リスク評価に加えて、アグリバイオについては倫理的・社会的関心を払うべきである。Immaculada de Melo-Martin と Zahra Meghaniは、この点について「リスクを超えるもの:アグリバイオテクについてより一層現実的なリスクと利益に関する分析」と題してヨーロッパ分子生物学研究機構(EMBO)のEMBO報告で論じた。
リスク評価に関する疑問に対するアグリバイオについて限定的な倫理観について議論することは、問題を難しくしている。第一に、アグリバイオのリスクとベネフィットの議論が間違った前提の元に単に規範的な関心にのみ議論していること。第二に、技術的課題のディベートにおける枠組が討論に理にかなった参加者選びを制限している。「このような規範的やり方は民主的社会の科学的なエキスパートに当てはめるべきではなく、まともな公開審議とすべきであり、報道メディアや圧力団体の影響のないものでなくてはならない。」とMartin とMeghaniは、主張している。(本文は下記のサイトを参照)(http://www.nature.com/embor/journal/v9/n4/full/embor200839.html.