組換え作物及びバイテク施策に関するアジアの動向

 アジアでのGM食品がこの地域での質の良い食品の急伸する需要のもとで更に増加することは極めて可能性の高いことである。「アジアは、GM作物と食品によって拓かれた道に沿って新しいクラスの製品を生み出すバイオテクノロジーの利用で世界をリードする力がある。」とシンガポールのナンヤン技術大学にある国立科学及び科学教育研究所のPaul Teng博士が語った。
 Asian Pacific Journal of Clinical Nutritionに著した総説でTeng博士は、組換え作物の利用によるバイオ除虫剤、バイオ肥料などのバイオ農業へのアグリバイオ利用が、その第一の波である。これらに続いて直ぐにバイオ農業又はバイオ作物で医薬品の製造、エタノールやディーゼル油の生産が加わり、さらに多様な用途が考えられる複雑な炭化水素の生産や土壌、大気、水の中の毒物や望ましくない化学物質を吸収するようにしたバイオリメディエーションへのバイオ植物の利用が入ってくると考えられる。
詳しくは以下のサイトでDr. Paul Tengに問い合わせ下さい。
paul.teng@nie.edu.sg