目次
● バイオインダストリー振興団体全道会議、並びに、地域バイオ推進実行委員会開催報告
(事務局:特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会)
● お知らせ
■ 総会・例会のお知らせ
■ 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
食品加工研究センター 平成22年研究成果発表会のご案内
● 編集後記
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推進実行委員会、開催報告
(事務局:特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会)
1.開催日時 平成22年月17日(水) 13:00~15:00
2.開催場所:JSTイノベーションプラザ1階会議室
3.主催:バイオインダストリー振興団体全道会議、ならびに地域バイオ推進実行委員会
4.出席者:バイオインダストリー振興団体
アドバイザー:北海道経済産業局、北海道経済部
次 第
1.開催趣旨:①バイオインダストリー振興団体全道会議―全国と世界のバイオ動向を
見定め、道内各地域のバイオ産業振興を互いに触発しあい産業の
発展、向上を図ることを目的に開催する。
②地域バイオ推進実行委員会―地域バイオ育成講座の開催と開催地の
選定。
2.アドバイザーからの連絡
(国、並びに北海道におけるバイオ産業振興政策について)
(1)北海道経済産業局地域経済部バイオ産業課課長補佐
工藤 良一 氏
①北海道バイオ産業クラスターへの平成22年度補助事業について
②北海道バイオ産業成長戦略について
ネットワーク補助金の推進のせいもあり、道内で700機関のネットワークが出来ている。さらに、医療医薬や食品分野でグローバル展開も進んでおりサポートして行きたい。北海道の強みは、シーズ、研究開発である。一方、課題は販路拡大、マーケッティングが弱いこと。3段活用の支援を用意している。スキルアップ事業→ビジネスマッチング→WEB展示会(年度内に構築される)。「バイオビジネス経営塾」(札幌、帯広、函館)で開催した。「目利き委員会」、「ビジネスマッチング」事務局が予めのマッチングをサポートして、札幌だけでなく大阪でも開催して、他の地方からの参加も取り入れた。次世代研究人材との交流マッチング 学生を対象とした
(2)北海道経済部商工局産業振興課 主査 黒須 成弘 氏
本道経済の成長力強化に向けての当面の取組み
(北海道経済政策戦略会議)
-民間主導型経済ならびに域際収支改善を目指した
「健康」「環境」「国際」を視点に据えた成長力強化―
食品の機能性を表示できるように活動を進めてきた。特保まで厳格でなく、論文発表された結果を表示して消費者に機能性を理解してもらう表示。
3.全国バイオ団体交流会議
1月14日開催された同会議について、出席したHOBIA浅野副理事長からHOBIAの年間事業を報告したことなど、報告があった。
4.近畿バイオインダストリー振興会議
富永企画運営副委員長より、平成21年度函館開催の模様が
報告された。(HOBIAニュースに掲載済み)
5.各地のバイオ産業振興の進め方とその特徴、全国への発信等について、以下の各団体出席者から報告があった。
(1)非営利活動法人グリーンテクノバンク
報告者:八戸事務局長
HOBIA担当は、桑原さんに替わって、八戸さんとなった。会長は上田一郎へ変更。本会の特徴は、農業と食品産業の共同開発。農林水産省から産学官連携を強化する事業があり、それを活用している。H21では、セミナーシンポジウム7つ、共催3つ。甜菜(ラフィノース、セラミド)研究会、シーベリー研究会低温でも死なない果樹、今年は食加研で開いた。そばセミナー機能性を中心に、北方系機能性研究会(西村弘行)、地球温暖化(水の利用)など、シーズとニーズのマッチングを進めている。アグリ送出事業として札幌ファクトリーで大きな展示会も行った。HOBIAのNPO化に学んでNPOとした。
(2)旭川バイオテクノロジー推進懇話会 報告者:木村会長
設立25年くらい経っている。酒作りから、始まった。初代会長は、高砂酒造の小檜山さんだった。商工会議所とも組んでバイオを勉強する会である。食品加工協議会が出来て、ラーメン、乾麺を作る 旭川で食加研を作りたい。市長公約の中で出され、市として「ものつくり支援室」を作った。H21は、HOBIAと地域バイオ育成推進講座を開いた。
(3)道央バイオ研究交流会 報告者:伊藤会長
本会は20年くらい前、研究者の集まりとして成立した。会員は28グループ。
見学会を行っている。H21は、道立衛生研究所、よつ葉乳業中央研究所、千歳科学技術大学バイオマテリアル学科を訪問した。特別講演会(バイオガス松田従三先生)、メンバーの研究発表会を行った。
(3)函館地域産業振興財団北海道立工業技術センター:清水主任
都市エリア(文科省)に続いて、H22知的クラスター創生事業の中核を財団が担っている。新しい名前となり、地域イノベーションクラスター事業となった。海産物を活用する函館マリンクラスターを構成し、海を生産システム、食品にからむ技術開発を進める。北大水産学部、はこだて未来大学、旭川医大、京都大学、食加研、企業:52社などがネットワークを組んでいる。
(4)北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センター:太田主任研究員から書面報告
1)太田貴美子(旧姓:小山)
ダイコン(北海道産)を主原料とし製造工程において食塩を一切使用せず,生野菜の食感とだいこんの栄養成分を残す乳酸菌発酵物(漬物)の開発. 某大手コンビニのベンダー業者との共同開発(近々商品提案)
2)小林秀彰・太田裕一
ダイスカット生玉葱の日持ち性向上技術の開発.電解水(酸性)及び加熱水蒸気を用いた初発の土壌汚染菌の低減化技術を開発(某超大手コンビニのベンダー業者との共同開発)
3)中村賀(よし)香(か)・小林秀彰・太田裕一,ノーステック財団:北海道イノベーション事業
「数値化に基づく競争力のある地場産食酢の開発を目指した味覚センサー測定手法の開発」
食加研~函館工業技術センター~帯広十勝食加技センター~北見オホーツク食加技センターの連携事業.
