1月20日(土)、旭川市内において、旭川市、旭川食品加工協議会、道立オホーツク圏地域食品加工技術センターの関係者(11団体20人)が集まり、大豆食品ビジネスをテーマに、懇談会を開催しました。
懇談会は、旭川食品加工協議会の金田道従事務局長(㈱大金代表取締役)の司会で進められ、活発な意見交換が行われました。その模様をお知らせします。
①北海道バイオ産業クラスター形成の取り組みについて
北海道の工業出荷額の50%をアグ
リバイオが占め、デンマーク1国にも相当する。北海道はバイオ産業に依存している訳で、先端バイオで新しいもの作り発展させていくことが必須である。道産
食材の品質と味を活かした特徴のある商品開発を進めて行きたい。 お互いに欠けている部分を補い、新しいものを作っていくシステムを構築して行きたい。
<冨田会長>
②オホーツク地域食品加工技術センターの研究開発事業センターから
「地域フーズビジネスのアプローチ」と題して、酵素加工技術による製品化、微生物利用による製品化、健康増進因子探索の研究開発が報告されました。
ほとんどが技術移転可能で、特に醸造免許不要の食酢製造、野菜うまみ成分を活用した調味食品製造、ヒト血栓溶解酵素含有食品製造、プロテアーゼ機能利用軟化加工技術への関心が高く、マッチングへの進展が期待された。<太田主任研究員、中村研究員>
③地域ブランド食品開発事業について
協議会では、上川管内が大豆の道内主要産地で安定供給できる環境にあることから、「大豆」を旭川地域の特性・風土に適した食品素材として取りあげ、大豆の地
域ブランド食品開発に取り組んでいる。有機栽培団体による品種試験栽培、枝豆・大豆形態での官能試験、脂質・糖度検定を行い、今後、「枝豆品種の大豆から
の豆乳製造」を中心に、協議会加盟企業で、豆乳利用食品を開発する。<金田事務局長>
④次回開催予定
・と き:平成19年2月20日(火)
・ところ:花月会館(旭川市)
・テーマ:道産食材の持つブランド力
西村HOBIA副会長(北海道東海大学長)から問題提起をし、懇談には旭川デザイン協議会長 小林 謙氏(北海道東海大教授)、旭川バイオテクノロジー会長 木村晃久氏に加わっていただく予定です。