セルロース生産藍藻類:微生物由来のバイオ燃料の原料としての可能性

http://www.utexas.edu/news/2008/04/23/biofuel_microbe/
http://www.checkbiotech.org/green_News_Biofuels.aspx?infoId=17686

オースチンのテキサス大学の科学者は、耕作不適地を利用して、バイオ燃料用飼料賭して使えるセルロース生産の藻類を開発した。この藻類は、藍藻類に属するである。R.Malcolm Brown, Jr と Dr. David Noblesのチームは、彼らの研究対象であるセルロース生産藍藻は、グルコースやスクロースのような単純な糖を分泌することも発見した。これらは、バイオエタノール生産の原料になるものである。微生物の開発に当たって科学者は藍藻類を選び、非光合成菌である酢酸菌、Acetobacter xylinum,のセルロース生産遺伝子を導入した。このセルロースにはリグニンが存在しないことが知られている。光合成能と窒素固定能力のあるこの微生物は、安価な培養のための原材料からバイオ燃料用飼料を作るために培養可能である。その特徴は、(1)この新藍藻類は太陽エネルギーを利用して増殖させ、糖類とセルロースの分泌が可能である。(2)藍藻を傷つけたり、破壊することなしに連続的にグルコース、セルロース、スクロースを生産できる。(3)藍藻は、化石燃料由来の窒素肥料なしに、大気中の窒素固定で栽培可能である。Brownと Noblesによると藍藻は、人や作物に不適な塩水を使い、非農耕地を使って生産で出来るとしている。

安全で安価なセルロースからのエタノール生産

http://ethanol-news.newslib.com/story/8483-348/
http://www.biofuels-news.com/news/new_yeast_bio.html
http://www.ecofriend.org/entry/super-yeast-to-help-cleaner-fermentation-for-bioethanol-production/

月桂冠総合研究所は、chaff (protective seed casings of cereal grains) や水稲藁など非食用植物原料を用いたエタノールの新製法を発表した。この技術で亜臨界水をもちいて前処理を行い、一段階で糖化とエタノール発酵をセルラーゼを生産できる組換え酵母を用いるものである。従来法でのセルロースからのエタノール生産は、(1)酸等でセルロースを処理してリグニンラッピングを除いてセルロースを露出させる前処理、(2)セルロースを使って糖化する、(3)その糖を酵母でエタノール発酵してエタノールを得る であった。月桂冠の技術では、亜臨界水 (150oC to 370oC)を用いることで硫酸などを用いない環境にやさしい技術であるとしている。セルラーゼを生産できる組換え酵母を用いることで糖化とアルコール発酵を同時に行なうことで生産コストが下がるとしている。

EFSAは、GMOパネル報告を更新

ヨーロッパ食品安全保証機構The European Food Safety Authority (EFSA)は、現行のGMOパネルの指針を改定するために環境に関する総合EU委員会から補遺を出した。この指針は、最新の知見に基づく様々の方法で行なわれた環境リスク評価に関するEFSAの委員会での議論を取り込んだものである。この報告には環境への影響を見るための野外試験法の設定や長期環境影響についても含まれている。
さらにEFSAのGMOパネルは、指標生物以外に対する自己試行を通しての環境リスク評価を開発することを継続する。ここには、GMOが指標生物以外(例えば昆虫、蝶や甲虫など)に対するに与える潜在的な悪影響、GM植物で発現している昆虫抵抗性が対象していないものに対する影響を把握することも含まれている。
報告は、以下のサイトにあります。http://www.newsfood.com/Articolo/International/2008-04/20080402-Mandates-related-environmental-risk-assessment-GM-plants.asp

地球規模での課題に挑戦するモダ-ンテクノロジー

ゲノミックス、プロテオミックス、メタボロミックの総合として、バイオテクノロジーは、農業の生産、管理、及び及び持続的発展及び経済発展に関する諸課題に大きく関与できる。「ゲノミックス、プロテオミックス、メタボロミック:バイオテクノロジーの最近の進歩」に関するシンポジウムがパキスタン、パンジャム大学、微生物学及び分子遺伝学学部で開催され、これらの課題の重要性が力説された。シンポジウムは、パキスタン高等教育委員会、国立バイオテクノロジー委員会、生物科学に関するコアグループとの共同で、実施された。

190人に超える代表的研究者がワークショップに参加し、動物、植物、微生物を我々の成果鵜の質を上げるために論議が行なわれた。また、ゲノミックス、プロテオミックス、メタボロミック分野が世界的科学全域におけるギャップを埋めるための議論も行なわれた。http://www.dawn.com/2008/04/21/ebr4.htm

マレーシアは、代替動物飼料について熟考を重ねる

マレーシア政府は、トウモロコシの栽培や椰子の核を動物の代替飼料として開発研究を行なうことの評価と可能性の提言を行なう予定である。これはマレーシアにおける動物飼料に関するワークショップから出てきたものである。これらの戦略は、マレーシア科学アカデミー(ASM)、マレーシア農業研究開発研究所(MARDI)、マレーシアプトラ大学、マレーシアバイオテクノロジー情報センタ(MABIC)によってマレーシア科学アカデミー(ASM)のタスクフォースのイニシアティブのもとに行なわれたものである。

輸入飼料のコストを下げるための問題点、飼料製造における課題、飼料の生産とその利用に関してその解決方策を明らかにし、その対策の論議のためのワークショップが開催された。ワークショップの結果は、公表されると共に政策策定のために提言としてまとめた報告を政府に提出する予定である。
詳細については、以下のサイトのMahaletchumy Arujananにお尋ね下さい。maha@bic.org.my