北海道では「遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」によって道内での遺伝子組換え作物の栽培が規制されている状況にありますが、海外ではすでに大規模に遺伝子組換え作物が栽培されています。そうした栽培国では、遺伝子組換え作物と、非遺伝子組換え作物が同じ地域で栽培されており、栽培にあたっての考え方として「共存」(Co-existence)があります。
このたび、ヨーロッパで遺伝子組換え作物の栽培大国であるスペインから、花粉の飛散距離と交雑についての研究を行っている研究者と、実際に遺伝子組換えトウモロコシを栽培している生産者をお招きする機会を得ました。このお二人を講師として、交雑防止措置に関する研究なども含めスペインでの「共存」の考え方や、「共存」を実践していくうえでの課題についてお話いただくセミナーを、下記により開催いたします。貴重な機会ですのでぜひご参加ください。ご参加は、下欄にご記入のうえ、3月12日(水)までにFax:011- 706-1331へお申し込み願います。
日 時: 2008年3月15日(土)13:00~16:30
会 場: 北大情報教育館 スタジオ型多目的中講義室
(札幌市北区北17西 北大情報教育館3F)
テーマ:海外で遺伝子組換え作物と非組換え作物はどのように栽培されているのか ~スペインでの実践例と交雑防止に関する調査研究~
講演者: Ms. Montserrat Palaudelmàs Carles
(スペイン・カタロニア州農業食品研究開発研究所・研究員)
Mr. Juan Antonio(スペイン農業生産者)
<逐次通訳があります。>
主 催: 北海道バイオ産業振興会(HOBIA)、
日本食品科学工学会北海道支部
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