GMバナナの規制及び制御下での開放利用

 クイーンズランド工科大学はOGTRに規制管理下でのGMバナナの開放系栽培の申請をオーストラリア遺伝子技術規制部署(OGTR)に提出した。承認されるとCassowary Coast, Queenslandで2008年から2010年の間に1.4haまでの開放系栽培が行なわれる植物病原菌から植物を守ると考えられる線虫(C. elegans)のced遺伝子を入れた品種である。この遺伝子は、病原菌の進入によるプログラムされた細胞死(アポートーシス)を阻害するタンパク質をつくると考えられている。この遺伝子は、また生育や発生にも栄養を与えると考えられる。また更にさまざまの非生物学的なストレスにも抵抗性を示すと考えられている。このバナナ品種は、抗生物質選択マーカー遺伝子nptIIをもっている。OGTRは、開放経理用が人の健康や環境の安全性にリスクがないと結論できるリスク評価とリスク管理法の準備を終えている。詳細は、以下のサイトにあります。http://www.ogtr.gov.au/ir/dir079.htm