HOBIA NEWS No.281

目次
●  ロシア事情                    HOBIA企画運営委員 黒田一寛
●  お知らせ
  ■  グリーンテクノバンク北方系機能性植物研究会
    研究会25周年記念シンポジウム  
   『道内農業・食品・健康ビジネス活性化戦略』
  ■  第7回札幌市食品衛生管理認定制度 市民フォーラム
   「食品の安全・改善と開発・従業員教育」
  ■  日本食品分析センター(JFRL)講演会のご案内

●  編集後記
*********************************************

●  ロシア事情                    NOBIA企画運営委員 黒田一寛
中国ビジネスは、メディアなどで多く取り上げられ、ビジネスを既に展開している企業も多いかと思いますがロシアについては未知の部分も多いのが実態です。そこで北海道経済産業局、北海道の極東ロシア市場(沿海地方、ハバロフスク地方、サハリン州)への取り組みについてヒアリングしてきましたので報告いたします。
1)北海道経済産業局 産業部 国際課
経済産業局では、東京でロシア全体について、北海道経済産業局は、ロシア極東地域について展開しております。
 ロシア極東地域では、沿岸地方、ハバロフスク地方、サハリン地方が対象となります。 北海道産業局では、H19年に寒冷地用の住宅を主にビジネス展開支援を為に基礎調査を行い、
平成20年にウラジオストクとハバロフスクにて北海道寒冷地住宅セミナーと商談会を開催しております。
 更に今年度から「北海道食品の海外販路拡大に向けた取り組(食クラスター関連事業)」を推進しております。
 ロシアでは、北海道はバイオが活発な地域であるとの印象が強まってきています。
また、アジア各国は、安全の観点課から日本の食材へのニーズが高まってきている状況です。
 とりわけ菓子類などを中心に付加価値の高い加工食品の海外販路の拡大を目指し以下の取り組みを実施しております。
①    海外バイヤー招聘による商談会の開催
A)     中国向け食品市場開拓セミナー(22年月日)(金融機関等との連携)

B)     中国バイヤー招聘による商談会(金融機関等との連携)

C)     東アジア(香港、台湾、シンガポール、韓国、中国など)からバイヤーを招聘し、札幌、北見にてセミナーと商談会(農水省、商工会議所等との連携)

②    海外展示会出展等の支援(商工会議所との連携)

③    道産食品の東アジアマーケット拡大向けた調査事業(北海道経済産業局独自)

(付加価値率の高い菓子類などをモデルに東アジアの消費者ニーズを把握し、商品開発・販路拡大の参考に資す)
また、北海道経済産業局では、「ロシアビジネス支援専門家紹介窓口」も開設しています。
 
お問合せ先:北海道経済産業局 産業部 国際課 国際係
      札幌市北区北条西丁目 札幌第一合同庁舎
 電話011-709-2311内線2605
 
2)北海道経済部商工局商業経済交流課 ロシアグループ
 ロシアとは、1990年に「友好的なパートナーシップに関する合意」を結び、経済協力発展プログラムを策定し、ロシアとは1回/年の会議を行っています。サハリン州とは1998年に「友好・経済協力に関する提携」に締結し、2001年に「北海道サハリン事務所」を開設、道年4月に「北海道ビジネスセンター」をユジノサハリンスク市に開設されました。
 但し、北海道ビジネスセンターは年が経ち、会員数が50社に減ってきて今年いっぱいで終了の予定だそうです。
 一方、道産食品はロシアで評判が良く、PRするために見本市(ウラジオストック)にも展示をしていくようです。
また北海道銀行がユジノサハリンに駐在員事務所を開設し、進出企業の支援を行っています。
http://www.hokkaidobank.co.jp/business/overseas/support02.html
 
●  お知らせ
■  グリーンテクノバンク北方系機能性植物研究会
 研究会25周年記念シンポジウム  
『道内農業・食品・健康ビジネス活性化戦略』
道内産業経済活性化のカギの一つが、農業(一次産業)と食品産業(二次産業)の活性化で、これまでも指摘されているように、健康機能性を解明することで付加価値を高めることとさらに販路・流通戦略を確立することが急務となっています。産学官連携で実施して来た研究会が本年25周年を迎え、道内基幹産業の真の活性化を目的に記念シンポジムが開催されます。
【日時】平成22年10月26日(火)13:30―17:30 
                 ( 開場 13:00 )
【場所】札幌ガーデンパレス2階「白鳥」
(札幌市中央区北1条西6丁目 TEL011‐261‐5311)
【参加費】無料
【主催】(NPO)グリーンテクノバンク、農林水産省
【後援】(予定)経済産業省北海道経済産業局、北海道、札幌市、北海道経済連合会、北海道中小企業家同友会、(財)北海道科学技術総合振興センター、(社)農林水産先端技術産業振興センター、(NPO)北海道バイオ産業振興協会、東海大学北海道キャンパス
13:30-13:40 主催者挨拶

13:40-14:40 記念講演
   「道内アグリ・フーズビジネス経営戦略」
   小樽商科大学専門職大学院・教授   瀬戸 篤氏
               (東海大学・客員教授)
14:30-15:30 基調講演
   「地域食資源の活用で経済活性化」
   旭川医科大学医学部・教授      吉田 貴彦氏

