―盛会裏に終了―
(2009.3.6、13:00~16:40、北海道経済産業局6回第3会議室)
バイオインダストリー振興団体全道会議
1、北海道バイオ産業振興協会(略称:HOBIA)冨田会長から、全道会議開催の挨拶に続き、HOBIAの活動状況、バイオを取巻く最新状況の報告があった。
・北海道バイオ産業成長戦略との連携活動
・バイオインダストリー協会(東京)とのネットワーク活動
・北海道のバイオ産業を代表してバイオ団体全国会議の議長としての全国への情報発信
・国際アグリバイオ事業団(ISAAA)の日本支部としての活動
2、講話は、北海道経済産業局地域経済部バイオ産業課課長補佐 工藤良一氏による「北海道バイオ産業成長戦略」の進捗について、
また、北海道経済部商工局産業振興課バイオ・新産業グループ主査(バイオ産業)黒須成弘氏による「北海道のバイオ産業振興施策について」であった。
3、各地の産業振興団体から、地域の特徴、話題等が提供された。以下は発言順、概要。
・函館地域産業振興財団北海道立工業技術センターからは書類で地域の活動と今後の展開として、発酵食品、細菌検査技術、農水産物の種判別、等が挙げられた。
・北海道立十勝圏地域食品加工技術センターでは、地域資源高付加価値研究会15社の成果、高機能の素材開発の市場化で実績が出ていることが報告された。
・道央バイオ研究交流会から、食と健康に絡めた新製品、地場らしいものへの取組みが報告された。
・旭川バイオテクノロジー推進懇話会から、食品加工研究センター構想実現へ向けた旭川食品産業支援センター設立が報告された。
・グリーンテクノバンクから、多様なコーディネータ事業の活躍が紹介された。
4、HOBIA西村副会長から、全道産学官ネットワーク推進協議会等、他団体の活動が紹介され、閉会の挨拶が行われた。
地域バイオ推進実行委員会総会
冨田地域バイオ推進実行委員会委員長が、議長となり開会され議事が進行した。
1、平成19年度事業報告・収支決算、並びに監査報告が伊藤監事から行われ承認された。
2、平成20年度事業報告・収支決算、並びに監査報告が伊藤監事から行われ承認された。
3、平成21年度の事業計画が承認され、収支予算が了承された。
地域バイオ推進講座の開催候補地として、旭川地区、帯広地区が最優先候補として推された。講座開催は、地元メディアへの広報が重要であることが指摘された。
4、浅野HOBIA理事・企画運営委員長から、各地の振興団体の活動をHOBIAのホームペ
ージ、或いは、WEBでのリンクが提案された。
5、浅野HOBIA理事・企画運営委員長から、北海道の食中毒発生、衛生管理面、等の都府県の比較が報告され、北海道にイメージとしての優位性があるうちにこれら衛生面への確りした対応が必要であるとの重要な警告がなされた。
以上をもって閉会。
*平成21年度の近畿バイオインダストリー振興会議との交流事業は、7月開催で検討されており、開催地は函館が最有力候補地となっています。
全道会議で報告のあった産業を全国に発信する絶好の機会です。
全国への発信企業を募ります。
*次回の全道会議開催テーマ、開催時期を検討します。
21年度に、北海道が全国へ発信したい産業を各振興団体から募り、テーマを絞り、それに関係する高度なバイオ技術や世界の状況を紹介する企画を実施します。ご連絡下さい。