HOBIA第109回例会のご案内

日時:6月29日(火)

会場:北海道大学 研究交流会館(正門を入って左の建物)1F小講堂
HOBIA平成22年度 総会13:00~14:00
第109回例会 14:15~17:00

14:15~14:20 理事長挨拶  吉野次郎
14:20~15:50
講演1:Rapid Progresses of Recombinant Crops in China and other Asian Countries
中国及びアジアにおける組換え作物の急速な進展
演者 Dr. Randy Hauther (ISAAA)(国際アグリ事業団)同時通訳あります
【要旨】商業的遺伝子組換え作物栽培の導入はその第一大規模の商業栽培が1996年に開始されて以来世界で拡大を続けている。2009年には25カ国が遺伝子組換え作物を商業栽培し、しかもそのうち16ヵ国が途上国であり、工業先進国は9ヵ国であり、1億3400万ヘクタールに4種の主要作物が植えられており、それは2008年と比較して7%の伸びであった。
アジアで2009年の最も重要な進展は、中国がBtイネ(害虫耐性イネ)と高フィターゼトウモロコシ(飼料用トウモロコシ)にバイオ安全性の認定を与えたことである。これはこれらの極めて重要な食用作物と飼料作物の遺伝子組換え品種を3年以内に商業栽培を可能にさせるものである。この二つの重要な認証の影響の大きさは計り知れないものである、一重に中国に留まらず残りのアジアに、更には全世界に大きなインパクトを与えるものである。インドとフイリピンもまた遺伝子組換えワタとトウモロコシについてそれぞれ商業的導入の基盤を整備しつつある。更に、遺伝子組換え作物の研究開発は、アジア全体で拡大・進展し、目白押しの状況にある。その結果さまざまの遺伝子組換え製品が次の5年以内に商業ベースで手に入るようになると想定される。

16:00~17:00
講演2:「食品の機能表示をめぐる日本と海外の状況」
演者:小砂憲一氏  株式会社アミノアップ化学代表取締役会長
【要旨】日本では「健康食品」という法的定義が存在せず、薬事法、健康増進法、食品衛生法、景品表示法など複数の法律で取り扱われるために、色々な問題や混乱を引き起こしている。海外主要国ではヘルスクレームを表示する制度の確立と、サプリメントに対する法制化として明確に制度化されている。本講演では弊社製品の実例を紹介し、国内外の制度を紹介、概説する。

本例会は、NBIC(日本バイオ情報センター)との共催で行います。

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