KSUの科学者がいもち病耐性マーカーを発見

米国農務省研究機関(ARS)の科学者たちは、イネいもち病菌(Magnaporthe oryzae)に抵抗性を示す遺伝子マーカーを同定した。このカビは、いもち病を起し、6000万人が食することに相当する米を失わせしめている。イネいもち病菌は、植物<イネ)の葉脈に進入して栄養物や水の流れを阻害することや植物体の地上部に壊死を起すことで病気を起している。
ARSイネ研究部のRobert Fjellstrom氏と研究リーダーであるAnna McClung氏は、Pi-zイモチ病抵抗性遺伝子に連関している遺伝子マーカーを発見した。Pi-zは、米国及び世界中でイモチ病菌の多くの株に対して抵抗性を付与するものである。これまでに見つかっている遺伝子マーカーに比較して今回発見されたマーカーは、Pi-z遺伝子に極めて近接した位置にあるのでその遺伝子の存在を十分に予測できる。イネの育種家は、これらの遺伝子マーカーを使ってカルフォルニアやテキサスで高度耐性品種の選別を行っている。
より詳しい情報は、以下のサイトを読んで下さい。http://www.ars.usda.gov/is/pr/2008/080912.htm