HOBIAと近畿バイオが交流協定締結!

 HOBIAとNPO近畿バイオインダストリー振興会議は、協同してバイオ産業振興をはかるため、交流協定を締結しました。今後は、それぞれの地域特性を生かしながら、連携してビジネスチャンス拡大を図ります。

6月28日(月)、札幌において交流協定締結式を執り行い、交流協定書に冨田房男・HOBIA会長と清水當尚・近畿バイオインダストリー振興会議理事長がサインし、がっちりと握手を交わしました。国内のバイオ関連団体・NPOが、協定を結ぶのは初めてのことです。締結式には、両NPO法人関係者ら約50人が参加しました。交流協定書には、下記の各項について交流を推進していく旨、明記しています。

1. 両機関にとって関心のある大学、国公立試験研究機関、産業界のバイオ技術シーズとニーズを積極的に結びつけ、これらの連携事業を推進するための交流
2. 両機関にとって関心のある研究開発の推進、人材の育成、研究会・シンポジウムによる普及啓発活動等の交流
3. 両機関にとって関心のある分野・地域での国際交流の推進

 締結式終了後、記念講演会を行い、近畿の大学発バイオベンチャーを起業した研究者2名、道内のベンチャー企業経営者等計5名が講演しました。

 続けて交流協定締結記念祝賀会を札幌ガーデンパレスホテルにて開催しました。ご来賓の近畿経済局産業企画部バイオインダストリー振興室長・伊藤哲郎氏から「バイオ分野において高い評価を得ている北海道と近畿が、全国で初めての交流協定を結んだのはたいへん喜ばしいことです。両地域には、引き続きスピード感あふれる活動を続けていただきたい」というお祝辞を頂戴しました。続いて北海道経済部新産業振興室長・高橋了氏から「北海道の経済状況はふるわないところもありますが、バイオ分野は急成長しています。北海道はキーパーソンとなる人、人材にめぐまれており、道としてもバイオ産業振興に力をいれていきます」と激励の言葉を頂戴し、札幌市経済局産業振興部長・谷口芳憲氏から「民間の上田市長が就任し、産業振興に益々力をいれています。市としてはコンベンション誘致などに加え、ITとバイオ産業振興を特に支援していきたい」と力強い言葉をいただきました。近畿バイオインダストリー振興会議の新名惇彦・副理事長による「50年後の将来を見据えた北海道に!」との乾杯のご発声で、北海道と近畿の約50名の参加者が交流し、両地域のバイオ企業の特性や、研究分野について熱心に語り合う姿がみられました。
 
交流協定締結式で握手を交わす両NPO代表