも素早く対応する必要があるとしても、これが隔月出版であるため、早急な反駁を収載できなかった。そこで、A. M. Sheltonと14人の同調者は、Transgenic Researchの編集者に手紙を送った。(真正面から、「組換え殺虫剤耐性作物と天敵に対する反駁」として発表した。)
Sheltonとその共同研究者の反論は、Löveiらは、リスク評価に不適切で、間違った手法を用いて既にある多くの総説や並行分析と相容れない結論を導いているするものである。Sheltonは15名の共著者の懸念を以下のようにまとめている。「Löveiらの報告は、不適切な要約を行っており、公表された対象外への影響のデーターを否定的に偏ったしかも誤った解釈を統計学的手法で出しており、何ら意味のある生態学的な内容を吹くものでない。」また、これらの15人の国際的科学者の懸念は、このLöveiらの報告が、その表面的なところだけを捉えて、規制に関与する当局に与える間違った影響である。
反駁報告は、以下のサイトにリンクされている。 http://www.springerlink.com/content/q7hk642137241733/. この報告は、DOI: 10.1007/s11248-009-9260-5として出版され、自由に見ることができる。また、Transgenic Researchの6月号にも出版される。.
 
FAO: 途上国は未だに食糧の高価格に悩まされている 
食糧価格の下落と世界的穀類供給が改善されたにもかかわらず、発展途上国はまだ高い食糧価格に悩まされているとFAO(国連食糧農業機関)が警告した。FAOの作柄予想と食糧状況報告によると、食糧価格は、調査した58の発展途上国のうちの47で、昨年のものと比較してかなり高い。FAOは、状況がサハラ以南のアフリカで最悪であると言っている。トウモロコシ、雑穀、モロコシの価格は、1年前と比較して89パーセントの国々でより高い。
FAOも、「飢えホットスポット」(食物非常事態が続く国)を指定した。アフガニスタン、スリランカとミャンマーのようなアジア諸国は、「飢えホットスポット」としてFAOリストに載った。戦争で荒廃したコンゴ民主共和国のようなアフリカ諸国では何百万人もが重大な食糧不安にさらされ、そこでは、スーダンとソマリアと同じく食糧供給が半分になっている。
全体報告は、以下のサイトにあります。http://www.fao.org/news/story/en/item/12660/icode/ また、FAOの作柄予想と食糧状況報告は、以下のサイトからダウンロードできる。http://www.fao.org/docrep/011/ai481e/ai481e00.htm
 
*アフリカ *
 
ケニヤがGMトウモロコシの試験を開始する
ケニヤの農業研究所(KARI)は、昆虫耐性組換えトウモロコシ品種の実地試験を行っている。GMトウモロコシ品種は、4つのテッポウムシ種とアメリカ産行列毛虫ヨトウガの一種(Helicoverpa armigera)(ケニヤが毎年約400,000トンのトウモロコシを失う原因になる害虫)に抵抗性を示す。Joel Mutisya(KARIの研究者)は、トウモロコシが政府による安全評価の後、開放栽培されると述べている。これらの品種は、現地で栽培されている品種と交配して、ケニヤの条件に合致した品種を作れるとしている。
詳しくは、以下のサイトにある。 http://biotechkenya.com/site/crops/kari-adopts-bt-maize
 
*南北アメリカ *
 
Purdue 大学の研究によるとラウンドアップに過度に依存すると除草剤剤耐雑草を招くことになる 
Purdue大学の研究者によると、Roundup Ready作物に過度に依存すると、雑草を制御するグリフォセートの能力を弱めることになるだろうとしている。Bill Johnson(雑草科学の教授とこの報告の筆頭著者)は、グリフォセート耐性の雑草が現われて、その製剤の使用の効果的が低下してするのは時間の問題であると警告した。「我々はオオブタクサを含む抵抗を高めた雑草を持っている。これはRoundup耐性雑草のうちの一つである。」と、Bill Johnsonが言った。Bill Johnsonと共同研究者は、問題の雑草を制御するためにインディアナ、イリノイ、アイオワ、ミシシッピ、ネブラスカとノースカロライナで農家を調査した。彼らの報告は、Weed TechnologyJounalの最新号にある。
調査によると、Roundup耐性品種と在来品種を輪作することが最も効果的だった。輪作は、グリフォセート耐性雑草の発生を遅らせることに効果的であることが示された。Bill Johnsonは、農家は、RoundupとRoundup Ready品種を貴重な財産とみなして、この技術を守るようにしなければならないと言った。
この調査は、Roundup Ready 作物開発会社のモンサントの支援で行った。
全報告は、以下のサイトにある。 http://news.uns.purdue.edu/x/2009a/090414JohnsonSurvey.html Weed  
Technology Journalに収載された報告は、以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1614/WT-08-038.1
 
AdvantaとArcadia が耐塩性ソルガム開発でチームを組む 
カリフォルニアに拠点を置くArcadia Bioscience IncとAdvanta(多国籍種会社)は、塩分耐性なモロコシの品種開発と商業化に関する協定を結んだ。合意の条件の下で、Advantaはモロコシでアルカディアの塩耐性技術の使用に対する独占的な世界的な権利を得た。Arcadiaは、商業的な販売収益の前払い、マイルストーン支払いと株式を受ける。会社は、窒素の利用を効率化した品種についても今年始めに類似した合意をした。Arcadiaによると、彼らの塩耐性技術は、作物が塩分ある水中で通常のモロコシと同じ収量と品質を得ることがでる、モロコシの栽培可能面積を増やすともに、淡水の必要性を減す。
プレスリリースと詳しい報告は以下のサイトにある。 http://www.advantaindia.com/sorghum.pdf
 
根瘤線虫耐性ジャガイモを開発 
米国農務省のAgriculture Research Service(ARS)は、コロンビア根瘤線虫(CRN)(毎年米国ジャガイモ産業に約4000万米ドルの損害をもたらす微細な虫)に抵抗性の新しいジャガイモ品種を開発した。線虫(それは米国で太平洋北西部と他の主なジャガイモ生産地にはびこっている)は、通常、化学燻蒸剤でコントロールされている。化学薬剤を使うCRNの制御は、効果的であるが、非常に高価である。米国のジャガイモ栽培者が害虫を抑えるために毎年2000万米ドルが使われている。
CRN抵抗品種は、野生のジャガイモ類縁種(Solanum bulbocastanum)から得られた。しかし、野生種と栽培種は、染色体的に相容れない、つまり、生存可能な子孫を作れない。そこで科学者は細胞融合法を用いた。研究者はS. bulbocastanumと栽培種の細胞を融合して、その後、戻し交配を繰り返して、不必要な形質を取り除いた。野生のジャガイモからRMc1抵抗性遺伝子に相関している目印遺伝子のあるものを選択してハイブリッドの抵抗性レベルを測定した。
新しい品種は、商業栽培の前に2年間の圃場試験が実施される。
報道全文は以下のサイトにある。 http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090417.htm
 
ARSは細菌性葉面斑点病耐性Iceberg Lettuceを開発
米国農務省のARSは、レタスの新しい品種を育成した。Iceberg lettuceの7種の新品種が、カルフォルニア、SalinasにあるARSの作物改良保全部から商業栽培のために供与された。この新品種は、細菌性斑点病(BLS)(病原細菌Xanthomonas campestrisに起因するカリフォルニアのアイスバ-グレタスの一般的な病気)に抵抗力がある。病原金はレタスの葉に黒い斑点を生じ、それが拡がって黒い大きな斑紋になる。この病気に対する農薬の散布は、コストが高いので良い方法ではない。
ARSの遺伝学者 Ryan Hayes氏は、「レタスのBLSを制御するには耐病性の品種を育種するのが最も効果的であり、経済的てある」と言っている。 
更なる情報は、以下のサイトにある。http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090413.htm.
 
* アジア太平洋 *
 
ゲーツ財団がスーパーライス開発プロジェクトを支援  
Zhai Huqu氏(中国Agricultural Sciencesアカデミー(CAAS)会長)はBill and Melinda Gates財団とストレス耐性(ひどい冠水、旱魃、低温、重金属汚染土壌など)のスーパーイネの新しい品種開発に関する国際プロジェクトについて契約を結んだ。「アジアとアフリカの資源の乏しい人々のためのグリーンスーパーライス」と呼ぶ3年プロジェクトにGates財団は、1800万米ドルを与える。
中国農業科学アカデミー(CAAS)のイネ学者は、フィリピンに拠点を置く国際イネ研究所(IRRI)、プアフリカライスセンター(WARDA)、中国赤で実の遺伝及び発生生物学研究所、上海農業遺伝子センターから研究者と共同で研究することになる。
より詳しい内容は、以下のサイトにある。http://english.cas.ac.cn/Eng2003/news/detailnewsb.asp?infoNo=27655
 
インドでハイブリッドイネ開発に新規公私協力計画 
インド農業研究所(IARI)(インド農業研究会議(ICAR)の基幹研究所)は、インドでのハイブリッドイネの開発研究促進のための様々の極めて効率のよい公私協力モデルを開発した。IARI、インド財団SeedsとServices協会(IFSSA)とBarwale財団はPusa RH 10(IARIが開発した最初のスーパー微粒子香りイネハイブリッドの親品種の種増殖のためにの覚書(MOA)には以前に既に署名していた。IFSSAに加えて、IARIもPusa RH 10のハイブリッド種子を生産する18の他の種会社とも覚書(MOA)に署名した。IFSSAとの協力は、2008年のKharif(収穫)期にPusa RH 10の栽培地が50万haに達する結果を生んだ。
B. R. Barwale博士(IFSSAとBarwale財団の会長)は、Rs. 34.62 lakhsをPusa RH 10の親品種の売り上げからニューデリーにあるIARIの会長Dr. S. A. Patilの十万支払った。このやり方は、Dr. Mangala Rai(ICAR 会長)によって確認され、かれは、効果的な公私関係が構築され、持続的食糧保証の鍵であるハイブリッドイネの偽中の促進に至ると述べた。
この公私協力モデルの詳しい情報は、IARI のDr. A.K. Singhと以下のサイトでコンタクトしてください。 ak_gene@yahoo.com, また、 Dr. Dinesh Joshi ( IFSSA ど Barwale Foundation)には、以下のサイトを利用してください。 dineshjoshi@barwalefoundation.org バイテクの促進については、以下のサイトに連絡してください。b.choudhary@cgiar.orgk.gaur@cgiar.org.  
 
Current ScienceがISAAA のインドにおけるBt耐性ナスの報告のまとめを掲載 
インドのトップ科学ジャーナルCurrent Scienceは、その最新のものにISAAA Brief 38の「Bt Brinjal, インド(ナス/Aubergine)の開発と規制」の詳細な総論を発表した。その総論は、Dr. T.M. Manjunathによってなされたもので、Current Science第96巻No. 7(2009年4月10日発行.)に出ている。総説の著者は、「Bt Brinjalの安全性とこれによる利点を疑う人々は、先ずこの本を読んで科学的に明確な説明を知るべきである。また、この役に立つ、タイムリーな本を書いた著者の努力にお祝いを述べたい。この本はBrinjal(ナス、Solanum melongena)栽培の全てを総説し、重要害虫である鱗翅類、Leucinodes、害虫(果実と芽に穴をあける果物と撮影穴(FSB)Leucinodes arbonalisを制御できるBt Brinjal開発の際の努力の全てを記載いている。」と述べている。
この本は、インドの組換えBt Brinjalハイブリッドの開発と規制をまとめ、
そのうえ組換えBt Brinjalについて行われたインドの規制関係当局によって行
われた広範な規制関係事項を完全に捉えている。この同じ領域の科学者によって行われて厳しい総説は、ニューデリーのISAAA南アジア事務所から入手可能で、また、http://www.isaaa.orgから無料でダウンロードできる。1932年に創刊されたCurrent Scienceは、インドのバンガロールにあるインド科学アカデミーの科学機構(IISc)との協力で、Current Science協会によって出版されている。
Current Science の総説は以下のサイトにある。 http://www.ias.ac.in/currsci/apr102009/992.pdf ISAAA Brief 38については、以下のサイトと連絡を取ってください。b.choudhary@cgiar.org または k.gaur@cgiar.org.
 