4)中村賀(よし)香(か)・太田裕一
酢酸菌醗酵商品の開発,機能性酢酸菌の寒冷地からの新規分離と当該菌生産物を用いた食品等の開発.
某大手食品企業~北見工大地域共同研究センター~東京農大(世田谷)~帯広農業高校~北見オホーツク食加技センターの連携事業.
5)地域資源(太田,抜山)・農商工連携(太田・中村)・ (財)北海道中小企業総合支援センター
6)市場対応型製品開発支援事業(太田・中村)・ 中小企業庁 地域資源∞全国展開プロジェクト(太田・中村,抜山)・新連携(太田・中村),北見市独自事業(太田・中村,抜山)等々
(5)北海道立十勝圏地域食品加工技術センター
企画管理課 赤間様
1)当財団が中核機関として平成21年度から実施している「文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」について、平成22年度より「文部科学省 イノベーションシステム整備事業地域イノベー ションクラスタープログラム 都市エリア型(発展)」として実施されることになった。引き続き「農畜産物及び加工副産物からの新規機能性素材開発」「農畜産物及び加工品の安全性確保」のテーマについて産学官共同研究を推進し、地域全体での新事業創出や連携・ネットワーク強化を図っていく。
2)当財団では「食品加工技術センター」「十勝産業振興センター」を管理運営し、食品加工系・工業系ものづくり産業の技術支援を実施している。このうち食品加工技術支援については、食品加工技術センターが地域食品企業・団体・関係機関等と共同・連携して、十勝の食材(野菜、豆、牛乳など)を活用した新商品・新技術開発を活発に実施している。また、展示会出展や研究会開催などにより、開発技術の普及や商品PRを図っている。
(6)特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会
浅野副理事長
欠席団体:道東バイオ研究会、今回から参加団体となった、岩内町地場産業サポートセンター、財団法人釧路根室圏産業技術振興センター
6.平成22年度地域バイオ育成講座開催テーマ、ならびに開催地域について
(1)平成21年度開催状況:旭川、帯広における開催状況が報告された。また、バイオマッチング広場IN札幌について報告された。
(2)平成22年度開催地の決定:函館、並びに釧路を候補地として進めることになった。
7.HOBIA定款の変更について
HOBIAから定款変更の要点が説明された。これらは、21年度の理事会、総会で決議
済み事項。定款認証日付実施。
(1)会長、副会長を理事長、副理事長と呼称を変更する。同時に、副理事長は4人とする。
(2)役員の任期を総会終了までに変更。今年から、総会は~6月開催となる。
(3)HOBIAの場合、事務局は企画運営委員会であるため、事務局長を廃止(昨年4月1日より実施済み)。
したがって、事務処理について事務長を置く。
事務長:小玉美佳(実施済み)
定款認証日:平成22年1月19日付け
以上
● お知らせ
■ 総会・例会のお知らせ
2010年度の総会・例会を下記の通り、開催いたします。
ご予定下さいますよう、お願い申し上げます。
総会 6月29日13:00~14:00 北大研究交流会館1F小講堂
例会 6月29日14:30~17:00 同上
例会の詳細に付きましたは、後日、ご連絡申し上げます。
■ 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 食品加工研究センター 平成22年
研究成果発表会のご案内
平成21年度の研究成果等を道内企業の今後の事業展開や新製品開発に活用していただくため、「研究成果発表会」を開催します。研究の成果や道内企業との共同研究による新製品開発、更には、当センターの新しい取り組みについても発表します。
また、研究成果等の展示や試食のほか、食品加工に関する相談を個別にお受けするコーナーも設けております。ぜひ、ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
■日時:平成22 年4 月22 日(木) 13:30~17:00
(受付は12:30~)
■会場:ホテル札幌ガーデンパレス階
(札幌市中央区北1条西6丁目TEL 011-261-5311)
■主催:地方独立行政法人北海道立総合研究機構
食品加工研究センター
■参加:無料
■お申し込み・お問い合わせ先:
地方独立行政法人道総研食品加工研究センター
食品技術支援部主査(技術情報)
〒069-0836 江別市文京台緑町589番地4
TEL 011-387-4112 FAX 011-387-4664
メールアドレス food-jouhou@hro.or.jp
なお、http://www.food.hro.or.jp/ に詳しい講演内容と申込用紙がございます。
● 編集後記
最近、芸能人のダイエット挑戦番組が目に付きます。一日の一食をサツマイモ150gにするとか、食事を野菜の酢漬けにするとか、結構、過激と思われるものも多いです。
HOBIAの一員としてみたとき、もっと健康的な方法は、無いものかと思われてなりません。
食事も一種類でなく、何種類も食べながら減らすとか。お酒に対してもウコンだけでなく、バリエーションが取れたら良いなと思います。
送別会、歓迎会の多いシーズンを乗り切るために食の検討の必要性を感じるこの頃です。
本当は、暴飲、暴食をしなければ良いのですが・・・。
編集担当 HOBIA企画委員 黒田一寛
HOBIAのホームページ http://www.hobia.jp