イネの収量向上に関与する遺伝子が同定された

中国のHuazhong農業大学の研究者によるとイネの収量及び低温耐性に関与する遺伝子を同定した。Nature Geneticsにイネの生産性に関わる成果が報告されている。
イネの生産性は、数種の特性で決まる。-花のクラスター当たりの種子数、作物個体の背の高さ、開花時期などで決まる。- これまでの研究によるとこれらの特性は第番目の染色体なあることが分かっていた。Qifa Zhangとその共同研究者は、数千ものイネを調べて今回の成果を得た。
Ghd7 遺伝子の欠失は、草丈を短くし、panicle当たりの粒数が少なくなる。またこれには、種の違ったものがあることが分かった。活性の低いもの、活性のないもの、またこの遺伝子の変種が温帯地域のイネの中に見つかった。このようなことを利用して栽培期間の短いところでの品種の開発が可能になった。要旨と本文は、下記のサイトにあります。http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/abs/ng.143.html