東南アジアに冠水耐性イネの普及を開始 
多くの農家と米を主食とする貧しい消費者は、氾濫が恐ろしい災害であると見ている。しかし、イネ育種家は、FR13A(氾濫が1週間以上の続いても、すぐに回復できる特性)に気づいていた。それは1980年代に、Dr. David Mackill(インターナショナルライス研究所(IRRI)の育種家)がアジアの洪水を起こしやすい地域に植えられているFR13A(『洪水耐ある』ということを意味しているFR)を現代の高収量イネ品種にその特性を移すことができる可能性を見たことに始まる。
はじめは、Dr. MackillとIRRIの育種チームは、農家にイネ品種を供給できなかった。その理由は、主にFR13Aから遺伝子受容イネに洪水耐性遺伝子を移す際に他の遺伝子も同様に移動するためであった。Dr. Mackill博士と彼の大学院生Kenong XuがDNA(SUB1と呼ばれる)の正確な範囲を発見した時だけ移ることを見出して発展が始まった。Dr. Xuと彼の妻Xia、UCデイビスの研究者であるはPamela Ronald がFR13Aを洪水耐性のあるようにする役割を果たす特定の遺伝子(SUB1Aと命名)の位置を定めたことが出来たことに始まる。
バングラデシュの試験田で気の遠くなるような研究とテストの後、SUB1特性を持っている新しいイネの品種、Swarna Sub1、が供給された。結果のすべてはポジティブだった。そして、2年以内に、IRRIはBill と Melinda Gates 基金の支援のもとにアフリカと東南アジアの貧しい農家に「プロジェクトストレス耐性イネ」の下で少なくとももう2種のイネの品種を供給する予定である。SUB1研究の成功を受けて、Bill と Melinda Gates 基金が生物現象によらない旱魃や、塩分ストレスなどへの耐性についても支援があることを期待している。
報告の全文は、以下のサイトにある。http://beta.irri.org/news/index.php/200904066053/Rice-Today/Africa/Scuba-rice-Stemming-the-tide-in-flood-prone-South-Asia.html
 
ココア生産向上にオーストラリアとインドネアが協力
ココアは、インドネシアの何百万もの小自作農家の主な収入源である。コートジボアールとガーナに次いで、同国は世界の3番目に大きなココア生産国だ。しかし、先年には、ココア生産は害虫と病気そして木が古くなったことと土壌肥沃度低下のため、最高50パーセント削減されました。Australian Centre for International Agricultural Research (ACIAR)の助けを借りて、事態は変わろうとしています。病気耐性で高い収穫量のココア品種を開発するために、ACIARは様々の研究機関(例えばLa Trobe大学、シドニー大学とMars Symbioscience)からの科学者をまとめた。国のココア栽培者の半分以上を生産するスラウェシ地域で改良品種の試験が行なわれる予定である。
プロジェクトの一部として、農家は遺伝的に優れた品種を見つけ出すように訓練を受ける。また、簡便な害虫と病気の制御方法についても訓練を受ける。
全報告は、以下のサイトにある。http://www.aciar.gov.au/cocoa
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* ヨーロッパ *
 
ヨーロッパでのGMトウモロコシと大麦の圃場試験 
数種の遺伝子組換え作物品種ガ、今月、アイスランド、ルーマニアとスペインで限られた、非商業的な開放栽培を予定されている。これらの例示を以下に示す。
Pioneer Hi-Bred AgroServicios Spain は、組換えトウモロコシ5品種を開発した。これらのトウモロコシ品種は、スペインの重要害虫(例えばwestern corn rootwormの幼虫とアワノメイガ)に抵抗性を持つように改良されている。数品種は、グリフォセート、グルフォシネートとacetolactate synthase (ALS)阻害除草剤に対して耐性も示す。
Syngentaのトウモロコシ品種Bt11 とGa21とそのハイブリッドがスペインでの開放試験できるように、スペインでの公的なトウモロコシ品種登録法に必要な試験を行う。
モンサント社とパイオニアHi-Bred社は、それぞれNK603とDAS-59122-7の害虫耐性トウモロコシ品種をルーマニアで開発した。
ORF Genetics社は、アイスランドで成長因子を発現する組換え大麦を開発した。
特定の処置(試験栽培後、200メートルの隔離距離とGM作物を廃棄の破壊を維持することのような)が、導入遺伝子流出を防ぐために導入される。環境リスク査定では、開放系栽培は、ヒトや動物の健康に、または、環境に有害な影響を与えないことは既に証明されている。。
詳しい報告は以下のサイトにある。http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspx
 
組換え作物に対するヨーロッパ消費者の意向調査
ヨーロッパの調査によると、GM製品の一般の受け入れが近年上がっている、そして全体的な商人の増加は、GM作物の特定の特性に関するものが増加している。1999年には回答者のわずか10%は、遺伝子技術で前向きな姿勢を示した。遺伝子技術の方の回答者の前向きの反応は、毎年、明らかに増加した。2005年に、50%の回答者はバイオテクノロジーをポジティブであると考えた、そして、30%の回答者は遺伝子技術をよいと考えた。2008年に英国Grocery Distribution協会によって実行されたごく最近の調査によると、回答者の大多数(58%)は中立的答えをしたのは、GM食物に関して十分な知識がないためであった。調査によるとヨーロッパの消費者は、GM製品に関してまだいくらか控えめであるが、それが好きでないことを必ずしも意味するというわけではなかった。調査結果のまとめを以下に示す。
全体のごく一部がGMOについてよく知っているが、GMOについての情報の大きな要望があること示された。
調査対象の40%以上の消費者がGM製品にポジティブな反応を示した。
遺伝子技術の一般大衆の受容性は、1999年以降着実に増加している。
消費者は、環境及び消費者にGM製品が明確なポジティブの有益性があるとした。
買い物をするとき、およそ80%の消費者はGM製品を特に避けていいない。
安価なGM製品は、よりよく消費者の注目を惹いている。
一般的に言われていることに反して、GM製品は、ヨーロッパの市場でかなりの可能性があると言えよう。
更に詳しい情報は、以下のサイトにある。 http://www.gmo-compass.org/eng/news/stories/415.an_overview_european_consumer_polls_attitudes_gmos.html
 
Bayerと Evogeneが高収量イネの開発で協力
Bayer CropScienceとイスラエルに拠点を置くEvogene ltd.は、高い生産性と収量のイネの開発に協力している。3年の協同の条件の下で、Evogeneによって発見された候補遺伝子をBayer CropScienceのイネ品種に導入してその開発計画の高収量ハイブリッドイネを開発する。い柔軟な雑種の米の成長のために、バイエルCropScienceの米研究パイプラインにもたらされます。Bayer社は、これらの遺伝子をイネに用いる専有商業化権を持っている。財政的な合意期間は、明らかにされてない。
プレスリリースは、以下のサイトにある。 http://www.bayercropscience.com/BCSWeb/CropProtection.nsf/id/EN_20090421?open&l=EN&ccm=300040
 
 
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研究
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組換えタバコからの抗HIV 剤の開発 
イギリスと米国の科学者は共同でgriffithsin(GRFT)(ピコモルレベルでヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対して効果的であることが示されたタンパク質)を高濃度で蓄えている組換えタバコを開発した。Griffithsin(紅藻Griffithsiaから初めて分離されるたは、ウィルス外套グリコプロテインと結合することによって、細胞間HIVの伝播を止めることがでる。
科学者は、460平方メートルの温室でNicotana benthamianaから60グラムのgriffithsinを収穫することがでた。この量のGRFTがおよそ100万人用のHIV剤生産できると推定している。他の抗レトロウイルス薬は、ここまで大規模な生産には高価すぎるものである。
タバコで生産されたgriffithsinがHIV株A、B、C,対して効果的と分かった。 AとC株は、薬剤が緊急に必要である地方であるSubサハラ砂漠のアフリカとインドの亜大陸で拡がっている。他の薬剤がリンパ球増殖を高めないところかから、GFRTが他の薬剤に勝る利点があることを示している。
PNASに出版された報告は以下のサイトから手に入る。http://dx.doi.org/10.1073/pnas.0901506106 ハイライトが収載されている  Nature は以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1038/news.2009.208
 
組換えトウモロコシは牛乳生産に全く影響を与えない
バイエルンの農業省の依頼による2年間の飼料投与試験の結果は、遺伝子が組換えトウモロコシが牛の健康とミルク生産に全く影響を及ぼさないことを明らかにした。研究(バイエルンのミュンヘンTechnical大学といくつかの他の研究施設で実行されました)は、かなりより長い試験期間と現在まで行われる他のどの試験よりも多くの頭数を用いたものである。
血液、ミルクと排泄物サンプルを組換えトウモロコシ品種MON810を与えた牛から集めた。これらは、従来の遺伝子的に同質のトウモロコシ品種を与えた牛から採ったサンプルと比較した。科学者は、2.5ミリグラム以上のBtタンパク質が組換えトウモロコシを与えた牛によって毎日摂取されると推定した。彼らは、BTトウモロコシ組換え遺伝子産物は全くからミルクに移らないことを確認した。
全報告は、以下のサイトにある。http://www.coextra.eu/country_reports/news1378_en.html ドイツ語の要旨は、以下のサイトにある。 http://www.transgen.de/pdf/dokumente/fuetterungsstudie_bayern03-09.pdf
 
 
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バイオ燃料に関する補遺
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バイオ燃料用ポプラの持続的育成にその内生菌を活用 
http://www.bnl.gov/bnlweb/pubaf/pr/PR_display.asp?prID=874
http://aem.asm.org/cgi/content/abstract/75/3/748 (全文の取得には購読料が必要)

ポプラは、セルロースエタノール生産のためのバイオ燃料資源として利用できる成長の早い木のうちの1つとして報告されている。調査中の他の潜在的バイオ燃料資源と同様に、持続可能な栽培方法について調査されている。これらの「持続可能な」戦略のうちの1つは、バイオ燃料資源栽培のための利用限界地の利用だ。利用限界地で成功するバイオ燃料資源の能力を増やすことは、活発な研究領域だ。近年では、米国エネルギー省(US-DOE)のBrookhaven National LaboratoryとHasselt大学(ベルギー)からのは、「植物に共生しいている微生物は、利用限界地での植物の成長を改善する。」ことを確認した。彼らは、植物成長に有益な影響を及ぼしたポプラとヤナギから若干の「内在性バクテリア」(病兆を引き起こすことなく宿主植物の中に住んでいるバクテリア)を確認しました。ポプラの切片にEnterobacter sp.638とBurkholderia cepacia BU72を繰り返し接種することで50%もバイオマス生産が増加した。利用限界地のポプラ生産を増大する内在性バクテリアによる植物-成長を促進するホルモン類の生産が、考えうるメカニズムとみなさている。彼らの研究の結果は、Applied and Environmental Microbiologyで報告されるところである。利用限界地に生育するポプラのバイオマス生産と炭素没収可能性を向上させる目的で、更なる研究が進行中だ。
 
インドネシアの油やし工業はその持続的事業へと踏み出した
http://www.panda.org/wwf_news/?161661/Indonesian-palm-oil-industry-takes-step-towards-sustainability
http://www.thebioenergysite.com/news/3485/indonesian-palm-oil-industry-moves-to-sustainability  

世界自然保護基金(WWF)ウェブサイトは、主要なインドネシアのプランテーション会社が国の中の持続可能なパーム油の最初のメーカーになったと証明されたことを報告した。Musim Mas Group Plantationsは、「そのプランテーションが持続的なthe Roundtable for Sustainable Palm Oil (RSPO) 原則と定義に対応することが証明された。」最初のインドネシアの会社だ。これは、パーム油が社会的に、環境的に信頼できる方法で生産されることを確証する最初の標準だ。「RSPOは、アブラヤシ栽培者、油プロセッサー、食品会社、小売業者、NGOと投資家をまとめて、熱帯多雨林域が新しいアブラヤシ農園のために犠牲にならない、またすべてのプランテーションがその環境影響を最小にし、地元の人々とプランテーション労働者の基本的な権利が完全に尊重されることを確実となるようにはたらいている。」パーム油はバイオディーゼル資源で、バイオディーゼル製造と用途について、その利用の持続性について議論されたところである。インドネシアは、パーム油の世界最大の生産者とみなさsれている。Liantong Gan、Muim Mas’ Sustainability Department、長官は、証明が「よりインドネシアの会社が先例に従うのを奨励する」ことを望むとしている。
RSPO Principlesに関連した情報とSustainable Palm Oil Productionのための定義は、以下のサイトにある。
http://www.rspo.org/PDF/CWG/RSPO%20Principles%20&%20Criteria%20for%20Sustainable%20Palm%20Oil%20(final%20public%20realease).pdf
 
バイオ燃料資源としてのReed Canary Grass 
http://www.thebioenergysite.com/news/3561/reed-canary-grass-as-biofuel

クサヨシ(Phalaris arundinacea)は、伝統的にヨーロッパ地域の飼料作物として生育されていた。そして現在は非食糧作物として北ヨーロッパで生育されていると報告されている。フィンランドでは、潜在的バイオエネルギーが作物と考えられている。bioenergysiteウェブサイトはフィンランドの研究者がクサヨシが温室効果ガス排出を減らすこともできると報告している。その理由は、「燃焼(そのうえ、肥料の製造から)で空気にリリースされるより多くの炭素が、クサヨシの耕作を通して、土壌中に吸収される。」と言っている。今年フィンランドでクサヨシから作り出されるエネルギーは、風力によって発生されるエネルギーに相当すると想定されている。1ヘクタール当たり、500ユーロ~600ユーロが、奨励金がクサヨシを耕作農家に与えられる。
クサヨシに関する更なる情報は、以下のサイトにある。
http://www.inhs.uiuc.edu/chf/outreach/VMG/rcanarygr.html
http://www.encrop.net/GetItem.asp?item=digistorefile;129965;730¶ms=open;gallery

 
中国の発電会社は、国産潅木からのバイオ燃料で稼動 
http://www.cleantech.com/news/4367/china-get-first-biomass-plant-using
http://www.treehugger.com/files/2009/04/chinese-biomass-power-plant-will-use-native-plants-replace-80000-tons-coal.php

Cleantechウェブサイトは、中国の会社(Baotou Kaidi Sunshine Energy Investment Company)が原料として2本の自生の潅木を利用する発電所の建設の計画を発表したと報告した。その自生潅木は、(1)シーバックソーン(Hippophae rhamnoides)と(2)シベリアのエンドウ潅木(ムレスズメarborescens)である。設備(内モンゴルに建設予定)がおよそ1億4700万米ドル、犠牲にする力は生物量の130,000トンから年につき電気の1億5000万キロワット(kW)をもたらすと想定されている。。潅木は伝えられるところでは強くて、ストレス(例えば旱魃と低温)耐性だ。一旦発電所の運用が開始されると、この自生の潅木バイオマス量の使用は、化石燃料である石炭を1年につきおよそ80,000トン置き換えられると想定されている。
これらに関する情報は、以下のサイトにある。
http://www.ienica.net/crops/seabuckthorn.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Hippophae_rhamnoides
http://www.mnpower.com/treebook/fact19.html

 
 
