設立趣意書

HOBIAは特定非営利活動法人化(NPO法人化)に向けて申請を行い、平成14年9月10日認可を受けました。NPO化につき、以下についてお知らせいたします。

設立趣旨書

1 趣 旨

 冷涼な気候、豊富なバイオ資源など優れた地域特性に恵まれた本道では、バイオテクノロジーが、一次産業や食品関連産業をはじめ、様々な分野に浸透しております。道民生活の向上を図るためには、バイオテクノロジーの暮らしや環境への利用やバイオインダストリーの振興が期待されています。

 当協会は、昭和60年に設立されて以来、バイオテクノロジーの普及を通じて、本道の豊かな自然環境を守りながら、安全で快適な暮らしや活力ある地域づくりに努力して参りました。特に平成3年以降は北海道バイオプラネット21行動計画を立案し、”産産学学官官”のネットワーク形成並びにパブリックアクセプタンスの強化などによって「バイオアイランド北海道」を築くための様々な活動を行ってきました。

 近年、バイオテクノロジーの利用が、遺伝子組み換え食品などの食生活から遺伝子治療などの医療分野まで急速に拡大する中、当協会では、これまでの活動をより一層強化・充実するために、特定非営利活動法人として新たなスタートを切ることにいたしました。

 この法人は、道民の、道民による、道民のための「バイオアイランド北海道」をめざし、バイオテクノロジー及び同製品・サービスに関し、地域住民並びに大学、試験研究機関、産業、行政等に対して、科学的で分かり易く、生活者の視点からバランスのとれた情報発信及び双方向のコミュニケーションを行うとともに、公開セミナーや技術研修のほか、産学官の交流会や国際協力活動、環境保全や保健医療とバイオとのかかわりについての情報提供など各種事業を行い、バイオテクノロジーに対する道民の理解を深めながら、道民生活の安定と向上を図るとともに、社会全体の利益の増進に貢献し、まちづくりに寄与することを目的としております。

2 申請に至るまでの経過

 この団体は、バイオテクノロジー普及のための推進組織として、昭和60年4月1日に任意団体として設立されていますが、平成12年4月21日に開催された年次総会において、組織見直しと強化等の決議がなされました。

 この団体の内部に設置していた企画運営委員会におきまして鋭意検討を重ねてきた結果、特定非営利活動促進法に基づく特定非営利活動法人格を取得し、組織体制の強化を図ることが、この団体の趣旨に最適であるとの結論に達し、平成13年4月20日開催の年次総会において会員の意志を確認のうえ、諸準備を進め、平成14年4月25日開催の設立総会において特定非営利活動法人格取得について、満場一致で承認され、本申請に至ったものです。

        平成14年4月25日
        特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会
        設立代表者 
                冨 田 房 男    印