オーストラリアのCrop Biofactories Initiative (CBI)の研究者は、30%まで不飽和脂肪酸(UFA)を蓄積できるシロイヌナズナ(Arabidopsis)を作成した。不飽和脂肪酸は、プラスチックス、塗料、化粧品に用いられる石油化学品の原料である。
UFAを植物でたくさん生産できれば、“greener”オイルの植物からの生産でプラスチックスの石油化学品からの合成を代替できる。CSIROの植物開発チーム長のAllan Green博士によると作物をバイオ工場とする作物の利用は、バイオに基盤を置いた生産物により大きな可能性を開くものであると述べている。また、更に加えて、我々は、適切な遺伝子、生合成経路の理解、油糧作物の育種技術を持っているので近い将来商業的に有用なUFAレベルの作物を作れる自信があると述べている。CBIはCSIROと穀物研究開発会社(Grains Research and Development Corporation =GRDC)の両者によって支援された12年間のプロジェクトでGM油糧作物から新規工業製品を生産することを目標としている。
詳細は、下記のサイトにあります。
http://www.csiro.au/news/GreenPlasticsFromPlants.html