SCOPE バイオ燃料報告: バイオ燃料移送策を再考察 
http://www.transportenvironment.org/News/2009/4/75-scientists-call-for-end-to-biofuels-targets/
http://cip.cornell.edu/biofuels/files/SCOPE00.pdf
http://cip.cornell.edu/biofuels/

国際学術会議連合(ICSU)の環境問題科学委員会(SCOPE)は、最近、「現在の液体バイオ燃料に関するやるべきこととの目標」を再評価の必要性を訴えるレポートを公表しました。「バイオ燃料と環境の緊急評価:概要と鍵となる発見」と題する報告は、現在のバイオ燃料作物の栽培は。「問題を含むものである。」と述べている。バイオ燃料の想定される利点が、バイオ燃料作物耕作が土地、水と他の資源を食糧安全保証と森林伐採にたぶん至ることで帳消しになっていることにある。レポートのハイライトは、以下の通りである。(1)有機廃棄物のために生産されるバイオ燃料は、通常、エネルギー作物から作り出されるそれらより「より穏やか」、(2) 多年草からの低投入セルロースバイオマスの耕作は、より環境利益をもたらすと思われる。(3)現在開発中の「液体へのバイオ燃料」”biofuels-to-liquids”(BTL)技術は、セルロースバイオマスを使うエタノール生産よりも優位性があるかも知れない。
レポートの全容は、コーネル大学ウェブサイト(上記のURL)から得られる。

2009年3月 ニュース&研究

世界
– 魔法の豆が乾燥地に新しい緑の革命を起す  
– ボーローグ:今こそ第二の緑の革命の時だ 
– ICRISATとAVRDCのチームは資源の乏しい農家をまさに支援している 
– Norman Borlaug博士への賛辞 
 

アフリカ
– ウガンダは、組換えワタの試験を開始  
– マラウイ農業省は旱魃耐性トウモロコシ開放系栽培を開始 
 
南北アメリカ

– モンサントは、世界初の旱魃耐性トウモロコシの承認に向かう
– オバマ大統領は、科学統合推進策に関する覚書に署名 
 
アジア太平洋
– IRRIとデュポンは、イネの収量を上げる研究開発に協力協定締結
– バイテク関連省庁大臣が組換え技術を食糧保証に使うことを支持
– 組換え青いバラがオーストラリアで販売される
– CSIROは、遺伝子組換え小麦の限られて制御された開放系栽培を予定 
– インドネシア政府とPioneer Hi-Bred社は協定を締結 
– 生物多様性法が2009年月に発効
– 温度に順応した品種は気候変動の影響も緩和できる 

 
ヨーロッパ
– 何故GMOについて厳しい法を定め、しかもそれを破るのか!  
– ドイツは € 1.35 Millionを窒素利用効率のよいイネの開発に投資 
– ルーマニアとデンマークでGMO制限下での開放利用 
– ミレニアム開発目標への関与を改善するEU MEP


研究
– Btワタはワタアブラムシに影響を与えない
– 大豆サビ病耐性遺伝子を発見 

バイオ燃料に関する補遺

– 韓国とインドネシアは回送からのバイオディーゼル開発で協力
– 「進化工学」で得た酵母Saccharomyces cerevisiae は雑食性
– 最初の経済的しかもエコにやさしい海草バイオディーゼル生産の報告
– セルロース分解細菌「Saccharophagus dengradans」の パイロット試験


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ニュース
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*世界 *

魔法の豆が乾燥地に新しい緑の革命を起す
国際半不毛熱帯域作物研究所(International Crops Research Institute for the Semi-Arid Tropics, ICRISAT)は、Pushkal という世界で初めての商業栽培ハイブリッド種である新しいヒヨコマメ品種の導入に期待をかけている。
ヒヨコマメ(キマメ)は、インド、東部と南部アフリカ、カリブ海諸国とミャンマーを含む世界の半不毛な熱帯国の高いタンパク質食糧である。その上、キマメを砕いたものは動物飼料として、そして、乾燥した茎は、燃料になる。
新しい雑種のキマメは、旱魃抵抗性で、窒素固定を助ける強い根系を持っている。その上、新しいハイブリッドは、フザリウムによる萎縮病などにも高い耐性をもっていることが分かった。
新しいハイブリッドの特徴の詳細、その開発や普及の戦略については、http://www.icrisat.org/Media/2009/media4.htmで記者発表を見てください:

ボーローグ:今こそ第二の緑の革命の時だ
第二次世界大戦の終わりとともに新しい革命は始まった。農業を変えて、何百万もの命を救い、多くの貧困国の経済成長に重要な役割を演じた革命が起こった。この緑の革命は、栽培・収穫の新しい方法に加えて、イネ、小麦とトウモロコシの高収量で病気耐性品種を開発導入した。ノーマン・ボーローグ(緑の革命の父として知られている)は、現在は、「世界飢えに対する第のより大きな革命を開始するときだ。」と言っている。ノーベル平和賞受けた彼は、緑の革命がまだ勝利を収めていない。そして、「発展途上国は、増加し続ける人々を飢えさせないための方策を見つけるために農業科学者、研究者、行政者は勿論多くのそのほかの人々の援助を必要としている。」と強調した。
ボーローグは、2010から2014年までの会計年度の間に食糧安全保障を進めて、農業生産性を改善するために援助を外国に提供する許可を与える米国の2009年の世界食糧保証法が第のグリーン革命を始める際の先導役になると信じている。彼はまた、米ランドグラント機関が世界的な食糧安全保証に重要な役割を演じているとしている。ボーローグは、これらの機関が「農業への技術協力と、教育的な援助活動、改善されたテクノロジーと農業方法、科学的なトレーニングと研究、そして実際の農業実技を途上国に提供できる。」とのべた。
1961年の対外援助法を改正した食料保証法(Food Security Act)は、現在米上院に上程され、その承認を待っているところである。
原文は、以下のサイトにある。 http://agnews.tamu.edu/showstory.php?id=1054

ICRISATとAVRDCのチームは資源の乏しい農家をまさに支援している
アジアとサハラ以南のアフリカの発展途上国の農民の食糧多様化は、半不毛熱帯地域国際作物研究所(ICRISAT)と世界野菜研究センター(AVRDC)の協同一致の目的だ。これらの研究機関は、小規模の農民の農業生産性向上と収入を改善する機会を提供するために力を合わせている。彼らは、また農業生物工学的な手法を用いることで作物の育種に力を入れている。ICRISATとAVRDCは、現代の遺伝学的及び分子生物学的アプローチを使って旱魃寛容なトマトを開発する計画を共同で行っている。もう一つのプロジェクトは、Sudano-Sahelian地帯に適合する野菜を開発することにある。
William Dar氏(ICRISAT会長)は、以下のように述べた:「多くの農民は、様々のところから技術的援助を求めることも、リスクに能力もない。ICRISATとWorld Vegetable Centerの強さを結合することによって、農民が、季節によって違った作物を植えて、生産性の向上を図るとともにリスクの軽減を行えるように植える作物を選べるようにできるはずである。」
World Vegetable Centerの南アジアの地域オフィスがPatancheru(インド)にあるICRISATの本部内で最近設立させた。
http://www.icrisat.org/Media/2009/media6.htmでプレスリリースを見てください

Norman Borlaug博士への賛辞
「緑の革命の父」であり、ノーベル平和賞であるノーマンE.ボーローグ博士は、2009年3月25日に彼の95回目の誕生日を祝った。彼は、世界的な飢饉を「緑の革命」を始めることによって回避したことでノーベル平和賞を獲得した。これは、農業で業績に対して与えられたノーベルの履歴の唯一のものだ。彼は生産を3倍にした「奇跡の小麦」を開発して、インドとパキスタンのような国の大量の飢饉と飢餓を克服を支援した。
ボーローグ博士は、世界で食物の品質、量または有効性を増やす業績を讃えるWorld Food Prizeの創設者でもある。http://www.worldfoodprize.org.のボーローグ博士についてより多くのことをみることができる。
ボーローグ博士の95回目の誕生日祝賀の時に、クライブ・ジェームズ博士(国際アグリ事業団、ISAAAの創設者・会長)は、以下の賛辞を贈った:
賛辞
Glenysと私は、あなたに心より最大の祝辞を95回目の誕生日に贈ります。そして、私は、あなたが95年の齢を重ねた(old)のではなく、95歳若い(young)という事実を賛美するために書いた詩を贈ります!!!!
東西南北
              どんな賛辞もこれ以上のもの考え付かない
              誰もその壮大な威厳に及ばない
だから、ノーベル賞を受けたのです。

神よ!祝福を下さい!!
クライブとグレニスジェームズそして、ISAAAの我々全員は、ISAAAの「父」支援者として誇りとしています。
Dr. Borlaugの95回目の誕生日のお祝いの席で、Dr. Clive James(ISAAAの創設者・会長)が捧げたものである。

* アフリカ *

ウガンダは、組換えワタの試験を開始
ウガンダの国立農業研究機構(NARO)はすぐにオオタバコガの幼虫耐性綿(BGII)とRoundup Ready Flex(RRF)として知られている除草剤耐綿をテストをウガンダのつの主要綿の栽培地、東側の一地域と西側のもう一つ地域で始める。NARO(公立研究機関)は、最高水準の技術にある綿のバイテクを導入する為に、私企業モンサントと共同研究する。Agricultural Biotech Support Project(ABSPII)からの援助で、NAROが、その固有の地域状況の下での試験を行なうために私企業が開発したバイテク綿品種を導入する協定を結んだ。試験では、その生産性と環境影響についての技術評価を実施する。社会・経済要因に対する影響もその後に実施する。全ての管理及び安全性に関する手順も完了している。2009年月には、NAROは、BGIIとRRF組換え綿技術の輸入許可受け取った。
詳細は、zeweldu@biopstra.orgまたはtilazew@yahoo.comでTilahun Zeweldu博士(東部アフリカのためのABSPII Regional Advisor)と連絡をとってください

マラウイ農業省は旱魃耐性トウモロコシ開放系栽培を開始
マラウイの農民は、旱魃耐性トウモロコシ品種を栽培することによる利益をすぐに得ることになる。国の農業省は、Balaka地区(南部マラウイの旱魃を起こしやすい地域)で、品種の旱魃耐性トウモロコシを最近開放栽培の許可を出した。この品種は、国際トウモロコシと小麦改良研究センター(CIMMYT)と協力して農業省によって開発されるもので、地域の乾燥、不毛の土地で栽培可能である。両品種とも、開放授粉性である。両品種ともトウモロコシ線ウイルスと灰色の斑点病を含むサハラ以南のアフリカでトウモロコシ収穫を苦しませる多数の病気にも抵抗力がある。
アフリカNews Scienceによると、新しいトウモロコシ品種は、マラウイの国家農業助成金プログラムに含まれる。このプログラムは、国の食糧自給率を保証するものである。(「農民はこれらの新しい品種を受け入れて、彼らにローカルな愛称さえ与えました。これは、彼らの感謝の意を表すもので、特にZM 309、早生矮性病気耐性品種の評価が高いことを意味する。」を評価することを意味した。)と、農務長官Andrew Daudi氏が言った。
全報告は以下のサイトにあります。 http://africasciencenews.org/asns/index.php/News/Latest/administrator/index.php?option=com_content&task=view&id=1104&Itemid=2

*南北アメリカ *

モンサントは、世界初の旱魃耐性トウモロコシの承認に向かう
モンサント社は、アメリカ合衆国とカナダに規制に関する提出物を完了して、世界初の旱魃耐性トウモロコシの開放試験に一歩近づいた。ドイツに拠点を置くBASFと協力して開発された組換えトウモロコシは、開発の最後の段階へ移行して、2012には農民が利用できることになってきた。公共研究機関と農業会社からの科学者は、水が世界的な気候変動の恐れの中で不足しているとき、栽培できる新しい品種開発の競争をしている。
モンサントは、昨年12月、食品医薬品局(FDA)へ申請後、旱魃耐性トウモロコシの米農務省(USDA)への承認を行った。同社は、日本、メキシコと韓国のような鍵となる重要な市場への申請を次の数ヵ月で行うとした。
同社は、2007年3月から旱魃耐性トウモロコシについてBASF Pland Scienceと共同研究している。モンサントとBASFは15億米ドルを共同で供出してる。そして、それは悪い環境状況により耐性の作物と高収量を狙っての開発だ。
メディアリリースは、 http://monsanto.mediaroom.com/index.php?s=43&item=695にある。

オバマ大統領は、科学統合推進策に関する覚書に署名
「今日、以前にもまして科学は地球と我々の安全と繁栄をわが国として生き残りの鍵を握っている。我々が科学とテクノロジーの世界的リーダーとしてアメリカの位置を元に戻すために我々の課題と仕事の最上位でもう一度科学を置くべき時だ。」と述べてアメリカ合衆国大統領Barack Obamaが科学統合推進策に関する大統領覚書に署名した。
覚書は、「政府意思決定において科学統合を取り戻すこと」に狙いをつけている。これ故、公共政策についての政府の決定は、可能な限り最も正確で客観的な科学的なアドバイスによってなされる。また、「一般市民は、同様に、そのアドバイスを信じて、公務員が方針選択に関連する科学的な調査結果を隠さないし、ゆがめてはならない。」と、覚書に記載された。
覚書については、以下のサイトを見て下さい。http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Fact-Sheet-on-Presidential-Memorandum-on-Scientific-Integrity/


