ワイン用ブドウのフィンガープリント探求に科学者が乗り出した

米国農務省農業研究サービスのMallikarjuna Aradhya氏によるとARSは次年度までにワイン用ブドウのDNA塩基配列を決定するといっている。2,800の野生種、稀少種、栽培種のほとんどすべてが北カルフォルニアの遺伝子バンクにその遺伝的特性が記録されている。これらの遺伝情報はブドウ育種家がアントシアニン含量の増加やresveratrol(ファイトアレキシン)のレベルを高めるなどの特性を特定することで将来のスーパーマーケットで消費者の注目を集めることが出来ると考えられる。
Aradhya氏とその共同研究者は1,100の良く知られているブドウと300の野生種について既にフィンガープリント法での解析は終えている。彼らは遺伝子マーカーとしてマイクロサテライトと呼ばれるDNA断片を使っている。個のマーカーがワイン用、干しブドウ用、そして生食用のブドウ及び関連種には必要であることが既にに解っている。一方、余り良く知られていないものでは信頼のおける同定には倍のマーカーが必要であると知られている。Aradhya氏はこれはブドウの分類学がまだ混乱の状況にあるからと
述べている。
全報告は、以下のサイトにあります。
http://www.ars.usda.gov/is/pr/2008/080826.htm