組換えワタの規制のある開放利用  アジア太平洋地域 

 オーストラリアの遺伝子技術規制部署(OGTR)は、自然環境(開放)系でのGMワタの規制内での利用に関する許可申請書を受け付けた。OGTRは、オーストラリアの英連邦共同体科学研究期間(CSIRO)からの申請を受け付けた。承認されると2008年10月から2009年6月の間にNarrabri,, New South Walesにおいて最大2haの開放系試験が実施される。組換え品種(MonoCott)は、綿実油を食用に改良したものである。この品種は、3種のワタの遺伝子の部分配列を持っている。この配列の発現は母体の相当する遺伝子の発現を抑え、綿実の脂肪酸組成を変化させると期待される。この品種は、抗生物質マーカー遺伝子であるnpyIIを含んでいる。OGTRは、開放経理用が人の健康や環境の安全性にリスクがないと結論できるリスク評価とリスク管理法の準備を終えている。
 詳細は、以下のサイトにあります。http://www.ogtr.gov.au/ir/dir085.htm