* アジア太平洋 *

IRRIとデュポンは、イネの収量を上げる研究開発に協力協定締結
国際イネ研究所(IRRI)とデュポンは、イネの収量を上げる協力を行う:Scientific Know-Howと交流Program(SKEP)を発表した。協定は、研究と能力構築を含むものだ。
「この革新的で新しい協力は、イネの育種と遺伝学の指導的公共研究機関が世界的なイネの生産性を上昇させるために先進植物遺伝学と育種の分野の開発で全世界のリーダーと協力するが可能になる。」と、DuPont社 作物遺伝研究開発の副社長William S. Niebur氏が言った。「IRRIと共同することでハイブリッドイネの育種研究開発を強化促進することで世界的な需要に見合うアジアでの高収量イネの商業栽培を促進するものである。」とも同氏が述べた。
協定は、収量を増やして、ハイブリッドイネのの品質と多様性を押し上げるものである。ハイブリッドは、害虫の茶色planthopperに対するより良い抵抗性を目指して開発される。プロジェクトは、IRRI主導のHybrid Rice Researchの開発コンソーシアムを補完するものである。そのうえ、SKEPは農業研究での奨学金制度を支援する。 
DuPontは、アジアの公立及び私立の研究機関の高い能力のあるイネ科学者を育てるために博士号取得に向けた資金を提供する。
DuPont社のメディアリリースは、以下のサイトにあります。http://www.pioneer.com/web/site/portal/menuitem.13ae7585eda223dc86738673d10093a0/


バイテク関連省庁大臣が組換え技術を食糧保証に使うことを支持
 食糧安全保証のための植物育種と種子に関する3日間の国際会議で、ダッカのバングラデシュ農業研究会議で、農業大臣のMs. Matia Chowdhuryと食糧と危機管理担当大臣の参加のもとでバングラデシュの食糧及び栄養の保証にバイテクを第一優先とすることが決められた。
  Ms. Chowdhuryは、政府がハイテク農業を使う食糧安全保証に引き続き第一優先の支援を与えると保証した。Razzaque博士は、他方、世界クラスの生物工学研究所の設置とそこで農業問題(例えば塩分、冠水、旱魃、病気と害虫被害)に対処するために重要な研究を実施すると強調した。彼は、さらに、改善された水/栄養活用できる品種を開発することやC3をC4植物に変えることで光合成の能力を改善する研究を行うように提案した。
同様に、バングラデシュ食糧農業機関代表Ad Spijkers氏は、食糧安全保証のために重要な塩分耐性品種や他の有用品種の開発のための基礎研究を支援すると表明した。会議には、600人の科学者、種子栽培者、農民、研究者が出席し、Dr Kazi Badruddoza(国の名誉科学者)が議長をつとめた。
詳細は以下のサイトにあるバングラデシュバイオ情報センターの Dr. K. M. Nasiruddin と連絡を取って下さい。 nasirbiotech@yahoo.com

組換え青いバラがオーストラリアで販売される
遺伝子組換え青いバラは、オーストラリアですぐに栽培が始まるだろう。遺伝子組換え規制室OGTR)は、Florigene Pty社からのGM Hybrid Teaバラの開放系商業栽培の申請を受理した。バラは、Violaからのフラボノイド3’5′-ヒドロキシラーゼ遺伝子とToreniaからのathocyanin 5-アシルトランスフェラーゼ遺伝子を発現することで花の色を変えている。GMバラは、選択マーカーとしての抗生物質耐性遺伝子nptIIを含む。GMバラは、Florigeneと日本に拠点を置くサントリー社の12年の共同研究の賜物だ。
商業承認のために提出されたGMバラ品種は、OGTRが2006年3月に限られて制御された開放栽培を承認した3種のうちの1品種だ。Florigeneは、GMバラを栽培して、従来のバラと同様の製品として扱う。生産される花は、オーストラリア市民全体に、通常の商業的な流通経路を通って売られる。
OGTRは、申請の開放系栽培がヒトの健康と環境安全性にほとんど危険をもたらすことがないとRisk AssessmentとRisk Management Plan(RARMP)からを結論した。
より詳しい情報は以下のサイトにある。http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir090

CSIROは、遺伝子組換え小麦の限られて制御された開放系栽培を予定
オーストラリアの連邦の科学と工業研究機構(CSIRO)は、16品種の遺伝子が組換え小麦の限られて制御された開放系栽培の申請を遺伝子技術規制室OGTR)提出した。小麦の特徴(特に炭水化物とタンパク質組成)は、組換え技術で得たものだ。これらの特性は、パンの特性と栄養的な特性(例えばグリセミック指数と代謝性)にある。GM小麦品種も、特定の抗生物質に対する耐性遺伝子(nptII)を含む。
承認されると、開放系栽培は2009~2012年に最高1ヘクタールの総面積でオーストラリアのCapital Territoryで行われる。OGTRは、申請の開放系栽培がヒトの健康と環境安全性にほとんど危険をもたらすことがないとRisk AssessmentとRisk Management Plan(RARMP)からを結論した。
OGTRは、RARMP調査結果についてのコメントを求めることになる。
詳しい情報は以下のサイト( ogtr@health.gov.au )または、次のサイトをご覧下さい。 http://www.ogtr.gov.au/internet/ogtr/publishing.nsf/Content/dir092

インドネシア政府とPioneer Hi-Bred社は協定を締結
初めて、インドネシア政府は、ハイブリッドイネの育種と販売に関する共同研究を多国籍企業と開始する。デュポンビジネスパイオニアHi-Bred社は、インドネシアイネ研究センター(ICRR)がアジアでそのハイブリッドイネをテストして、商業化するための権利を与えた。ハイブリッドイネは、主にフィリピン、ヴェトナム、マレーシアとインドに輸出される。ICRRとパイオニアHi-Bred社は、農業研究開発局とこの前の月曜日に合意の覚書に署名した。合意の財政的な詳細は、明らかにされなかった。
インドネシアイネ研究センター(ICRR)の所長のHasil Sembiring氏は、「国に様々の品種を導入してイネの生産性を向上することは、国家的目的である。これにはハイブリッドイネの研究開発を私企業と組むことを含まれる。」と述べた。ICCRもインドのMetahelix Life Science社、オーストラリアのAdvanta Internationalと協力する予定だ。
合意は、先月発表したIRRIとDuPontが共同して穀物の収量向上とハイブリッドイネの質を多様性を上げるものと互いに補完関係にある。
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。 http://www.pioneer.com/web/site/portal/menuitem.5dda3a9104ca5ef086738673d10093a0/http://bbpadi.litbang.deptan.go.id/ (報告はインドネシア語)

生物多様性法が2009年月に発効
下院が生物多様性に関する法を批准した6か月後の2009年月1日に最終的に発効します。この法律は、いくつかのフォーラムと対話を150人以上のベトナム人と外国の専門家による検討の後に公布された。法規作成委員会代表のNguyen Van Tai氏(天然資源と環境戦略及び政策に関する機構の長)は、この法律が生物多様性の管理を統一すると言った。現時点では、生物多様性管理は、多くの法律(例えば森林保護法、環境保護法、水圏保護法など)で結合している。
「法律は、新しい内容(例えば接近している遺伝子の源と分担している関心と有害な外来種の生きものの制御)を含みます。これらの新しい包含は、国際組織によって非常に拍手喝采されます。我々は、法律がそのゴールをよく実施することを望みます」と、タイ系諸族が言った。
ベトナムからの詳しい情報は以下のサイトにある。 http://english.vietnamnet.vn/tech/2009/03/837262/


温度に順応した品種は気候変動の影響も緩和できる
Semi-Arid熱帯地方の国際作物研究所(ICRISAT)によって行われた研究によれば、良く馴化し、改良した作物品種の導入は、乾燥地域での気候変動の影響を最小にできる。ICRISATは、乾燥地域での気候変動の影響は、二つある:温度上昇と旱魃と洪水の繰り返し頻度の増加である。しかし、研究の結果によると温度上昇が降水の変化より大きな悪影響を及ぼすことが分かった。
しかし、将来はそんなに厳しくありません。ICRISAT研究は、「望みの仮説」を提唱した。インドに拠点を置く機関によると、「改良した品種の導入、土と水管理技術の向上があれば、気候変動の下でさえ、現在の低い資材投入のもとでの収量に比べるとはるかに大きな収量が得られる。」している。
プレスリリースは、以下のサイトにあります。http://www.icrisat.org/Media/2009/media7.htm


* ヨーロッパ *

何故GMOについて厳しい法を定め、しかもそれを破るのか!
Bioindustries (EuropaBio) の専務取締役のNathalie Moll氏は、ハンガリーとオーストリアの遺伝子組換え作物に対する不法な禁止を解く欧州委員会の提案に対して、一見政治的に毒された投票が行われたことに対する彼女の失望を表明した。「今日の投票はは、ますます、組換え作物を栽培する選択を要求しているヨーロッパの農民の願望に反する政治的な責任回避だ。他方、世界中で何百万もの農民は、何百万ヘクタールも組換え作物を栽培しているのだ。」と、Nathalie Moll氏は続けた。彼女はEUがGMOの上で厳しい法律を作ることは、この現実を無視することだとさらにコメントした。
たとえ組換え作物製品とその栽培とその消費に世界中で10年以上もの安全性に係る圧倒的証拠があってもこの決定がなされたのだ。ハンガリーとオーストリアは、GMトウモロコシが栽培されている国々と国境を接しているのだ。
 プレスリーリースの詳細は、以下のサイトにある。http://www.europabio.org/PressReleases/green/090302_why_make_though_laws_GMO_then_break.pdf


ドイツは € 1.35 Millionを窒素利用効率のよいイネの開発に投資
ドイツ連邦教育研究hは、窒素利用効率のよいイネの研究開発を促進するプロジェクト促進のためにベルリン自由大学と中国農業大学に135万ユーロ(174万米ドル)の補助金を与えました。プロジェクトに取り組んでいる科学者は、作物内で尿素吸収と代謝に関与する分子の構造解析に注力している。
尿素は世界中で農業で使われて、最も一般に窒素肥料で、特にアジアでは肥料の半分以上を占めている。窒素の効率的利用ができるイネの開発で農民が耕地入れる肥料の量をかなり減らすことができる。これは農業生産性を上昇させ、窒素肥料と関連した生態学的な影響を減らすことになる。
プレスリリースは以下のサイトにある。 http://www.fu-berlin.de/presse/fup/2009/fup_09_043/index.html


ルーマニアとデンマークでGMO制限下での開放利用
ルーマニアとデンマークでの非商業的な使用のための遺伝子組換えトウモロコシの開放利用に関する通知がウエブに載っている。3月の間に公開されたものは以下の通り。

  • ルーマニアとデンマークでのモンサント社の除草剤耐性トウモロコシNK603の試験。CP4 EPSPSタンパク質を発現している組換えトウモロコシと一部非選択的除草剤グリホセートを基にしたラウンドアップ耐性トウモロコシの試験。これらの試験はルーマニアの農業用植物品種を記載した国立カタログにあるトウモロコシ品種であることとデンマークで承認を得た品種であるが故に実施が義務付けられている。
  • Syngenta Crop Protectionの除草剤耐性のトウモロコシGA21の圃場試験。デンマークのFynの二つの圃場で開放系試験が行なわれる。試験圃場当たり最大1haで行なわれる。
  • ルーマニアでのSyngenta Agro SRL社のトウモロコシMIR162。Bacillus thuringiensis vip3Aa1遺伝子を発現しているトウモロコシである種の鱗翅類に耐性がある品種。圃場当たり最大600 sqmを13箇所で圃場試験が行なわれる。

環境リスク試験によるとヒトの健康と安全性や同様の環境に対する悪影響は無視できるものである。組換え品種の開放系圃場試験の後の環境に組換え品種が拡散するのを防止するために、栽培に当たっては、200 mの隔離距離や組換え作物の廃棄などの操作を導入する必要がある。
詳細は、http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspxをご覧下さい。For more information, visit http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspx

ミレニアム開発目標への関与を改善するEU MEP
欧州連合の議会の議員はミレニアム開発目標への彼らの関与を再開した。それは2015年までに極端な貧困を半分にしようするものだ。欧州議会によって行われた審議は、財政的な貢献を増加・標準化を決意するに至った。約14億の人々は貧困にあって、基本的な健康管理を受けることが根本的に不足している。そして、死と貧困の恒久化は循環するという初等教育も欠けている。加盟国は、従って貧困国のために援助の量と質を改善するよう迫られた。委員会によって提案された戦略も支持された。その結果、より確実な財政的提供を認め、そして、受取人国からの大きな予測性を認めるものである。その見返りに支援を受ける国のMDGプロジェクトに関するより持続可能な結果を求めるものである。
より詳しい情報は、以下のサイトにある、
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/028-52379-082-03-13-903-20090323IPR52378-23-03-2009-2009-false/default_en.htm

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研究
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Btワタはワタアブラムシに影響を与えない
スイスのチューリッヒにあるAgroscope ART のJörg Romeis氏と共同研究者は、3つのインドのBt(Cry1Ac)綿の品種とそれらの対応する非組換え体のアブラムシ(Aphis gossypii)の対する評価を行った。組換えワタはアブラムシの様々のパラメータに大きな変化はなかったが、3品種の間に若干の違いがあった。さらにまた、著者はアブラムシがBtタンパク質を吸収するかを調べて、アブラムシの蜜を食するものが影響を受けるかを評価する為に蜜の糖成分を分析しした。アブラムシサンプルのどれも、Btタンパク質を含まなかった。結果として、アブラムシを餌にする天敵は、Cryタンパク質にさらされない。アブラムシ蜜の糖成分は、組換え体と非組み換え体また、ワタの品種間でも違っていた。しかし、特にその蜜が捕食寄生者がワタの栽培地で餌にする唯一の糖でなくて、この違いが生態学的な意味があるとは疑わしい。
研究結果は、Btワタがアブラムシ敵対者にはほとんどリスクはないと言える。そして、アブラムシがBtワタ栽培地に自然な状態で残ることになる。
この論文は、オンライン雑誌のPLoS ONE にある。また全文が、以下のサイトにある。http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0004804;jsessionid=FC4FF3BE190D1B36FEBF697EC09312E1


