Foss, Monsanto とPioneer Hi-Bredは、協力して配送状況にある大規模量のダイズから低リノレイン酸ダイズをリアルタイムに選別する高速選別方式を作り上げることにした。2007年に導入された工業標準選別システムに加えて、新たなデーターを加えることになった。
低リノレイン酸ダイズはトランス脂質がない植物油の生産の原料になる。高速評価法は低リノレイン酸ダイズ生産者に付加価値を生み出す利点がある。またダイズの配送の際に質の保証を行う助けとなる。
この詳細記事は、以下のサイトにある。http://www.grainnet.com/articles/FOSS__Monsanto__and_Pioneer_Hi_Bred_Partner_to_Enhance_
Calibration_System_for_Low_Linolenic_Soybeans-63531.html
Yearly Archives: 2009
ブラジルは2品種の遺伝子組換えトウモロコシを承認した
ブラジル政府バイオ安全委員会(CNTBio)はモンサント社のラウンドアップレディ2とシンジェンタ社のGA21のトウモロコシを国内で商業際場することを承認した。これらの遺伝子組換え品種は、除草剤グリホサートに耐性である。CNTBioのこの承認は続いて政府バイオ安全会議(CNBS)と農務省によって社会的・経済的要因分析が行われることになっている。
ラウンドアップレディ2とGA21は、2007年にCTNBioが認可した3種類のトウモロコシ種子に新たに加わることになる。CTNBioは、先月バイエル社の遺伝子組換えワタの商業栽培を認可したところである。CTNBio内の決議委員会では、16人が遺伝子組換えトウモロコシに賛成し、3人が反対、1人が棄権であった。
プレスリリースは、以下のサイトにあります。
http://agenciact.mct.gov.br/index.php/content/view/49219.html
KSUの科学者がいもち病耐性マーカーを発見
米国農務省研究機関(ARS)の科学者たちは、イネいもち病菌(Magnaporthe oryzae)に抵抗性を示す遺伝子マーカーを同定した。このカビは、いもち病を起し、6000万人が食することに相当する米を失わせしめている。イネいもち病菌は、植物<イネ)の葉脈に進入して栄養物や水の流れを阻害することや植物体の地上部に壊死を起すことで病気を起している。
ARSイネ研究部のRobert Fjellstrom氏と研究リーダーであるAnna McClung氏は、Pi-zイモチ病抵抗性遺伝子に連関している遺伝子マーカーを発見した。Pi-zは、米国及び世界中でイモチ病菌の多くの株に対して抵抗性を付与するものである。これまでに見つかっている遺伝子マーカーに比較して今回発見されたマーカーは、Pi-z遺伝子に極めて近接した位置にあるのでその遺伝子の存在を十分に予測できる。イネの育種家は、これらの遺伝子マーカーを使ってカルフォルニアやテキサスで高度耐性品種の選別を行っている。
より詳しい情報は、以下のサイトを読んで下さい。http://www.ars.usda.gov/is/pr/2008/080912.htm
除草剤耐性ソルガムの開発
雑草の制御は、ソルガム生産者の最も大きな問題の一つである。しかしカンサス州立大の科学者がこの問題を軽減する方法を見つけつつある。カンサス州立大学雑草生理学教授Kassim Al-Khatib氏は、共同研究者とともに除草剤耐性ソルガムの開発を行った。その耐性品種は、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害除草剤であるSteadfast, Accent, Resolveや Allyに耐性である。
「この技術は、ソルガムの広葉と草本雑草の発生後の除草剤を使用するに当たっての極めて優れた可能性を秘めたものである。」とAl-Khatib氏が言っている。さらに彼は、これが極めて生産者に受け入れ易いものと考えており、その理由は、現在ソルガム用の草本雑草の制御方策がないからである。このチームは、米国環境保護局のより少ない殺虫剤の使用に関するプロジェクトにも参画しており、且つALS耐性ソルガムへのSteadfast 除草剤の使用を登録することにも関与している。
この報告は、以下のサイトにあります。http://www.oznet.ksu.edu/news/story/briefs090408.aspx
シンジェンタは高温耐性ブロッコリーの開発を進めている
シンジェンタ種子会社は、カルフォルニアにあるR&D Ag. Inc.とチームを組んで耐熱性ブロッコリーを開発することとなった。協定によると耐熱性ブロッコリーに関するR&D Agの特許許諾をシンジェンタが受ける。また更に、シンジェンタは、更なる研究の権利、共同開発で出てくるR&D Agの熱耐性種子とシンジェンタが開発した種子とその技術の融合による雑種(あいのこ)の世界市場への占有権利を受ける。協定の金額的な面は開示されていない。
ブロッコリーは、特定の生産地域と生育時期に生育できる冷涼な気候に限定された作物である。耐熱性の品種は、ブロッコリーの作付面積を拡大できる可能性をひらくものであり、生産者により多くの機会を与えることが期待される。シンジェンタは2011年にはこれらの新しいブロッコリーの雑種を商業販売できることを予定している。
ニュースリリースは、以下のサイトにあります。http://www.syngenta.com/en/index.html