HOBIA NEWS No.291

目次
●  全国バイオ団体会議におけるHOBIAの発表内容
●  お知らせ
  ■  新年例会・交流会 の ご案内
●  編集後記
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●  全国バイオ団体会議におけるHOBIAの発表内容

<産官学連携の状況と課題>
【HOBIAの活動状況】
1)TPPに対応する技術としてのGMO利用について、理解を広める活動を行っている。北海道農業の現状や経済性に関する勉強会などを、農業関連の会員を中心に開催している。北海道庁のGMO規制に対しての緩和を求めるパブリックコメントの提出には至らなかったが、GMOに対する規制緩和を求める努力をしている。
2)NPO近畿バイオと共同関係を保ち、「関西バイオビジネスマッチング2011」へ会員企業を派遣して、ビジネスマッチングを図った。本年月も北海道から社を派遣予定である。
3)会員企業間の情報交流や他企業とのマッチングを活発化するために、会員企業への見学会ツアーやビジネスエキスポ札幌でのマッチングを行い、会員の事業の推進に資する様な活動を重点化した。
4)会員情報誌としてHOBIAニュースを毎月配信している。
5)年回の例会を開き情報交換および会員交流を行った。
6)部会活動などにおいて、環境バイオの技術紹介や情報交換を行った。また、この分野に関する他機関主催の講演会などの支援をした。

【HOBIA会員(企業の)活動状況】
公益財団法人 北海道科学技術総合振興センターが中心となって、北海道大学や道内医科系大学、北海道情報大学の研究者を主体とした文部科学省イノべーションシステム整備事業さっぽろバイオクラスター(通称「Bio-S」)にHOBIA会員企業も関与し、成果の事業化に参加している。今年度が最終年度となるため、より具体的な成果が求められると共に「食と医の融合フォーラム(研究会)」を新たに設置してBio-Sの成果を活用した事業について検討している。今後、道内1,400団体・企業が参画している食クラスタ―連携協議体とHOBIA自体も連動していく必要があろう。
 北海道経済産業局及び北海道科学技術総合振興センターでは、「北海道における薬用植物の活用及び関連産業振興に関する検討会」を設置し、HOBIAの会員企業を含む大学及び公的機関の研究者、製薬メーカー、食品メーカーとともに、北海道で栽培可能な薬用植物の食品等への活用方法について検討している。
 
【北海道の状況】
先頃、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区に指定された。「食品安全性・有用性評価プラットフォーム」の構築、さらに国際的視野から市場ニーズに合致した高付加価値食材やバイオ食品を作出するかが大きな課題となる。次年度より本事業にHOBIAが如何に係われるかを検討する必要がある。
 
<海外との提携・協力活動状況>
【HOBIA会員(企業の)活動状況】
 今年度札幌において開催されたつの大きなバイオに関する国際学会(国際微生物学協会連合(IUMS) 2011年大会及び第19回統合医療機能性食品国際会議(ICNIM))、Bio-Sによる「産学官連携からの事業化」をテーマにした国際シンポジウム、及びそれに連動したセミナー等が多数開催され、HOBIA会員企業を含む参加者は北海道のバイオ研究及び産業を国際的に周知することができた。

【北海道の状況】
 北海道バイオ産業クラスターは、EU欧州委員会による世界のバイオクラスターを対象とした調査において、発展段階で英米のクラスターに次ぐ番目の「成熟段階」と格付けされた。これにより欧米のクラスターからの注目が一層高まっており、フランスのフードクラスターとの間で、互いに企業を中心としたミッション団を派遣しての商談会等を行ったほか、カナダのバイオクラスターからも交流に向けたアプローチがあり、今後更なる海外展開の進展が期待される。
 
<国への提言、課題解決に必要な支援策>
地域イノベーション事業の後を受ける事業に対しての支援を強く期待する。
 GMO栽培に関する社会的認知拡大のための支援を希望する。国が所管する独立行政法人等でのGMO栽培試験を北海道内で行うなどの、実績をより積み上げてほしい。地域における規制緩和を強く促してほしい。
北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区に係わり、特定保健用食品の規格基準についての規制緩和に協力してほしい。

●  お知らせ
■  新年例会・交流会 の ご案内
毎年恒例の新年例会・交流会を下記の通り開催いたします。
   
■開催日時:平成4年1月31日(火)13:15~17:30
■開催場所:TKPガーデンシティー札幌きょうさいサロン
      カンファレンスルームN3,N4
     (札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル4F)
■参加料:例会 無料(会員以外 1,000円)  交流会500円
■講演概要:
●遺伝子組換え農作物について 
     -世界の動向とわが国の現状-
    特定非営利活動法人国際生命科学研究機構
  バイオテクノロジー研究部会長 橋本昭栄 氏
 ●ハーバーグループにおける北海道での新事業展開
    株式会社ハーバー研究所取締役
   K&K生命科学研究所ディレクター 柴田 浩樹 氏
■申し込み:平成24年1月26日までにお申し込みください。
 メール:jimu@hobia.jp  FAX:011-708-1611

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講演会

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●  編集後記
 今年の岩見沢方面は、42年ぶりの積雪記録更新だとか、最近、冬が暖かくなったとか、温暖化だとか聞かされていますが、このような年もあるのですね。冬が寒いと農作物が豊作という話も聞きます。寒波、大雪で大変な事が多いと思いますが、少しは良い所にも目を向けたいと思います。スキーを楽しむ子供たちにとっては、最高の冬かもしれませんね。
  

編集担当 HOBIA企画委員 黒田一寛

 
       HOBIAのホームページ http://www.hobia.jp/

NPO法人 北海道バイオ産業振興協会

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