大豆サビ病耐性遺伝子を発見
米国Agricultural Research Service(ARS)、アイオワ州立大学とブラジルのAgricultural Research社(EMBRAPA)の研究者は、Phakopsora pachyrhizi(アジアの大豆錆病(ASR)を引き起こす真菌)に抵抗性を示す一群の大豆遺伝子を決定した。この錆病は米国の20以上の州で見つかっており、ASRは米国のUSD 270億の大豆収穫に深刻な脅威となっている。
つの遺伝子座は、以前ASR抵抗性と関係することが分かっていた。ARSとアイオワ州立大チームは特定の座(Rpp4)に焦点をあて、そこで、Rpp4C4を確定した。ウイルスによって誘発された遺伝子サイレンシング(作用停止)してPhakopsoraの感染をかわすのにRpp4C4が役割を果たしていることを確かめた。抵抗性遺伝子を従来の商業品種に生物工学的な手段によって導入することは容易である。
「殺菌剤がASRに対して効果的であるが、農民に抵抗性栽培品種を提供することはより持続可能な方法である。」と、ARSの研究リーダーのMichelle Graham氏が言った。
より詳細は以下のサイトにある。 http://www.ars.usda.gov/News/docs.htm?docid=1261 。また自由に見ることのできる科学雑誌Plant Physiologyは、以下のサイトにある。http://dx.doi.org/10.1104/pp.108.134551 http://www.ars.usda.gov/News/docs.htm?docid=1261

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バイオ燃料に関する補遺
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韓国とインドネシアは回送からのバイオディーゼル開発で協力
http://cleantech.com/news/3820/indonesia-chooses-seaweed-biofuel

バイオディーゼル製造のためにその十分な海草資源を利用することにインドネシア漁業及び海洋資源省は、韓国工業技術研究所との共同研究を行ってる。インドネシアでMaluku、東Belitungとロンボク地域で栽培される海草の「Geladine」品種は、バイオディーゼル製造のための資源と考えられている。インドネシアの当局によると、韓国にはバイオディーゼルに海草の転換のために処理技術がありが、そのための原料がない。Cleantechウェブサイトは、韓国政府が「生物燃料のために海草を栽培するためにインドネシアの近海の25,000ヘクタール(61,750エーカー)を賃貸するための契約にに署名した」と報告した。

「進化工学」で得た酵母Saccharomyces cerevisiae は雑食性
http://aem.asm.org/cgi/content/abstract/75/4/907
http://gave.novem.nl/gave/index.asp?id=25&lan=en&detail=2794

酵母(Saccharomyces cerevisiae)は、生物燃料エタノール発酵のために使われる一般的な微生物です。セルロースからのエタノールの生産において、酵母は、リグノセルロースからなる植物バイオマス(前処理と糖化によって)の分解後に得られる糖混合物に加えられる。糖化されたリグノセルロースバイオマスはブドウ糖(6-カーボン砂糖または「ヘキソース」)とキシロース/アラビノース(ともに5-カーボン糖または「ペントース」)を含む。通常、イーストはエタノール生産のために糖混合のうちブドウ糖を利用するだけだ。ペントース(キシロースとアラビノース)は、利用されないでそのまま残る。費用効果がよいセルロースエタノール生産のためには、ヘキソース(ブドウ糖)をエタノールへ変換するだけでなく、ペントース(キシロースとアラビノース)も変えることができるS. cereviseae株の育種が必要である。どんな糖類も利用できる「雑食性株」は良いエタノール生産酵母と考えられている。を発酵させているイーストと考えられることができます。最近、Delft工業大学(オランダ)の科学者は、進化工学で高いエタノール産出高(全糖1グラムにつき0.43グラム)でブドウ糖、キシロースとアラビノースの混合物を発酵させることができるS. cerevisiae株開発したと報告した。この転換では、好ましくない副産物(例えばキシリトールとarabinitol)の形成がない。この方法では、「3つの異なる培地に連続的に繰り返しサイクルを行う。(ブドウ糖、キシロースとアラビノースを含みました;キシロースとアラビノース;そして、アラビノースだけ)の培地」を用いる。この方法で有用株(IMS0010)を迅速に選択できた。この株は、キシロースとアラビノースを効率よく変換した。この研究の詳細は、上に示したサイトからApplied and Environmental Microbiology でみることができる。

最初の経済的しかもエコにやさしい海草バイオディーゼル生産の報告
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-03/acs-ep030909.php
http://www.sciam.com/blog/60-second-science/post.cfm?id=solid-catalyst-simplifies-turning-a-2009-03-26
http://www.thebioenergysite.com/news/3397/first-economical-process-for-biodiesel-from-algae

「連続固定床」プロセスは、「バイオディーゼルを藻類油から作り出す最初の経済的な方法」として報告された。United Environment and Energy LLC (New York, United States)の副社長Ben Wen氏によると、実行時間がより速い(より小さな工場が可能)ので、プロセスは従来のものコストがはるかに低い、また水処分経費がない上に精製ステップは不必要になる。固体触媒の使用が成功の鍵である。従来のバイオディーゼル製造では、油とアルコールでバイオディーゼルを作る反応は、液体触媒(通常アルカリ溶液)を使う。液体触媒をバイオディーゼル製品から分離するのに精製行程が必要だ。新法では、反応が固体の中を通すだけで行われる。スムーズに反応物が通り抜けて、バイオディーゼルへと転換は進行する。それゆえに、最終製品は触媒を製品から分離するような精製行程は必要がなく、反応塔の末端から製品を集められる。年当たりほぼ100万ガロンの藻類バイオディーゼルの生産能力で試験生産が行われている。

セルロース分解細菌「Saccharophagus dengradans」の パイロット試験
http://www.technologyreview.com/energy/22307/

Technology Reviewウェブサイトに、College Park, Maryland (United States)のベンチャー会社Zymetisは、最近、遺伝子組換えセルロース分解細菌であるSaccharophagus degradansの第一段の商業規模での試験に成功したと発表した。バクテリアは、Chesapeake湾の沼地から分離された。大規模発酵装置での一連のテストは、バクテリアが72時間で1トンのセルロースバイオマスを糖に変えることができることを示した。ZymetisのCEO であるScott Laughlin氏によると、この微生物を用いる大きな利点は、エタノール生産のつの大きなステップを一つにまとめて、セルロースバイオマスのエタノール生産のコストを大幅に下げることにある。

作物バイオ最新情報 2009年1月

世界
-組換え技術に対する欧米人の見方は、時間とともに変わってきた
-ダンフォース(Danforth)研究所の科学者たちはイネツングロ病に対する技術を発見-モロコシの遺伝子が解読
 
アフリカ
-トーゴがBIOSAFETY法を承認
-ウガンダが耐病性キャッサバの開発に一歩近づいた
-アフリカ向け旱魃耐性トウモロコシ
 
南北アメリカ
-ブラジルは、HERCULEXトウモロコシの栽培を承認
 
アジア太平洋 
-西オーストラリア州政府は、組換えナタネの試験を承認
-中国の食物経済は、小規模農家に利するものである
– Btナス:インドで実用化が近いか?
-光合成経路のよりすぐれたイネの生物工学研究
– Khushu博士がPunjab農業大学に研究基金を寄附
– IRRIがインドとの研究契約に署名
 
ヨーロッパ
– ECが組換え作物の栽培提案を支持
-スウエーデンでの組換えナタネの圃場試験
-気候変動は草地の生産性を向上させる可能性がある

研究
-ツングロウイルス耐性の組換えイネ
-セレン強化ナス科作物
-アラビドプシスのレクチンタンパク質は、病原体に抵抗性を付与する
-イネの進化の歴史をたどり、将来の品種改良に役立てる

バイオ燃料に関する補遺
-国際エネルギー機構(IEA)の報告で、第一次から第二次バイオ燃料貯蔵への移行を分析
– UC Berkeleyの研究者は、「バイオ燃料政策とバイオテクノロジーの経済学」の中でその解析を行った
-ブラジルは化石燃料の節約と2008年に最高記録のエタノール生産達成を報告
-サトウキビからのエタノールとバイオ燃料についての書籍が出版
 



*世界 *

組換え技術に対する欧米人の見方は、時間とともに変わってきた
組換え技術に対する欧米人の見方は、時間とともに変わってきた。これまでの調査のチェックと世論調査で米国では前の10年より、2000年の前半の方が受容性が低い結果であり、バイオテクノロジーや遺伝子操作についてより楽観主義でない状況にある。他方、ヨーロッパでは、逆になった。この見解は、前の10年と比較して2000年の前半において向上している。これらはフランスのINRA(Grignon)のSylvie Bonnyの調査結果で、彼女が「GMOに関する意見は、どのように時間とともに変わったか?:欧州連合と米国の状況」の総説としてCAB Reviews:農業、獣医の科学、栄養と天然資源2008の展望の中で出版したものだ。 
大方のバイオテクノロジーの概念が許容できるとの一方、遺伝子組換え生物(GMO)への反対はヨーロッパで非常に高いままであるが、国によってその内容は大きく異なる。
上記の要旨は、下記のサイトで得られる。http://www.cababstractsplus.org/cabreviews/Reviews.asp?action=display&openMenu=relatedItems&ReviewID=91678&Year=2008
またはSylvie Bonny に bonny@grignon.inra.fr 宛メール下さい。

ダンフォース(Danforth)研究所の科学者たちはイネツングロ病に対する技術を発見
イネのツングロ病は、常にアジアの農民の禍の元だ。しかし、うまくいけば、そう長くかからないでこのウイルスの拡がりを減少できる技術をDonald Danforth植物科学センター(米国を拠点とする非営利の研究所)の科学者が発見した。米国Donald Danforthセンターの所長のRoger N. Beachyと研究者 Shunhong Daiは、つのイネタンパク質のどちらでも過剰発現する組換えイネがtungro bacilliformウイルス(RTVB)に起因する感染に抵抗性を示すことを証明した。
つのタンパク質(RF2aとRF2b)は、植物の進化にとって重要であることが知られている転写制御因子で、ウイルス感染から保護する防衛機構を制御することに関係していると考えられている。Danforthセンターで行われた実験室内及び温室での成果は、フィリピンの国際イネ研究所(IRRI)と協力して行われた温室での実験で最近再確認された。この研究の結果は、東南アジアのイネ生産国で最高70%米産出高を減らすことが知られているイネtungro病のコントロールに貢献すると期待される。
この研究の全文は、Proceedings of the National Academy of Sciencesの2008年12月22日号をご覧下さい。またプレス発表は以下のサイトをご覧下さい。http://www.danforthcenter.org/newsmedia/NewsDetail.asp?nid=157  

モロコシの遺伝子が解読
国際研究者チームは、耐寒性作物で重要な食料、飼料、そしてバイオ燃料生産のために重要なモロコシの遺伝子の青写真を解読した。科学者たちは、この科学的な突破口が耕作不適地域でしかも人口の増加が大きい例えば西アフリカ)での旱魃耐性の品種開発に繋がると信じている。イネの次にゲノムの配列決定が行なわれたのがモロコシ属である。モロコシゲノムの比較の分析は、Nature誌の最近号にある。
モロコシ属(ソルガム、Sorghum bicolor)(サトウキビの近縁)は、それを主食とする熱帯アフリカ起源で、現在アメリカとインドの乾いた地域でも栽培されている。モロコシの世界生産は、毎年6000万トンと推定される。研究者は、全ゲノムを対象にいわゆるショットガン(ランダム分析)を行い、短いランダムなDNA配列を決め、それから、最初のゲノム配列を再建するためにスーパーコンピューターを使って全部のゲノムを決めた。この技術は、ヒトゲノム解析計画で最初に開発されたものだ。
およそ億3000万のヌクレオチドと30,000の遺伝子で、このゲノムは、イネのそのサイズより75パーセント大きい。イネゲノムとの比較で、モロコシの進化とC4光合成、植物の高温と強い光の条件で且つ水が少ないところの植物の理解に光を当てるものだ。科学者も、最近の遺伝子とmicroRNA重複がモロコシの旱魃耐性に貢献しているとの証拠を見つけた。たとえば、イネmiRNA169gは、旱魃ストレスに対して上位の制御を行っており、つのモロコシの相同配列を持っている。
Natureの購読者は、以下のサイトで全文を見られます。 http://dx.doi.org/10.1038/nature07723 もっと詳しい情報は以下のサイトにあります。 http://www.nature.com/nature/journal/v457/n7229/full/nature07723.html and http://www.jgi.doe.gov/News/news_09_01_28.html

* アフリカ *

トーゴがBIOSAFETY法を承認
アフリカのトーゴ(ブルキナファソのすぐ隣)が、Biosafety法を承認した。トーゴの下院は、2008年12月30日に法律を採択した。ワタは、トーゴの主な換金作物だ。
詳細な情報はAFODA Chamsoudine(Cellule de Bios curit)の以下のサイトにある。afchams@yahoo.frのTOGO

ウガンダが耐病性キャッサバの開発に一歩近づいた

New Visionの報告によるとウガンダのNamulonge Crops Resource Research Institute(NaCRRI)が、病気耐性で高い収穫量のGMキャッサバの新品種についての温室での実験を完了。NaCRRIは、現在、実験室内からフィールドでのGM植物の実験を行うための国のBiosafety委員会からの承認を申請している。組換え品種は、キャッサバモザイクウイルス(CMV)と茶色系ウイルス(BSV)に抵抗性を示す。これが承認されるならば、ウガンダでだけでなくアフリカの全体でのキャッサバ生産に影響を及ぼす最初の開放系試験の行なわれる遺伝子組換えキャッサバとなる。
現代的なキャッサバ形質変換研究所は、米国国際開発局(USAID)の支援を通して、NaCRRIに最近建設された。
全記事は、http://allafrica.com/stories/200901070050.htmlにある。

