HOBIA NEWS No.296
目次
● GMに関するイラストコンテスト
HOBIA 名誉理事長 冨田房男
● お知らせ
■ 「関西バイオビジネスマッチング2013」
(参加企業募集)のご案内
■ 日本栄養改善学会北海道支部市民公開講座
● 編集後記
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● GMに関するイラストコンテスト
HOBIA 名誉理事長 冨田房男
「遺伝子組換え作物バイオテクノロジー(バイオテク)の利点とその可能性」に注目し、遺伝子組換えの農業生産性や我々の生活に対する現実の有用性と将来の可能性が一目でわかるようなイラストの募集を企画した。これは、HOBIAの主催で、賞金はNBIC(日本バイオテクノロジー情報センター)から、また多くの後援を得て行われた。
科学的に実証されている現代バイオテクのさまざまの有用性や利点は、よく知られるようになってきているが、その一般国民への正しい理解はなかなか進んでいない。このコンテストでさまざまのバイオテクの進歩のなかで我国政府が既に食用・飼料用などに輸入や栽培を承認している遺伝子組換え作物に焦点を当ててその有用性や利点、将来性に関したものを描くようお願いした。例えば、害虫耐性トウモロコシ、除草剤耐性のダイズ、トマト、ビート、青いバラなどがある。加えて世界的にみると気象変動による乾燥や冠水耐性、プロビタミンAや特定のアミノ酸が多い作物などが諸外国で開発されつつある。このように人口増加、食料増産、地球環境の保全などに遺伝子組換え作物が重要な貢献をすると期待されている。このようなことも今回の応募イラストに概念化して描いて頂きたいとお願いした。
同様の企画は、マレーシアが2年前に、フィリピンが昨年行っている。その成果は、大きなものと評価されている。カートゥーンあるいは今回のようなイラストは言語を超える力がある。つまり翻訳なしに世界に向けて発信できるものである。フィリピンの例では、入賞作品をカレンダーや広報の材料(コーヒーカップやT-シャツなど)にも使っている。
このような企画を札幌市内にある幾つかの学校にお願したが、代々木アニメーション学院だけが取り上げて下さった。代々木アニメーション学院は、北は札幌から南の福岡まで全国で10校の学院を開いている全国区のもので、今回の募集も全校で行って下さった。遺伝子組換え及び遺伝子組換え作物に関する資料を私が用意したが、これも使った講義を特別に組んでいただき全国から59作品集まった。一次審査を行い29作品に絞込み、この中から入選作を選んだ。作品の審査は、私、代々木アニメーション学院札幌校校長船本勝也さま、JBA会長大石道夫さま、HOBIA副理事長・企画運営委員長浅野行藏さま、先に同様のコンテストを行ったフィリピン、Dr.R. Aldemita博士にお願いした。いずれも優れた作品で、当初の予定を変更して入選作を12作品とした。これには、後にカレンダーを作ろうとのもくろみもあってのことである。
入選作品は、BioJapanでも展示をして、極めて好評だった。グランプリ賞に選ばれたのは、害虫耐性
トウモロコシの有用性、利点を見事に表している(図)。作者の堀井理沙さんが展示会場にこられたので制作のアイディアを聞いたところ、講義とインターネットで勉強したとのことでした。これは、正しい情報を得ようと思えばいろいろの手段があるとの証左と思った。これらの応募者にならって一般国民が正しい情報を学んで欲しいものと願っている。
● お知らせ
■ 「関西バイオビジネスマッチング2013」
(参加企業募集)のご案内
【日 時】2013年月6日(水) 10時00分~18時30分
【日 程】創薬関連、診断・検査試薬企業、機能性食品、
化粧品関連企業
【参加費】売り手企業は1社20,000円
【会 場】千里阪急ホテル
(大阪府豊中市新千里東町2丁目1番D-1号)
【内 容】参加各社2分程度のプレゼンテーションとポスター
及び製品の展示・説明
(※ 詳細は応募企業に直接お知らせします。)
詳細は次のURLへ:http://www.kinkibio-matching.biz/
【主 催】近畿バイオインダストリー振興会議
【申 込】HOBIA事務局
(jimu@hobia.jp Tel・Fax 011-706-1331)
【参加企業決定の手順】
応募企業を当会から近畿バイオに推薦 → 近畿バイオが選考、出展決定
(応募が3社以上の場合、委員会で2社を選考)
なお、参加企業にはHOBIAから参加費、旅費等の費用
として2社に5万円を限度として補助をいたします。
※ HOBIA参加企業からも参加企業を募りたいと思います。
関西地域を中心として、以西への営業を強める絶好チャンス
ですので、奮ってご参加されることを期待いたします。
HOBIA 企画運営委員会副委員長 富永 一哉
■ 日本栄養改善学会北海道支部市民公開講座
【日 時】2012年12月01日(土)13:30~14:30
【会 場】藤女子大学 北16条キャンパス
(北海道札幌市北区北16条西丁目)
【内 容】「メディアや宣伝広告に惑わされない食生活」
群馬大学教育学部 教授 高橋 久仁子 氏
【問合せ先】日本栄養改善学会北海道支部
TEL 011-251-7071 FAX 011-251-0783
● 編集後記
長い夏の影響か、やっと秋が来たかと思っていたら、遅い冬の到来です。秋は本当に短かったですね。冬は冬らしく寒くなり、雪が降った方が、食べ物にとっても経済にとっても良い結果となると思います。ただ、冬の節電は気になるところですね。呑み好きの私としては、アルコールで温まって早く布団に入る事が暖房の節電に繫がるような気がします。節電の方法も人よれそれという事で…。
編集担当 HOBIA企画委員 黒田一寛
HOBIAのホームページ http://www.hobia.jp/
NPO法人 北海道バイオ産業振興協会 札幌市北区北21条西12丁目コラボ北海道内 Tel&Fax(011)706-1331 e-mail: メールお問い合わせフォーム |