HOBIA NEWS No.282

目次
●  お知らせ
  ■  私立大学環境保全協議会  平成22年度環境保全フォーラム
    『廃棄物処理システムの構築と環境資源利用戦略』
  ■  平成22年度 地域バイオ育成講座 in 函館
●  編集後記
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●  お知らせ
■  私立大学環境保全協議会 平成22年度環境保全フォーラム
『廃棄物処理システムの構築と環境資源利用戦略』
わが国の新成長戦略にグリーンイノベーションが掲げられる中、道内地域の環境・エネルギー問題は益々重要性を増しています。環境保全の課題は今や産学官連携で取り組まねばならず、環境静脈産業の育成と雇用の創出が急務となっています。各大学では、一般廃棄物の分別回収、実験室における排水処理や重金属・有機溶媒などの毒物・劇薬処理さらに医療系廃棄物処理に関して情報交換をしながら適正処理を検討しています。一方、道内には、膨大な量の陸海産業廃棄物が排出されており、有効な再資源化が望まれています。このような状況下で、産学官連携で環境保全に取り組むことが益々重視され、その一環でフォーラムを開催します。
【日時】平成22年11月24日(水)13:30-17:00
【場所】札幌ガーデンパレス4階「平安」
(札幌市中央区北1条西6丁目 Tel 011-261-5311)
【主催】私立大学環境保全協議会
【後援】(予定):経済産業省北海道経済産業局、北海道、
        札幌市、エコロジア北海道21推進協議会、
                    北海道循環資源利用促進協議会、
                    NPO法人グリーンテクノバンク、
            NPO法人北海道バイオ産業振興協会
【講演】1.「道内有機性循環資源の利用戦略」   
                          北海道大学名誉教授 松田 從三氏
2.「実験廃液分別の必要性と廃棄物からの
                  資源リサイクルについて」
                 アサヒプリテック(株)環境事業部 
                                 課長 関根 茂喜氏
3.「農畜産廃棄物等の処理・利用」
              (独)農業・食品産業技術総合研究機構
                北海道農業研究センター資源システム研究北海道
                                  サブチーム長 森岡 理紀氏
4.「北海道の循環型社会形成推進に向けた取組」
              北海道環境生活部環境局循環型社会推進課
                                  主査 八川 真幸氏

平成22年度環境保全フォーラム 参加申込 締切11月20日(土)

申込先:〒005-8601札幌市南沢5条1丁目1-1東海大学札幌校舎
   TEL 011-571-5111        ▼ FAX 011-571-6903
          E-mail nishimura@tspirit.tokai-u.jp(副学長 西村弘行)

■  平成22年度 地域バイオ育成講座 in 函館
【日時】平成22年11月25日(木)午後1:30
【会場】北海道大学大学院水産科学研究院
                マリンサイエンス創成研究棟オープンスペース
(函館市港町3-1-1、電話0138-40-5560)
【内容】1.「電子顕微鏡のバイオ・食品分野への応用」
―SEM・TEMでの最新技術と観察事例の紹介―
株式会社日立ハイテクノロジーズ
ナノテクノロジー製品事業本部
グローバルアプリケーションセンタ
電子顕微鏡グループ 統括主任技師
               医学博士中澤 英子氏
2.「原子間力顕微鏡が拓く新しい生命科学と
      バイオ産業への応用」
  北海道教育大学函館校環境科学専攻 生物工学研究室

   准教授 博士(工学) 松浦 俊彦氏

3.「ホタテ貝殻を有機物資源と捉えた結晶構造の制御」
   函館工業高等専門学校 物質工学科   
          教授 博士(工学) 小林 淳哉氏
4.総合討論
【懇親会】「花鳥風月」http://gourmet.hakonavi.ne.jp/izakaya/kacyou.html
【主催】 地域バイオ推進実行委員会
(北海道、北海道経済産業局、道央バイオ研究交流会、非営利活動法人グリーンテクノバンク、財団法人函館地域産業振興財団、旭川バイオテクノロジー推進懇話会、財団法人十勝圏振興機構、北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センター、道東バイオ研究交流会、特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会)
【後援】函館市、北海道大学大学院水産研究院
【講演要旨】
1.「電子顕微鏡のバイオ・食品分野への応用」
―SEM・TEMでの最新技術と観察事例の紹介―

ナノメートルの解像力で観察可能な電子顕微鏡はバイオから半導体まで様々な分野の解析ツールであり、最近の簡易型電子顕微鏡は小学校や地域の理科クラブで利用されている。本講演ではバイオ分野を中心に最新の電子顕微鏡及びそのアプリケーションを紹介する。
 
2.原子間力顕微鏡が拓く新しい生命科学とバイオ産業への応用
生体分子のナノスケール観察が可能な原子間力顕微鏡(AFM)は、試料を「観る」だけではなく、「操る」ことや相互作用を「測る」こともできる。本講演では、AFMを使ったバイオ分野の基礎研究や産業への応用について紹介する。
 
3.ホタテ貝殻を有機物資源と捉えた結晶構造の制御
通常、貝殻は「無機物質」としてのリサイクルの対象になっているが、有機物が約1%含まれ貝殻の結晶形状等に影響を与えている。本講演では、有機物の働きをコントロールして、貝殻結晶を球形あるいは薄片状に再結晶させる技術について紹介する。

●  編集後記
皆様は、もう冬支度がお済みでしょうか。本格的に寒くなる前の11~12月は、各地でセミナー、展示会などの行事が盛んに行われる季節です。HOBIAも地域バイオ育成事業を函館、恵庭の開催、環境保全フォーラムの後援など積極的に展開していく予定です。今回は、行事のお知らせだけですが、楽しい記事も載せていきたいと思います。

編集担当 HOBIA企画委員 黒田一寛

 

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