アフリカ向け旱魃耐性トウモロコシ
トウモロコシは、3億人以上のアフリカ人の主食だ。収穫量は、しかし、頻繁な旱魃にひどく影響を受けている。旱魃は、不作、飢えと貧困につながる。世界的な気候変動は、問題を悪化させることになっている。近年では、産官協力が従来の育種、マーカー法による育種、組換え技術を使って旱魃耐性トウモロコシ新品種の開発が行われてきている。アフリカの水効率のよいトウモロコシ育種(WEMA)のためのプロジェクトがWater Efficient Maizeとして知られて、プロジェクトはCIMMYT(国際トウモロコシ及び小麦改良センター)、モンサント社と農業研究システム(ケニヤ、モザンビーク、南アフリカ、タンザニアとウガンダの農民グループと種会社)と協力してアフリカのAgricultural Technology財団(AATF)によって指導されている。
ビルとメリンダゲイツ財団は、4200万米ドルの資金をプロジェクトに投入た。最初の従来のWEMAの品種は、6~年で利用できると予想されている。組換え旱魃耐性品種がおよそ10年以内に実用化されるとされている。

詳細な情報は、以下のサイトをご覧下さい。http://www.aatf-africa.org/aatf_projects.php?sublevelone=30&subcat=5

*南北アメリカ *

ブラジルは、HERCULEXトウモロコシの栽培を承認
ブラジル農業省は、ダウAgroSciencesに耐虫性のHerculex Iとの組換えによるハイブリッドコーンを売ることにゴーサインを与えた。認可は、2B710HX、2B688HX、2B707HX、2C520HXと2A525HXハイブリッドコーンに与えられた。Herculex Iコーンの品種は、アメリカ産行列毛虫ヨトウガの一種(Spodoptora frugiperda)とサトウキビ穴をあける害虫(Diatraea saccharalis)(ブラジルで40パーセント以上の歩留まりの低下を与える重いコーン害虫)に抵抗性を示す。
ブラジルの全国Biosafety Technical委員会(CTNBio)は、12月に商業リリースのためにcry1Fを表しているトランスジェニックコーンを承認した。Herculex Iコーンハイブリッドは、2001年以降、そして、2005年以降アルゼンチンでアメリカとカナダで栽培されている。
詳しい内容は以下のサイトにあります。http://www.dowagro.com/newsroom/corporatenews/2009/20090128a.htm
また、CTNBioの承認の記事は、http://agenciact.mct.gov.br/index.php/content/view/50013.htmlで見られます。

* アジア太平洋 *

西オーストラリア州政府は、組換えナタネの試験を承認した
農務省とFood(西オーストラリアの州政府)は、2009年に組換え遺伝子(GM)ナタネ小規模栽培試験を承認した。農業及び食品省大臣のTerry Redmanは、試験栽培はおよそ20人の農民によって1,000ヘクタールに植え付けられると言った。これは、西オーストラリア州初の組換えナタネの栽培であり、且つ同国最大のナタネ栽培州での試験だ。
「この決定は、よく検討された信頼できるものである – 研究をGM技術の使用まで慎重に続いてきたことによって組換え技術の利用に繫なげられるものである。政府の役割は、農民が彼らの企業を拡大して、彼らの収益性を上げるための選択肢とツールを持っていることを確保証することであると思っています。」と、Redman氏が述べた。
西オーストラリア州は、栽培者とGMと非GMナタネを分離するために、共に密接に共同して働いている。Redman氏は、厳しい安全管理規制を試験においては実施すると語った。大臣は、GM食品の標識と法令順守を管理する委員会も政府内に設立した。
州政府マスコミリリースは、下記のサイトを見てください
http://www.agric.wa.gov.au/content/fcp/co/GM_canola_trials_minister_statement.pdf

中国の食物経済は、小規模農家に利するものである
中国の最近15年にわたる著しい園芸発展は、国の農業経済の様相を変えた。この間、現代の供給チェーンも出てきた。Review  of Agricultural Economicsに最近発表される調査で、中国の食物経済の最近の変化が小さな農民の貧困縮小改善に貢献したことが示された。著者は、しかし、安全な製品の配送を確実にするのは達成すべき大きなチャレンジであると言っている。
生産とマーケティング構造の現われとして、ikun Huang, Scott Rozelleとその共同研究者は、山東省で果物農民の代表サンプルから2007年に集めたデータセットを使った。小さくて貧困農家が伝統的なマーケティングチャンネルに売ることができるとわかった。一方、貧しい家庭が園芸市場に進出が少ないという証拠もなかった。
全報告は以下のサイトにあります。Read the complete article at http://www.wiley.com/bw/press/pressitem.asp?ref=2017雑誌の購読者は、この報告を以下のサイトからとれます。 Subscribers to the journal can access the paper at http://dx.doi.org/10.1111/j.1467-9353.2008.00421.x
しかし、研究者は中国の果物(特にリンゴとブドウ)の安全性を確保することは気が重い仕事であると認めた。ほとんどすべての取引は、スポット市場の原則と現金で行われているので、果実の輸送などを追跡することは非常に難しい。市場で売った後は、中国の園芸経済の農民は、すべての責任が文字通りない。
http://www.wiley.com/bw/press/pressitem.asp?ref=2017 で全記事をみられます。また、雑誌の購読者は、http://dx.doi.org/10.1111/j.1467-9353.2008.00421.xから報告を得ることができる。

Btナス:インドで実用化が近いか?
Btナスは、近い将来承認されて、インドで採用される最初の遺伝子組換え食品作物になりそうである。Btナスは、この年の間インドで公共部門機関と協力してMahycoによって開発中であった。それはインドで厳しい科学ベースの規制承認プロセスを経て、現在、2008~2009年にMahycoによってBtナスハイブリッドの実験的な種生産を承認したインド規制当局によって、規制緩和の段階にある。食物と飼料としての安全性(毒性とアレルゲン性テストを含む)の研究は、ネズミ、ウサギ、魚、鶏、ヤギと牛について実行された;これらの研究は、Btナスがその対応non-Btと同じくらい安全であることを確認した。同様に、発芽、花粉の動き、侵入性、攻撃性と雑草性による環境影響評価や対象外の生物に対する影響調査は完了した。そして、Btナスがその対応非Btナスと全くド同じ様相を呈することを確認した。
多くの試験場での研究栽培(MLRTs)と大規模な実地試験(LST)の下の農学の研究は、BtナスハイブリッドのFSB(Fruit shoot borer, 実と茎に穴をあける害虫)の制御のための殺虫剤必要量が対応する非Bt物より80%平均して少なくてすむことを確認した;これは、Btナスの全ての害虫制御のために使われる全体の殺虫剤を42%の減少と同じことである。FSBの効果的制御の結果、その対応非Btよりもハイブリッドは、100%増産され、また人気のある従来種の116%、さらには人気がある自由に使っているナスの種類(OPVs)の166%増収があった。
このように、現在まで、規制当局に提出される調査はBtナスが同時にナス、FSB、80%によるこの重要な害虫駆除のための殺虫剤の減少と従来のハイブリッドと自然受粉の種類よりも十二分に倍の産出高で最も重要な害虫制御を行ったことを確認した。そして、それによって同様に農民と消費者に重要な利益を得た。国家レベルで、それはこのように食品の安全、保安と持続性に貢献できる。
国際アグリ事業団(ISAAA)は、「インド(ナス/Aubergine)のBt Brinjalの開発と規制」として、最新のBrief 38まとめてある。Brief 38は、重要な植物のナス(別名eggplantまたはaugerbine)のインドでの耕作のすべての面の広範囲の調査をまとめたものだ。このBriefはナスの最重要害虫である(FSB)に対する抵抗性を与える組換えBtナスについてインドにおける開発、現状、規制についてまとめたものだ。
詳細な情報またはBrinjal Brief38-2009の入手には、ISAAAの東南アジア拠点(b.choudhary@cgiar.org またはk.gaur@cgiar.org)に連絡して下さい。また、オンラインバージョンは、http://www.isaaa.orghttp://www.isaaa.org/kc.から入手できる。

光合成経路のよりすぐれたイネの生物工学研究

研究者の世界的なコンソーシアムに加えて、国際イネ研究所(IRRI)は、イネの光合成の効率化を図る巨大研究に向けて、その組織を再構築した。この研究は、現状よりもより少ない肥料とより少ない水を使っても、さらに50パーセントの穀物を増産することに繋がるものである。このプロジェクトのために、研究所はビルとメリンダゲイツ財団から1100万米ドルの補助金を受けた。「これは、完了するのに10年以上がかかる長期の、複雑なプロジェクトだ。」と、IRRIのプロジェクトリーダーJohn Sheehy氏が説明した。「この戦略的な研究の成果は、何億もの貧しい人々のためになるためになるものである。」と更に加えた。
植物は、光合成で二酸化炭素を固定して、それを炭水化物に変えることによって彼ら自身の食物を作る。ある種の植物は、他より能率的に、食物を製造する。通常、これらの炭素固定の効率的植物種は、先進のC4カーボン固定経路を持っている。このC4メカニズムは、RuBisCo(光合成の重要な酵素)のエネルギー浪費を少なくしている。Lこの経路は、植物を旱魃や高温と二酸化炭素と窒素制限下で生き残らせる機構でもある。Sheehyらは、光合成系を効率の悪いC3からC4に変換を狙ったものである。
マスコミリリースは、http://beta.irri.org/news/index.php/Press-Releases/2009/New-higher-yielding-rice-plant-could-ease-threat-of-hunger-for-poor.htmlから得られる。

Khushu博士がPunjab農業大学に研究基金を寄附
世界に著名なイネ育種及び遺伝学者であるGurdev Singh Khush博士は、LudhianaにあるパンジャブAgricultural大学(PAU)に、Rs.3.5クローレ、75万米ドル相当を2009年1月15日の卒業式典の折に寄付した。寄付金は、大学で研究を強化するのに用いられる。この寄付金は、彼が授与されたいろいろな国際的な賞の賞金から今日までに累積されたものであるとKhushu博士は述べた。彼の卒業式での式辞で、彼はインドの状態が「口への手であった。」ものであると言い、飢えと貧困は激烈だった。「我々はそれ以来長い年月を費やし、そして世界は、今日、我々の成長率に驚嘆している。そして、この傾向が続くならば、インドが世界で最も重要な経済力ある1つになることは確実だ。」と述べた。
Khush博士は、緑の革命のお膳立てをする60年代と70年代にイネと小麦の高収量品種の導入にハイライトをあてた。バイオテクノロジーで、科学者は現在、より高い産出高可能性と病気と害虫に対する抵抗性で高収量品種を開発することができる。組換え作物・食品に対する不安の論議に触れないが、これらの食品がヒトや環境に害を与えるという正当な証拠はないとKhush博士は言った。また更に、これらの食品に対する社会的な不安は、遺伝子組換えに対する知識の不足によるものとメディアとある種の活動家の否定的な意見によって扇動されているものだ。「バイオテクノロジーは、食物と栄養的な保証を確実にするための役に立つ道具である。」と、強調した。
Khush博士は、彼が約53年前彼の科学的な研究生活を始めたところからの大学の卒業生です。PAUの集会の詳細については、http://www.pau.edu/index.php?_act=manageStory&DO=viewStoryDetail&intStoryID=16;を見てください。Gurdev Singh Khush and his familyに関するさらなる詳細とhttp://www.khush.org/.の彼の家族インドの生物工学開発の詳細については、b.choudhary@cgiar.orgまたはk.gaur@cgiar.orgに連絡してください。
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IRRIがインドとの研究契約に署名
国際イネ研究所(IRRI)は、次の3年のインドのイネ研究を支えて、促進するインド農業研究会議(Agricultural Research、ICAR)との協定に署名した。この契約は、アフリカと南アジア(STRASA)の貧しい農民のためのストレス耐性のイネ、南アジア(CSISA)のための穀物システムイニシアティブとC4イネの開発に関するプロジェクトを含むビルとメリンダゲイツ財団に支援された3つのプロジェクトを含む。
「実施計画は、遺伝資源を保全して、評価して、強化することに集中すること」と、「強い穀物システムの生産性と持続性を強化するだけでなく、脆弱な環境のために生産性と生計を改善すること; 気候変動の影響を評価、気候変動への緩和と馴致;そして、トレーニングを含む研究開発の間のつながりを強化すること。」であるとMangala Rai氏(ICAR会長)が述べた;
プレスリリースは、以下のサイトにあります。http://beta.irri.org/news/index.php/Press-Releases/2009/New-agreement-opens-avenues-for-strengthening-Indian-rice-research.html

* ヨーロッパ *

ECが組換え作物の栽培提案を支持
欧州委員会は、27のEU加盟国の農民がつの遺伝子が組換えられたコーンの種類を栽培してもよいよう勧めた。推薦はSyngentaのBt11とTC-1507に対して行われた。これらは、パイオニアHi-BredとMycogen Seedsによって共同で開発されたものだ。加盟国からの生物工学の専門家は、これらのGMコーンの栽培を許すべきかどうか、来月決める。
近年、欧州連合はRR2YieldとLibertyLink大豆を含むいくつかのGM収穫の種類の輸入を承認した。しかし、EUは1998年モンサントのMON810 Btコーンを承認して以降遺伝子組換え作物を植える農民のための承認をしなかった。
より詳しい情報は、以下のサイトにあります。http://europa.eu/press_room/index_en.htm

