EFSAはGMトウモロコシを禁止する科学的証拠はないと宣言

 ギリシャとハンガリーが、それぞれ独立にEuropean Commission (EC)に、承認されているGMトウモロコシ(Mon810)の栽培を暫定的に禁止していることに対して意見書をだした。禁止は、GMOの環境への放出に関するEC条例23 項 (2001/18/EC).に関わるものである。その結果としてECがヨーロッパ食品安全委員会 (EFSA)のサイエンスパネルにGMOパネルを作りMON810がヒトの健康と環境に対してよくない影響を与えるのかの科学的検証を要請していた。
 「GMOパネルは、全ての根拠ある出版物やギリシャ及びハンガリーの権威ある機関からの情報をもとにして先に提出されているGMトウモロコシのリスク評価を覆すような新しい科学的証拠はない。」と結論した。またEFSAは、ギリシャとハンガリーから提出された論議に対してこれを引き伸ばす科学的根拠もないとした。すなわちトウモロコシMON810の開放系栽培がヒトと動物の健康および環境に悪影響を与えることはありえないとした。
 更に詳しい情報は、下のサイトにある。http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/gmo_op_ej757_greek_safeguard_clause_on_mon810_maize_en,0.pdfhttp://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/gmo_op_ej756_hungarian_safeguard_clause_on_mon810_maize_en.pdf