15:30-15:45 休憩

15:45-16:15
   「行者ニンニク等機能性山菜の栽培と事業化」

   バイオプランツファーム合同会社・代表  
                     井芹 靖彦氏
16:15-16:45
   「北方系機能性食材活用で大学発ベンチャ―の起業」
   東海大学・副学長(北海道キャンパス担当) 
                     西村 弘行氏
16:45-17:15 「道産機能性小果実活用の事業化戦略」

   (独)北海道立総合研究機構
   食品加工研究センター・研究参事   田村 吉史氏

17:15-17:25 総括

17:25-17:30 閉会挨拶

……………………………………………………………………………………………………

研究会25周年記念シンポジウム参加申込書 

締切:10月21日(木)

所属名

お役職

お名前

 

▼FAX:011-210-4477
お問合わせ:NPO法人グリーンテクノバンク
〒060-0002 札幌市中央区北2条西1丁目ピア・1 階  
Tel/Fax:011-210-4477
メールアドレス:gtbh@almond.ocn.ne.jp   (事務局長 八戸 三千男)

■  第7回札幌市食品衛生管理認定制度 市民フォーラム
「食品の安全・改善と開発・従業員教育」
【日時】平成22年10月29日(金) 9時00分~17時15分
【会場】札幌市中央区大通り西19丁目 WEST19 札幌市保健所 5階講堂
【交通】地下鉄東西線 西18丁目駅下車 すぐ
【プログラム概要】
  第1部 我社の食品衛生管理
      株式会社京王プラザ札幌、小樽製パン株式会社、
      株式会社エンバイロサービス
      シンポジウム
      -衛生管理の第三者評価を受けようとする動機、そして準備-
  第2部   改善と開発 -衛生管理と取引条件のための書類、理念と実態-
      北海道大学大学院農学研究院、(株)北海道シジシー、
      (株)消費経済研究所、ダイエー品質管理センター 
第3部 開発へ向けた講演
      北海道フードネットワーク(株)、田中製餡株式会社、
      中小企業基盤整備機構
第4部 従業員教育
      札幌市保健所、藤女子大学人間生活学部食物栄養学科
【定員】150名(定員になり次第締切)
【参加費】3,000円(当日会場にて申し受けます。昼食は各自ご負担
            ください。)
【主催】札幌市食品衛生管理認定制度衛生管理ネットワーク協議会
   日本食品科学工学会北海道支部 
 特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会
【申込先】札幌市食品衛生協会
    (札幌市食品衛生管理認定制度衛生管理ネットワーク協議事務局) 
   一般社団法人札幌市食品衛生協会 田中(TEL 011-614-8088)

 
■  日本食品分析センター(JFRL)講演会のご案内
【日時】平成22年11月16日(火) 13:30~17:00(13:00より受付)
【場所】札幌市教育文化会館 4階 講堂
    札幌市中央区北1条西13丁目(Tel 011-271-5821)
【講演テーマ及び講師】
  ①『食品の腐敗・変敗について~変色・膨張からウィルス汚染まで~』
     開演時刻:13:30
     講師:財団法人 日本食品分析センター大阪支所 微生物部 
                       副部長 吉田信一郎 氏
   ②『食品と健康を考える~微生物の可能性~』

     開演時刻:15:15
     講師:酪農学園大学酪農学部 食品科学科 応用微生物学研究室 
                        教授 菊池 政則 氏

【参加費】無料
【申込方法】会社名/住所/事業所名/所属部課名/役職/参加者氏名/Tel/Fax/E-Mail/質問・要望をご記入の上、以下のアドレスへメールをお送りください。
      ozawaj@jfrl.or.jp
  fukuokar@jfrl.or.jp
なお、お申し込みいただいた皆様へは次回以降E-Mailにてご案内状ならびに情報宅配(弊財団発行の食に関するトピックス)を発送させていただきます。
【締切】先着順に受け付けし、定員(130名)になり次第締切とさせて
     いただきます。
【その他】会場に駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
  その他お問い合わせは
  業務課 小澤、福岡  Tel  0123-28-5911 までお願いいたします。
 

●  編集後記

 今年の秋は、いつもと違うようです。9月24日に恒例の大雪山の銀泉台に紅葉を見に行きましたが雪で入れず、仕方がなく高原温泉へ。そこで見たのは、緑の葉の上に積もった雪景色でした。次の日は、キノコ採りに。落葉きのこ、ボリボリともに全然生えてない状態。地元の方に聞いたらどこも、生えてないとのこと。夏に続き今年は、異変の年でしょうか。
 池田町のブドウは、最高との事。2010年のワインは、ストックする価値があるようですよ。
さて、冬はどうなることか。スキーヤーの私としては楽しみにしています。

編集担当 HOBIA企画委員 黒田一寛

 

HOBIAのホームページ http://www.hobia.jp
               NPO法人 北海道バイオ産業振興協会
               札幌市北区北21条西12丁目コラボ北海道内
                           Tel・Fax(011)708-1611
             e-mail: メールお問い合わせフォーム