アリゾナ大学及びアイオア州立大学のBruce E. Tabashnik と共同研究者は、Informations Systems for Biotechnology に組換えBt作物の害虫抵抗性の出現について報告を出した。この報告では、どの程度の速さでBt作物に対して抵抗性のある害虫が出現するか、またこの出現を抑えるための感受性の品種を植えることの有効性をのべている。彼らは、オーストラリア、中国、スペイン、米国でのBt作物に抵抗性のある害虫はこのところの10年間にはHelicoverpa zea以外には出現していないと報告している。
綿のBt毒素(Cry1Ac)にたいするH. zeaの抵抗性について、抵抗性が優性遺伝子で起されるため組換えでも通常のBt毒素の散布によっても同じように出現すると報告している。また抵抗性お出現は、感受性品種の量によっている。即ち少ない方がより早く現れる。また、Bt毒素の生産品種が面積が減少するに従って抵抗性出現の悪い影響も大きくなる。更に害虫からの保護作用をあげた第二世代の品種は、毒素の多様性とより安定な害虫抵抗性を示す。
詳しくは以下のサイトの全報告をご覧下さい。http://www.isb.vt.edu/news/2008/aug08.pdf