米国でのベニバナで作ったインスリンのヒト臨床試験が近く実施予定

SemBioSys Genetics Inc.は、最近米国FDAにベニバナで作った組換えインスリンの新薬の申請(IND)を行なったことを発表した。INDは、初期前臨床試験のために必須のものである。SemBioSys Genetics Inc.の社長のAndrew Baum氏によると「我々のベニバナで作ったインスリンは医薬品としてのヒトインスリンと全く同じであることをかくにんしている。我々の内部スケジュールによるIND申請に合致し、予定通り2008年の第四4半期にヒト臨床試験を開始する。」と述べている。
まだ同社は、臨床試験申請(CTA)を今年の四半期にEUの関係機関に申請するとしている。SemBioSysは、英国で第I/III相試験を行なえるようにCTA承認が得られるものと想定している。
詳しくは、以下のサイトを参照して下さい。
http://micro.newswire.ca/release.cgi?rkey=1607298075&view=36078-0&Start=0.

GM種子は、農業者に役に立つか

トマト、キャベツ、庭の卵(アフリカのナス)は、ガーナの小規模農家、地方や都市周辺への移住者にとって重要な作物である。国際食糧政策研究機構(IFPRI)のDaniela Horna及びその共同研究者によるガーナにおける「野菜に対する除虫剤 GM種子は、農業者に役に立つか?」という研究によるとGM品種の導入がもたらす有益な可能性、農家の収益に対するインパクトなどについて3種の作物についてその経済効果を明らかにした。
3種すべてについて農家が使う除虫剤への出費は、経済適正値以下であった。除草剤の使用量と収量との関係があるのはキャベツのみであった。しかしながら病虫害による収量減少は、農薬の使用に影響を与えている。農薬を使わない農家は、使用者よりも少しだけ利益が高い。その他の経済指標を比べるとこれらの野菜におけるGM技術の利用のプラスの効果は大きいとみなしている。更に詳しい情報は、以下のサイトから http://www.ifpri.org/pubs/dp/ifpridp00785.asp また、IFPRIについてはもChristina Lakatosにメールすると情報を得られる。c.lakatos@cgiar.org.

食糧危機への対応に対してCGIRセンターが600万米ドルを受ける

アイルランド助成制度を通じてアイルランド政府は、440万ユーロ(647万米ドル)を国際農業研究機構(CGIAR)に途上国の食糧確保と貧困層の減少に渇する活動に提供した。
国際熱帯農業研究機構(IITA)は、€640,000 (US $940,800)の基金をサブサハラ地域の飢饉をなくする為の事業推敲に受け取った。この他に選ばれた研究機関としてBioversity International, 世界ジャガイモセンター (CIP)と国際家畜研究機構 (ILRI)が入っている。
海外発展省のPeter Power氏によると援助が食糧価格の高騰に応じて支援されるものである。同氏は「最高レベルの農業研究が農業の状況とこれからの農業の持続性に大きな役割を演ずることになる。」といっている。また更に最貧の人々で、気候変動に最も影響を受けやすい人々を助ける研究に注目している。より詳細は以下のサイトにある。http://www.iita.org/cms/details/news_details.aspx?articleid=1766&zoneid=81

バイテクパパイヤの進展状況のまとめ

パパイヤに関する問題についてのバイテクの関心は、決して小さくなってはいない。バイテクパパイヤの開発に関わる多くの研究者が世界中に出てきているとiotechnology Annual Reviewの一つの章でEvelyn Mae Mendozaのグループが述べている。これらの研究者の中にパパイヤのリングスッポトウイルス(ppsv),ダニ、Phytophthora.などの病害に抵抗性のある品種の開発をすることが含まれている。また他のクループは、アルミニウムや除草剤に耐性を示すパパイヤや商品寿命の長いもの、結核や動物に多い病気である嚢虫症に対するワクチンを生産するものまである。
Mendozaのグループは、パパイヤは最初のGMフルーツであり公立試験用で開発そして商品化されたものの最初でもある。これには現在14カ国が関与しており、RRSV耐性パパイヤの開発に共同或は独立に研究を進めているとのことである。
このジャーナルの購読者は、総説を下のサイトから取れる。http://dx.doi.org/10.1016/S1387-2656(08)00019-7

チャールズ王子のGM対するコメントへの科学者の対応

今週のウェールズ王子であるチャールズ王子の十分に広められたお言葉に対して科学者が対応した。その科学者の中にはJohn Innes Centreの 植物生物化学者であるAlison Smith教授も含まれており、王子のお言葉には、間違った情報を吹き込まれた結果であり、この問題に対して論拠のある議論にはなっていないと指摘し、更にRothamsted Research InstituteのIan Denholmは、GM技術は先入観なしに考えるべきものであり、農業問題の解決に如何に役に立つのかを把握すべきであると加えている。報道陣への情報開示はhttp://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/science/article4526133.ece. またこのことに関する論説及びコメントは以下のサイトにある。http://www.newstin.co.uk/sim/uk/73903558/en-010-004926015.