スウエーデンでの組換えナタネの圃場試験
Plant Scienceスウェーデン社は、油組成を改善した遺伝子組換えナタネの圃場試験の承認を与えられた。遺伝子組換え品種は、長鎖高度不飽和脂肪酸の増加したものだ。カビからのデサチュラーゼ酵素の遺伝子に加えて、組換え体は、組織培養において組換え細胞を特定する選択マーカーとして遺伝子ahas(Imidazolinonesへの寛容性)を含む。
温室での実験によると、遺伝子組換えナタネは、親の対象種と同じだった。農業生息地での持続または従来のナタネと比較した自然の生息地への侵入に関する違いはなかった。試験を15ヘクタールの総面積でEslöv, Svalöv, Klippan, KristianstadとVaraの自治体で行われる許可が与えられた。
より詳しい情報は以下のサイトにあります。http://gmoinfo.jrc.ec.europa.eu/gmp_browse.aspx

気候変動は草地の生産性を向上させる可能性がある
Bayreuth大学とミュンヘンの the Helmholtz Centerの研究結果によって、冬の頻繁な凍結-雪解けサイクルがバイオマス生産を増やすことができることが明らかになった。その実験のために、研究者は地下暖房を設置した。これで回の凍結・誘拐を2005/2006の冬に起すことが可能になった。彼らは、実験区域では、対象に比べて10パーセント地上のバイオマスが得られることがわった。凍結-雪解けサイクルは、しかし、この繰り返しでは全成長時期にわたって根本の長さを減らした。科学者は、生物量の増加が春に窒素供給と微生物活動の増加があることを含むいくつかの要因によって説明されることができると述べた。
地球温暖化は、寒帯-温帯域と高い緯度地方で土凍結・融解サイクルの頻度を増やすことになる。科学者によると、増加した根と茎の比率とタイミングの変動に由来する生産性の変化は、生態系安定性と生態系サービス(例えば生産性と栄養の保持)を変えることができるとのことである。
New Phytologistの購読者は以下のサイトから全文を引き出せます。http://dx.doi.org/10.1111/j.1469-8137.2007.02309.xまた、より詳しい情報は、以下のサイトにあります。 http://www.ufz.de/index.php?en=17550

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研究
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ツングロウイルス耐性の組換えイネ
Donald Danforth植物科学センター(DDPSC)の研究者は、南及び東南アジアで蔓延し、世界中でイネ生産高で一年に15億ドルの損失を起すイネツングロウイルス病(RTD)をウイルスの感染を防ぐことで感染を減らす技術を開発した。RF2aまたはRF2b(植物の分化とウィルスプロモーターの発現の重要な転写制御因子)を過剰発現させる遺伝子を組換えたイネ品種は、イネツングロbacilliformウイルス(RTBV)に起因する感染に体制である。RTDは、RTBVとイネツングロ球状ウイルス(RTSV)の同時感染症によって起こる。これらのウイルスは、バッタによって伝播する。
Danforth研究者Roger N. BeachyとShunhong DaiはIRRIと協力して、温室で組換えイネがRTVBに抵抗性があることを確かめた。「病気に対する抵抗性を高めることとウイルスとホストに関する十分な知見を得るには多年の努力が必要であるが、うまくいけば、これらの研究の結果は、最も病気に影響を受ける世界の領域で、イネの収穫高改善に繋がる。」と、研究のリーダーであるRoger BeachyとDDPESCの所長が述べた。
転写因子の過剰発現遺伝子とウイルスを伝播する昆虫に対する抵抗性遺伝子を複合させることでRTDに被害を受けている地域での抵抗性を著しく改良した遺伝子組換え品種を開発できることになる。
PNAS 発表された論文は以下のサイトにあります。http://dx.doi.org/10.1073/pnas.0810303105
また、より詳しい情報は以下のサイトにあります。 http://www.danforthcenter.org/newsmedia/NewsDetail.asp?nid=157

セレン強化ナス科作物
セレンがある種のガンを防ぐことに効果的であるとの発表が多くある。またある種の金属が化学療法の効果を促進することや化学療法薬の副作用をを減らすことができるという証拠もある。セレンは、免疫を高めることもできる。ある種の植物は、セレンをmethylselenocysteine(MeSeCys)の形で蓄える。MeSeCysが動物のガン細胞系において、特に動物の乳がん試験で最も抗発癌性が高かったことが示されている。したがって、このMeSeCysを生産することができる作物の範囲を増やすことは、魅力的なバイオテクノロジー目標だ。
ニュージーランドの植物及び食品研究所の研究者は、MeSeCysを多く蓄える組換えタバコを開発した。MeSeCys合成に必要な酵素をコードする遺伝子の導入で、セレン蓄積を2 – 4倍の増加した。MeSeCys生産は、全セレンの最奥20%まで増加したが、成長に対する毒性影響はなかった。この研究者の方法は、他のナス科の植物種(例えばジャガイモ、トマト、コショウとナス)のセレン含有量を増やすのに適用できると考えられる。
Transgenic Researchに収載さえれた報告は、以下のサイトから得られます。 http://dx.doi.org/10.1007/s11248-008-9233-0

アラビドプシスのレクチンタンパク質は、病原体に抵抗性を付与する
レクチンは、糖タンパク質で、特定の炭水化物を認識して、それと結合する糖タンパク質です。レクチンは、広い範囲の生物学的機能(例えば植物防御、貯蔵タンパク質、種子発芽と植物微生物相互作用など)に関与している。インドネシアのPelita Harapan大学生物学部とセントルシア、オーストラリアのクイーンズランド大学の研究者は、モデル植物(シロイヌナズナ)でLectin 3.1(At3g15356)タンパク質の特徴を共同研究した。その構造と機能は、CD範囲とX線結晶学を使って研究した。
Lectin 3.1タンパク質は、植物の防御経路にあるときに高い発現をしていることが示されている。特にメチルエステルjasmonate(MJ)に反応して高く発現する。MJは、細胞を病原体とストレスに対処させる代謝経路を起動させて多くの生物的及び非生物的なストレスへの植物反応を行う信号のうちの1つだ。Lectin 3.1生産が増加した遺伝子を含む組換えシロイヌナズナの分子解析で、この組換え体が、つの形のタンパク質を含むことがわかった。これらの品種は、非組換え、組換えに関わらず線虫(Meloidogyne incognita)の卵を減らすことが分かった。このデーターは、Lectin 3.1がM. incognitaに対して感染防御をする証拠を示すもので、また線虫腸壁にフコース(レクチン3.1タンパク質のレセプター)を含まれているという証拠を提供したことになる。
この研究についての詳しい情報は、以下のサイトにあります。 http://www.biotechindonesia.org/ 、または、Maria P. Omega氏に以下のアドレスにメールして下さいt prihtamala_omega@yahoo.com. インドネシアのバイテクについては、Biotropの Dewi Suryani氏の以下のアドレスにメールしてください。 dewisuryani@biotrop.org.


イネの進化の歴史をたどり、将来の品種改良に役立てる
14のイネ品種で一つの遺伝子の配列を比較することによって、研究者の国際的チームは、世界で最も重要な作物の進化の歴史をうまくたどった。Purdue大学のScott Jacksonとアリゾナ大学と中国科学院の共同研究者は、moc1(どれくらいの分けつがイネにできるかを決める遺伝子)に注目した。チームは、moc1の変化を理解することが、より多く分けつし、分けつが増加して植物サイズが大きくなり、または他の好ましい特徴が採り入れられたイネの種類の発展に至ることができると述べた。
Jacksonは、このような比較によってイネがどのように1400万年前からどう変わったかについて明らかにできると述べた。研究者は、イネゲノムの現在の大きさとの違いが動く遺伝子の違いから生じるとわかった。イネが気候変動と他の自然の状況に適応したので、その遺伝的構造は変わった。そして、多少の遺伝子と失い、他を保ってきた。研究者は、現在、より良いイネの品種を育種するのに用いられることができる野生のイネの遺伝子を探索している。
より詳しい情報は以下のサイトにあります。 http://news.uns.purdue.edu/x/2009a/090123JacksonRice.html. PNASにはこの報告を無料公開したサイトがあります。 http://dx.doi.org/10.1073_pnas.0812798106

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バイオ燃料に関する補遺
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国際エネルギー機構(IEA)の報告では、第一次から第二次バイオ燃料貯蔵への移行を分析
http://www.iea.org/textbase/papers/2008/2nd_Biofuel_Gen.pdf
IEA(国際エネルギー機関)からのレポートは第一世代のバイオ燃料貯蔵の影響と規制を分析し、第二世代のエネルギー作物の使用への移行に対する関心が伸びていることを分析した。第一世代の貯蔵は、通常、食物源(例えばエタノールのためのコーンとバイオディーゼルのための大豆)に由来するものだ。これらが、「石油生産代用の限界と気候変動」の課題を持つとわかった。さらにまた、これらの貯蔵には、持続性問題がある。第一世代の貯蔵の耕作には、「食物/繊維生産のために使われる土地と水を得るための不当な競争」を引き起こす可能性がある。そこで第二世代の貯蔵(非食物を基本にした例えば農業残渣、草類と短い回転木材)への関心が高まってきた。その理由は、これらが「第一世代の貯蔵に向かっている懸念」を避けるためとみられていた。さらにまた、第二世代のエネルギー作物は、長期にわたる価格削減の可能性があると言われていた。この報告も、第二世代の貯蔵から産業用バイオ燃料生産をするには越えなければならない技術的な挑戦とその開発を支援する現在の政策の分析をしている。完全なレポートは、IEAウェブサイト(上記のURL)で得ることができます。

UC Berkeleyの研究者は、「バイオ燃料政策とバイオテクノロジーの経済学」の中で分析
http://www.bepress.com/jafio/vol6/iss2/art8/
カリフォルニア大学Berkely(米国)の研究者は、最近、食物と燃料市場に関するバイオ燃料政策の影響を分析する報告を発表。報告のタイトルは、「バイオ燃料政策とバイオテクノロジーの経済学」で、Agricultural&Food Industrial機構ジャーナルに発表。彼らの研究結果の興味ある点は:(1)「バイオ燃料政策は、伝統的な農業政策に代わって農場福祉を押し上げることになっている」、()「食物市場不安定性はブームを誘導し、エタノール産業に入り込んだ。その結果、破産と投資減少をを引き起こした。」、 (3) セルロースエタノール技術と農業バイオテクノロジーの革新は、エタノール市場不安定性を減らした。詳細は、Berkeley Electronic Pressウェブサイト(上記のURL)から得ることができます。

ブラジルは化石燃料の節約と2008年に最高記録のエタノール生産達成を報告
http://www.mme.gov.br/site/news/detail.do?newsId=17884¤tArea= (in Portugese)
http://bioenergy.checkbiotech.org/news/brazil_registers_record_high_ethanol_fuel_export
http://www.thebioenergysite.com/news/2895/record-high-ethanol-fuel-export-in-2008
ブラジル鉱山・エネルギー省は、2008年に最高記録エタノール輸出を最近報告した。合計13億6500万ガロンのエタノールが2008年に輸出された、これは、その2007年の輸出に対する45%の増加であった。平均販売価格は、1ガロンにつきおよそ1.78米ドル(または1リットルにつき0.47米国のセント)で2007年の販売価格に対する16%の増加だった。4億7000万ガロン(およそ28億リットル)の輸入で、米国は、まだ2008年の主なエタノールを輸入している顧客です。レポートの他のハイライトをCheckbiotechウェブサイトからとると:(1)ブラジルの国内の市場で、2009年度のエタノールの消費の増加が予想される。これは「ブラジルでの多様な燃料に対応した車を増やす」ことによるものだ。()普通のディーゼル(2008年前半の2%のバイオディーゼルブレンドから後半の~3%のブレンド)へのバイオディーゼルの混合は11億リットルの石油ディーゼル輸入または9億7600万米ドルの節約になる。

サトウキビからのエタノールとバイオ燃料についての書籍が出版された
http://www.wageningenacademic.com/default.asp?pageid=0&docid=16&artdetail=sugarcane&webgroupfilter=950amp;
http://www.thebioenergysite.com/articles/252/sugarcane-ethanol-contributions-to-climate-change-mitigation-and-the-environment
これは、Wageningen Academic Publishersから出版される本のタイトルだ。バイオ燃料輸送に関する「サトウキビエタノールの議論に関する科学的基本の見方」。この本は、いろいろの著者による混乱があるが、ブラジルを主体とするサトウキビからのエタノールが与えた「気候変動、土地使用、持続性と市場要求」に関してのインパクトを議論している。公共政策、食物-燃料ジレンマとミレニアム発展計画のゴールに関連した課題も、議論されている。この本のハイライト(「thebioenergysite」ウェブサイトにある。)は、以下の通りです:(1)「ブラジルは、2000~2007年にサトウキビに割り当てられる土地では増加の75パーセントを占めている国で、サトウキビの生産において支配的である。」、()「森林伐採がサトウキビ生産の直接的な結果であることを示す証拠はない。」(しかし、この本もブラジルが温室効果ガス縮小の目標に対応することを示しています)、(3)「ブラジルのサトウキビ-バイオエネルギーへの生産の成功は、それがエタノールの高水準、ヘクタール当たりの7,000リットルのエタノールと肥料と化学製品の低い入力に対する電気(ヘクタールにつき6.1MW時間)をもたらすことができたという事実である。」、本内容に関する詳しい情報と注文は、Wageningen Academic PublishersとBioenergySite Bookshopウェブサイト(上記のURL)から得られる。

 

遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界のハイライト2008

遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界のハイライト2008
著者 クライブ ジェームズ
国際アグリ事業団(International Service For The Acquisition of
Agri-Biotech Applications ,ISAAA) 創設者・理事会 会長

