FOODEXJAPAN2007 出展報告

<前号で、この事業への参加概要を記載しておりましたが、今号では実際の成果について報告します。>

フーズ&アグリバイオネットワーク活性化事業では、この度、アグリビジネスの製品情報の発信、新規顧客の開拓、商品ブランド確立、販路拡大を支援するため、
アジア・環太平洋地域最大の食品・飲料トレードショーであるFOODEXJAPAN2007「全国食品博ゾーン」に、こだわり食品、食材を集めたブース「バイオアイランド北海道」を出展しましたので、その成果を報告いたします。


FOODEXJAPAN2007は、過日3月13日(火)~16日(金)幕張メッセにおいて、社団法人日本能率協会他5機関の主催で開催され、本事業からは、西オホーツク、オホーツク地域食品加工技術センター支援企業、十勝、道央から、拠点企業9社が出展しました。来場者は4日間で概ね2,340名に達しました。 ブースは、2小間(間口5.4m×奥行2.7m)を確保し、各企業横並びで展示しました。

1.出展するにあたり、本ブースでは、「機能性や良質の食材を提供できる製品」の紹介を目的とした。 2.出展のあらまし1)西オホーツク出展企業(製品・特徴・感想)
①(有)大地の香(だったんそばsuperさらりん顆粒)

FOODEXJAPANに向けて、新包装の商品を開発。量販店を通さず直販し、顆粒にして輸送コストを削減。一日分1g包装を3包で1パックとし、会場内で配布、名刺交換するお客様に送って顧客化を目指す。
・添加物について敏感な方が多い。
・販売について、人と人を繋ぎ、それを販売ルートにのせて行くというシステムに良い評価を頂き、取り入れて下さる企業も何店舗かあった。
②(株)グリーンズ北見(オニオンエキス/オニオンスープ、オニオンファイバー)

産地直結の商品製造を行い、安全・安心な原料の確保から製造まで一貫した管理体制を築いて商品提供していることをPR。
・インターネットでの販売の認知度があった。
③(有)冨田ファーム(ナチュラルチーズ(冨夢・おこっぺ大地めぐみ・山のチーズ)牛乳(香のしずく)飲むヨーグルト(杜のヨーグルト))

循環農法、有機栽培農法による化学肥料を使わない牧草作りを行い、安全・安心・高品質な牛乳を生産していることPR。
・ヨーグルトに関して、あまり甘くなくて飲みやすくて良い。
・チーズは好評であった。
④KITAMIブランドの会(きた味おにおんスパイス、きた味おにおんスパイス・バジルブレンド)

タマネギの生の風味を損なわないフリーズドライを選択し、様々な改良を経て風味豊かな味をPRした。・タマネギの風味が強い。
・さっぱりとしている。
⑤雄武町商工会(ダッタンそば海鮮お茶漬け(鮭・ほたて)ダッタンそば海鮮ふりかけ(鮭・ほたて))

オホーツク産の海産物の風味と食感を生かした佃煮の製法を用い、お茶漬けは出汁を「煮こごり風」にアレンジ、ふりかけは、しっとり柔らかく仕上げたことをPR。
・お茶漬けは、煮こごり風になっていることが興味を引いていたが、2食分だと残った分を保存するために蓋があればよいとの意見もあった。
・両製品とも、冷蔵であることがネックになるようであったが、添加物が一切入っていないことには評価が高かった。
⑥(株)相生振興公社(あいおい味噌)

北見の玉ねぎをベースに独自の発酵工程で作り上げたことをPR。
・北見のタマネギを使っているということで、自然食品関係の引き合いが多かった。
・添加物が入っていない点を評価された。
・北海道北見産のタマネギというと反応が良かった。
⑦オホーツク地域食品加工技術センター(ハバネロビネガー)

醸造免許不要で作れる食酢をPR。
・製造方法や商品に魅力を感じるが、使用目的が浮かばない
⑧井原水産株式会社(マリンコラーゲン)

独自の技術で海洋性コラーゲン(サケ)の製造方法を確立。海洋性ならではの特徴を生かし安全性の高い原料として幅広い分野に利用できることをPR。
・北海道、鮭のイメージは良い、原料を問われたときに安心して開示できる。
・コラーゲン関連商品に対しても、興味を引いていた。
⑨(有)十勝しんむら牧場(ミルクジャム、ミルクジャムミニ、ヨーグルト、クロテッドクリーム、フローズンヨーグルト、スコーン、アイスクリーム、飲むヨーグルト)

北海道十勝で放牧酪農から、健康な土作りを基に季節感のある牛乳を生産。その牛乳から牧場ならではの商品作りをPR。
・ヨーグルト、ミルクジャムミニに対して興味を引かれている方が多かったため、生産量・特徴・販売日・業務用の有無などを聞かれた。

(アグリ事業スタッフ 西陰華代 記)