これは、ISAAA 要報39号(Brief 39)(http://www.isaaa.org)にある網羅的に概観した2008年度の遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界のハイライトを要約したものである。これまでの一貫した本当に豊かな経済的、環境的そして健康福祉的に利益をもたらし結果としての記録的な数字である1,330万人もの大・中・小さらに手持ち資産の極めて少ない農家がこれまでの傾向を引き継いで2008年にはっきりと組換え作物栽培面積を増やし続けている。2008年には、世界的にみて組換え作物の栽培国がとりわけ増加したことを含め、上記以外の多様な分野での進歩が見られた。その例としては最も課題の多かった地域であるアフリカでの重要な進歩、複数の形質を併せ持つ「スタック」と呼ばれる品種の利用の大きな伸び、新規の組換え作物の導入があげられる。これらは、世界中が直面している重要課題である食糧・飼料・繊維の確保、より低価格の食糧、持続性(sustainability)、貧困と飢餓の緩和、気候変動に起因する課題の緩和などに組換え作物が貢献していることは、極めて重要な進歩である。
組換え作物栽培国数が25に飛躍したことは、歴史的一里塚である。組換え作物の導入に関する新しい波が広い分野で世界的な伸長をもたらしたものである。アフリカでの進展が大きい。特に2007年には南アフリカ一つだったが、2008年にはブルキナファソ(ワタ)、エジプト(トウモロコシ)が加わって初めて3カ国が組換え作物栽培国となった。南米ではボリビア(RR®ダイズ)がラテンアメリカで9番目の組換え作物導入国となった。
世界的な組換え作物差倍面積は、13年連続で大きな伸びをしめして、2008年には9.4%または1,070万へクタールの増加で、全体で1億2,500万ヘクタールに達した。または、より正確には、16,600万「(スタックとして導入された性質の数を反映した)形質ヘクタール」になる。これは15%の増加或は、2,200万「形質ヘクタール」の増加になる。1996年以来74倍の栽培面積増になり、これは組換え作物が最も速く導入が進んだ作物ということになる。2008年は、初めて1996年から2008年間の組換え作物栽培蓄積面積が初めて20億エーカー(8億ヘクタール)を超えたことになり、最初の10億エーカーを越えるのに2005年から10年かかったが、次の10億エーカーを達成する
のに2008年までのたった3年であった。注目すべきことは、組換え作物栽培国25のうち15が発展途上国であり、10カ国が先進国であるということである。

2008年には、新しい組換え作物であるRR®甜菜が初めて米国とカナダで商業化された。エジプト、ブルキナファソ、ボリビア、ブラジル、オーストラリアの5カ国が初めて他の国で既に商業化されている組換え作物を導入した。
「スタック」品種は、ますます組換え作物のなかで重要性を増している。10カ国が約2,700万ヘクタールの「スタック」品種を栽培した。これは、23%の増加になり、「単一形質組換え品種」よりも速い伸びである。
組換え作物栽培農家は、世界25カ国で2008年には1,300万人増加して、1億3,300万人に達した。特にその90%にあたる1億2,300万人は、小規模で資産のない発展途上国の農家であることは注目すべきことである。組換え作物が収入増加、小規模で資産のない農家やその家族の生活の質を向上、改善をもたらし、その貧困の緩和に貢献している。これらのケーススタディーについては、インド、中国、南アメリカ、フィリピンについて行なわれたものが要報39号(Brief 39)に収載されている。
中国、インド、アルゼンチン、ブラジル、南アフリカの5つの主要な発展途上国を合わせると、全人口2億6,000万人になるが、これらの国々が組換え作物でのリーダーシップを発揮しており、世界的な組換え作物の導入を牽引している。組換え作物から恩恵や利益がもたらされることから、これらのリーダー的国々では、強い政治的な推進策がとられ、多大の投資が組換え作物に行われている。

EU7カ国全てにおいて2008年はBtトウモロコシを栽培している面積が増加して、全体の増加は21%、これで全面積が107,000ヘクタールを超えたことは注目すべきである。組換え作物の持続性への際立った貢献を以下のようにまとめられる。1)食料をより入手しやすく(安価に)提供することを含む食料、飼料、繊維の確保、2)生物多様性の保全、3)貧困と飢餓の緩和、4)農業の環境への負担(footprint)の減少、5)気候変動の緩和を支援し、温室ガスを減少、6)バイオ燃料のより効率的な生産への貢献、7)1996年から2007年にわたる440億米ドル相当の持続的経済効果への貢献。これらの7つの推進力を総合するとその持続性への貢献は極めて大きく、また将来への可能性は計り知れないほど大きい。
1996年から2007年にわたる440億米ドル相当の経済効果のうち44%は、穀物収量の増加によるもので、56%は、生産コストの減少によるものである(359,000トンの殺虫剤有効成分の節減を含む)。1億4, 100万トンの穀物生産増は組換え作物を使わなければ4,300万ヘクタールの土地が必要なはずで、これを土地節約技術とも言える。
農業に基盤を置く発展しつつある途上国にとって、組換え作物は農村地域経済の成長のエンジンであり、翻ってこれが国の経済成長に大きな貢献をなすことになる。全世界人口の半分以上(55%)がこれらの25カ国に住んでいて、2008年には1億2.500万ヘクタールの組換え作物が栽培されている。これは全世界の栽培面積である15億ヘクタールの8%に当たる。2007年には組換え作物は、142億kgの炭酸ガスを削減し、これは車630万台削減に相当するものである。

組換え作物の適切なコスト・時間的に効率のよい規制のシステムが早急に求められている。それらは信頼性のあるものでなければならないが、煩雑なものではなく、かつ途上国でも実施可能なものでなければならない。25カ国が組換え作物の栽培を承認している。またさらに30カ国が組換え作物の食品及び飼料への利用を承認しているので、全体で55カ国が承認していることになる。2008年の世界の組換え作物市場は75億米ドルであり、1996年から2008年までの全体としての歴史的一里塚といえる500億米ドルとなる。

将来像: 組換え作物の第二期目の10年(2006年から2015年まで)の今後7年の見通しは、明るい。ISAAAの2005年の予測は組換え栽培国、面積、利益を受ける農家の数それぞれが、2006年から2015年で倍増するというもので、これがその予測線上にある。作物としてのイネ、そして旱魃耐性の形質付与が将来の伸びの中心になると期待される。Brief 39は、特別記事として2012年またはそれより早期に米国で、また、アフリカのサブサハラ地域では2017年に旱魃耐性のトウモロコシが商業化されることを入れてある。
詳細はクライブ・ジェームズ著Brief 39 遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界の状況2008にあります。どうか更なる情報をhttp://www.isaaa.org からか、ISAAA SEAsiaCenter、 +63-49-536-7216に電話するか、info@isaaa.org.に電子メールで問い合わせて下さい。

遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界のハイライト2008

  • これは、ISAAA 要報39号(Brief 39)(http://www.isaaa.org)にある網羅的に概観した2008年度の遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界のハイライトを要約したものである。これまでの一貫した本当に豊かな経済的、環境的そして健康福祉的に利益をもたらし結果としての記録的な数字である1,330万人もの大・中・小さらに手持ち資産の極めて少ない農家がこれまでの傾向を引き継いで2008年にはっきりと組換え作物栽培面積を増やし続けている。2008年には、世界的にみて組換え作物の栽培国がとりわけ増加したことを含め、上記以外の多様な分野での進歩が見られた。その例としては最も課題の多かった地域であるアフリカでの重要な進歩、複数の形質を併せ持つ「スタック」と呼ばれる品種の利用の大きな伸び、新規の組換え作物の導入があげられる。これらは、世界中が直面している重要課題である食糧・飼料・繊維の確保、より低価格の食糧、持続性(sustainability)、貧困と飢餓の緩和、気候変動に起因する課題の緩和などに組換え作物が貢献していることは、極めて重要な進歩である。
  • 組換え作物栽培国数が25に飛躍したことは、歴史的一里塚である。組換え作物の導入に関する新しい波が広い分野で世界的な伸長をもたらしたものである。アフリカでの進展が大きい。特に2007年には南アフリカ一つだったが、2008年にはブルキナファソ(ワタ)、エジプト(トウモロコシ)が加わって初めて3カ国が組換え作物栽培国となった。南米ではボリビア(RR®ダイズ)がラテンアメリカで9番目の組換え作物導入国となった。
  • 世界的な組換え作物差倍面積は、13年連続で大きな伸びをしめして、2008年には9.4%または1,070万へクタールの増加で、全体で1億2,500万ヘクタールに達した。または、より正確には、16,600万「(スタックとして導入された性質の数を反映した)形質ヘクタール」になる。これは15%の増加或は、2,200万「形質ヘクタール」の増加になる。1996年以来74倍の栽培面積増になり、これは組換え作物が最も速く導入が進んだ作物ということになる。2008年は、初めて1996年から2008年間の組換え作物栽培蓄積面積が初めて20億エーカー(8億ヘクタール)を超えたことになり、最初の10億エーカーを越えるのに2005年から10年かかったが、次の10億エーカーを達成するのに2008年までのたった3年であった。注目すべきことは、組換え作物栽培国25のうち15が発展途上国であり、10カ国が先進国であるということである。
  • 2008年には、新しい組換え作物であるRR®甜菜が初めて米国とカナダで商業化された。エジプト、ブルキナファソ、ボリビア、ブラジル、オーストラリアの5カ国が初めて他の国で既に商業化されている組換え作物を導入した。
  • 「スタック」品種は、ますます組換え作物のなかで重要性を増している。10カ国が約2,700万ヘクタールの「スタック」品種を栽培した。これは、23%の増加になり、「単一形質組換え品種」よりも速い伸びである。
  • 組換え作物栽培農家は、世界25カ国で2008年には1,300万人増加して、1億3,300万人に達した。特にその90%にあたる1億2,300万人は、小規模で資産のない発展途上国の農家であることは注目すべきことである。組換え作物が収入増加、小規模で資産のない農家やその家族の生活の質を向上、改善をもたらし、その貧困の緩和に貢献している。これらのケーススタディーについては、インド、中国、南アメリカ、フィリピンについて行なわれたものが要報39号(Brief 39)に収載されている。
  • 中国、インド、アルゼンチン、ブラジル、南アフリカの5つの主要な発展途上国を合わせると、全人口2億6,000万人になるが、これらの国々が組換え作物でのリーダーシップを発揮しており、世界的な組換え作物の導入を牽引している。組換え作物から恩恵や利益がもたらされることから、これらのリーダー的国々では、強い政治的な推進策がとられ、多大の投資が組換え作物に行われている。
  • EU7カ国全てにおいて2008年はBtトウモロコシを栽培している面積が増加して、全体の増加は21%、これで全面積が107,000ヘクタールを超えたことは注目すべきである。組換え作物の持続性への際立った貢献を以下のようにまとめられる。1)食料をより入手しやすく(安価に)提供することを含む食料、飼料、繊維の確保、2)生物多様性の保全、3)貧困と飢餓の緩和、4)農業の環境への負担(footprint)の減少、5)気候変動の緩和を支援し、温室ガスを減少、6)バイオ燃料のより効率的な生産への貢献、7)1996年から2007年にわたる440億米ドル相当の持続的経済効果への貢献。これらの7つの推進力を総合するとその持続性への貢献は極めて大きく、また将来への可能性は計り知れないほど大きい。
  • 1996年から2007年にわたる440億米ドル相当の経済効果のうち44%は、穀物収量の増加によるもので、56%は、生産コストの減少によるものである(359,000トンの殺虫剤有効成分の節減を含む)。1億4, 100万トンの穀物生産増は組換え作物を使わなければ4,300万ヘクタールの土地が必要なはずで、これを土地節約技術とも言える。
  • 農業に基盤を置く発展しつつある途上国にとって、組換え作物は農村地域経済の成長のエンジンであり、翻ってこれが国の経済成長に大きな貢献をなすことになる。全世界人口の半分以上(55%)がこれらの25カ国に住んでいて、2008年には1億2.500万ヘクタールの組換え作物が栽培されている。これは全世界の栽培面積である15億ヘクタールの8%に当たる。2007年には組換え作物は、142億kgの炭酸ガスを削減し、これは車630万台削減に相当するものである。
  • 組換え作物の適切なコスト・時間的に効率のよい規制のシステムが早急に求められている。それらは信頼性のあるものでなければならないが、煩雑なものではなく、かつ途上国でも実施可能なものでなければならない。25カ国が組換え作物の栽培を承認している。またさらに30カ国が組換え作物の食品及び飼料への利用を承認しているので、全体で55カ国が承認していることになる。2008年の世界の組換え作物市場は75億米ドルであり、1996年から2008年までの全体としての歴史的一里塚といえる500億米ドルとなる。
  • 将来像: 組換え作物の第二期目の10年(2006年から2015年まで)の今後7年の見通しは、明るい。ISAAAの2005年の予測は組換え栽培国、面積、利益を受ける農家の数それぞれが、2006年から2015年で倍増するというもので、これがその予測線上にある。作物としてのイネ、そして旱魃耐性の形質付与が将来の伸びの中心になると期待される。Brief 39は、特別記事として2012年またはそれより早期に米国で、また、アフリカのサブサハラ地域では2017年に旱魃耐性のトウモロコシが商業化されることを入れてある。
  • 詳細はクライブ・ジェームズ著Brief 39 遺伝子組換え作物の商業栽培に関する世界の状況2008にあります。どうか更なる情報をhttp://www.isaaa.org からか、ISAAA SEAsiaCenter、 +63-49-536-7216に電話するか、info@isaaa.org.に電子メールで問い合わせて下さい。